こんにちは、からまるです。

2月に刊行した『プロ秘書だけが知っている永田町の秘密』(講談社+α文庫)の著者・畠山宏一さんから激ヤバネタをゲット! そうか、今はそういう政局なのか、と腑に落ちました。近日中に記事が出るかもしれません。

     *     *

さて、一昨日の日記で「編集者の初心」について書きました。今週月曜日(23日)夜のNHKは出版業界人必見2本立てのような番組構成でしたね。まず「ファミリーヒストリー」では坂本龍一さんが登場して、父方・母方のルーツが紹介され、お父上である編集者・坂本一亀(さかもと・かずき)にも焦点が当てられました。三島由紀夫の『仮面の告白』などを世に送り、戦後純文学を担う作家をつぎつぎと誕生させた河出書房の名編集者です。いったん世に認められた後はその作家に無関心になり、新しい才能を求めつづけていたところにも、からまるは共感します。退職するまで現役の一編集者であったそうです。

坂本龍一さんは、そうしたお父上のことを「ブレない人でしたね」とおっしゃっていました。作家の才能のために生き、原稿のよくないところは容赦なく何度も書き直させ、自分にも身内にも厳しかった。龍一さんの音楽活動に対しても、世評とちがい「おまえの音楽はどこにあるのだ?」と批判的だったとか。それでも息子さんのライブに通っていたのですから、龍一さんの才能を見抜いたうえでのことだったのでしょう。

番組を見ていて思わず熱くなりました。編集者とは何をすべき人なのか。その初心に返った思いがしました。

もう一つの番組は「プロフェッショナル 仕事の流儀」。北海道の「いわた書店」さんが登場しました。その話はまた明日!

こんにちは、からまるです。

小児科医がすすめる帯付き.jpgのサムネイル画像のサムネイル画像のサムネイル画像のサムネイル画像のサムネイル画像『小児科医がすすめる最高の子育て食』の伊藤明子さんが「ウーマン・エキサイト」に続き「ベネッセ 教育情報サイト」にも登場しました。けっこう多くのPVを集めているようです。

すでに先週のことですが、18日に「小児科医が実践している、健康レベルが決まる食事法とは?」、19日に「小児科医が語る 今と昔でここが違う! 注意したい離乳食の勘違い」がアップされています。

前者の記事では、伊藤さんのお子さんの話が紹介されています。『小児科医がすすめる最高の子育て食』にも書かれているのですが、伊藤さんはお子さんが1歳の頃から、お子さんに包丁を持たせて料理を手伝わせてきました。自ら料理をすると、子どもでも食材や調理に興味が湧き、好き嫌いがなくなるといいます。小さい子どもの頃からそういう習慣ができると、さまざまな食事を組み合わせてバランスよく栄養素を摂ることが、成長につれ自然に身につくのでしょう。ベネッセの記事で、伊藤さんはこう語っています。

「下の子どもは今、大学生ですが、食卓に野菜がないと「今日はおかずに野菜がない!」と文句を言います。(中略)ジャンクフードを食べ続けていると、健康的な食事を摂っている時と比べ、イライラしやすかったり疲れやすかったりと、実感として体調が悪くなるのがわかるようです。すると、「鉄分が足りてないな」「タンパク質を摂らないと」などと言って、足りない栄養素を補う食事を自らすすんで作るようになりました。これは、自分に何が足りていないのか、そして何を食べれば調子がいい状態に戻るのかわかっているからできることだと思います」

大人になってから食習慣を正しい方向に変えるのは大変むずかしいと思います。子どもの頃に正しい食習慣をつければ一生の宝物になりますね。

こんにちは、からまるです。

「上阪徹のブックライター塾」第2回講義の課題は、以前にも書いたように塾生さんたちが編集者にインタビューをおこない、その成果から本作りをテーマにした書籍の目次を作ることです。その課題が全員分揃いましたので、読みました。

この仕事の特権は、この目次を通して当日参加してくれた他の6人の編集者たち全員の考え方やノウハウを知ることができることなんですよね。いやはや皆さん熱い! 燃えてる! 刺激をもらいました。

「命を削ってやっていると言えるほどの情熱をもって仕事しているか?」「失敗を怖れない決断力と行動力はあるか?」「今流行りだからといって何となくで企画を立てていないか?」「サラリーマンがランチを3日抜いても買いたい本だと言い切れる企画か?」「一人でも多く人と会え、一冊でも多く本を読め!」

ひぃー! すいませーん!!

そうおっしゃっている人たちが現実にヒット作を出しているのを見ると、編集者にとって必要な、ひょっとして唯一のことは、「初心」ではないかと思いますね。まるで初めてそれを見たり聞いたり知ったりしたときのように、おどろき、感動し、伝えたくなる心。これが初心ではないでしょうか。子どもがはじめてゾウを見て、「うわー! なんじゃこれ-、すごいじゃん!! ねえ、聞いて聞いてお母さん!」とはしゃぐような心です。

こんにちは、からまるです。

チーム・ブライアン帯付き.jpgのサムネイル画像多数のメディアが取り上げたように、昨日、仙台で羽生結弦選手のパレードがおこなわれました。10万8000人が参加したといいますから尋常ではありませんね。からまるはNHKの生中継で見ました。NHK7時のニュースのトップもこのパレードでした。

そのニュースでは、沿道で参加した方々のインタビューも放送されました。おもしろかったのは、コーチのブライアン・オーサーさんの写真を大きくプリントして羽生選手に気付いてもらおうというアイデアです。なるほどー。効果はどうだったのでしょうか?

ブライアン・オーサーさんの『チーム・ブライアン』『チーム・ブライアン 300点伝説』、今も書店さんで売れています!

こんにちは、からまるです。

小児科医がすすめる帯付き.jpgのサムネイル画像のサムネイル画像のサムネイル画像のサムネイル画像先週に引き続き、『小児科医がすすめる最高の子育て食』の伊藤明子さんが「ウーマン・エキサイト」に登場しました。【医師監修】日本の赤ちゃん4人に1人が足りない栄養素とは?【東大ママドクターが教える最新子育て食】です。

今回のテーマは、前にも日記に書いたビタミンD欠乏=「D欠」です。記事中に「日本の0歳から15歳までの子どもに、医師が診断した病名を調査したところ、「ビタミンD欠乏性くる病」が2009年から2014年の間で3倍以上に増えている」て書いてあるように、これは伊藤さんたちがここ最近、論文で成果を挙げた分野なのです。

食品に含まれるビタミンDはごく少量のようですが、しかしそれでも積極的に摂るに越したことはありません。そしてここでも推奨されるのが卵黄です。卵を食べることですね。『小児科医がすすめる最高の子育て食』には「卵を毎朝食べたほうが脳にいい」という項目があるます。からまる程度のアタマではまったく実証できませんが、実は数年前から毎朝、朝食にゆで卵を食べています。体調維持にはとても効果的だと実感しています。

こんにちは、からまるです。

昨日のエントリの続き。ブロックチェーンのビジネス展開について、メディア周りで注目されているのが、「ALIS」というソーシャルメディアです。ブロックチェーンのテクノロジーを使った日本初のソーシャルメディアであると定義し、ウェブの冒頭で次のように宣言しています。

「ALISは信頼性の高い情報・人に素早く出会えるソーシャルメディアプラットフォームです。信頼できる記事を書いた人、それをいち早く見つけた人が報酬を獲得することで信頼できる情報を蓄積するプラットフォームの実現を目指します。従来のメディアにありがちな広告のためのコンテンツ、ステルスマーケティング、信頼性の低い情報にうんざりしている人々を解放することがALISの目的です」

「信頼」がキーになっていることがよくわかる文章ですね。メディア自体はまだクローズドβ版の段階のようですが、ALISのトークンエコノミーをつくる仮想通貨ALISはすでにcoinexchangeなどの海外取引所で購入することができ、ウェブサイトにあるロードマップによると、初夏までに日本国内の取引所にも上場(ICO= Initial Coin Offering=トークンでの資金調達)を果たすとしています。

こんにちは、からまるです。

最近、ブロックチェーン関係の本を読んだり資料を見たりしています。からまるは仮想通貨の取引にはぜんぜん興味がなくて、それよりブロックチェーンを使った新しいビジネスにはどんなものが生まれるのか、注視したいのです。

先々週に「コンテンツ東京2018」でセミナーを聴講した森川夢佑斗さんの本『ブロックチェーン入門』(2017年、ベスト新書)によると、いまブロックチェーンを巡る状況は1990年代半ばのインターネット黎明期にそっくりなのだそうです。元来がノリの軽いからまるは、それだけでも関心を寄せずにはいられなせん。

森川さんも本に書くように、キーとなるコンセプトは「分散化」です。中央集権的な管理者なしに自律的に動くシステムがイメージできます。お金の価値や使われ方がまったくちがってきます。いったい何が起きようとしているのでしょうか。

こんにちは、からまるです。

ついさっき新企画の原稿整理と入稿指定が終わりました。ちょうどタイミングよく組版担当の方が編集部にいらしたので、速攻でお渡し。そうして気分よくパソコンに向かっています。

先週土曜日は「上阪徹のブックライター塾」第五期の二回目講義でした。二回目はいつも、塾生さんの方々に目次をつくるネタを提供するため、社外の編集者をお呼びしてインタビューに応じていただいています。からまるも毎回、これに参加してインタビューを受けます。

仕事のコツ、ヒット作のつくり方など、ふだんインタビューなどほとんど受けたことのない黒子役の編集者としては、自分の仕事を振り返るきっかけになります。そういえば何を大事にして仕事しているのかな、と改めて自分に問い直しますね。そんな機会は本当にないものです。

塾生さんの質問に、「企画を立案するときは、今がどんな時代かを考えるのですか?」というものがありました。時代を読み抜いてヒットを出す。そんなスーパーなことができればいいわけですが、実感としてはそんなことはありません。むしろその逆で、「人が時代をつくる」と考えていることに、答えながら気付きました。

「時代」という抽象的な空気があるのではなく、その空気は強い個性をもって(たまには強い権力をもって、でもあるのですが)社会に出てきた人物によってつくられる。だから、社会をおどろかせたい、時代をつくりたいと思ったら、それができる人と仕事をするべきです。また、書籍編集という仕事は、それができる仕事です。改めて自分が進むべき仕事の方向性を確認することができたのでした。

〆切り厳守の原稿整理真っ最中。今日と週明け月曜日はお休み!

こんにちは、からまるです。

小児科医がすすめる帯付き.jpgのサムネイル画像のサムネイル画像のサムネイル画像『小児科医がすすめる最高の子育て食』の伊藤明子さんが「ウーマン・エキサイト」に登場しました! タイトルは、【医師監修】子どもの体・心・脳を育てる食材・調理法の新常識【東大ママドクターが教える最新子育て食】。2回連続の1回目です。

最初の項目で「糖化」によって骨や血管が劣化していく危険について触れられています。子どもだと「くる病」になりやすいのだそうです。糖はもちろん摂取が必要ですが、それを摂り過ぎると、もう不可逆的に元に戻れなくなってしまいます。糖化度を減らすことができないわけですから、けっこうコワいですよね。

それを防ぐには、糖化度のカーブを上げないようにしなくてはなりません。この習慣を子どものうちから身につけるのがいいのは言うまでもありませんよね。そのためにはどうすればいいのか? 頑張らなくてもできる方法が『小児科医がすすめる最高の子育て食』に満載なのです。

こんにちは、からまるです。

昨日はこの日記を書き忘れてしまいました。たいしてバタバタしていたわけではないのに、どうしてかというと、午後の打ち合わせが面白すぎて、日記を書いていないことに気付くほどの頭のキャパがなかったのだと思います(ただでさえ少ないので。。)。

たまたま昨日発売の月刊誌、文藝春秋5月号には、中西輝政さんと佐伯啓思さんの対談が掲載されていました。タイトルは「「保守論壇」の劣化が止まらない」で、安倍晋三総理を支持する「紐付き保守論壇(中国何するものぞ! 韓国はけしからん! 朝日新聞は気に食わん!)」の劣化ぶりを冷静に分析しています。個人的にはたいへん胸のすく内容でありました。

で、昨日の打ち合わせというのが、こうした論壇をなで斬りにする新企画のためのものなのです。これは面白いことになりそうだ!と浮かれているうちに、一日が終わってしまったのでした。

こんにちは、からまるです。

最近は新企画のための取材が多いのです。先週金曜日は朝9時からと正午からの2件の取材がありました。取材現場でICレコーダーを出すたびに思います。音声認識技術がもっと進んで、取材中の音声がそのままテキスト化されるようにならないものか、と。

先週の「コンテンツ東京」の「AI・人工知能エキスポ」では、音声認識のツールがいくつも出展されていました。からまるもそこでメディアドゥの「音声自動文字起こし×AI要約」というサービスを知り、これを紹介した2人の方が試してくれました。マイクから直接音声を取った場合は、けっこう正確にテキスト化できたのだそうで、これはこれで実に朗報だと思いました。でも、「けっこう正確」程度では、取材の文字起こしから記事や本を書くレベルで考えると、ホントはダメなんですよね。

週刊文春3月29日号に、ビートたけしさんの「ゴンちゃん、またね。」という小説が載っています。意外なことに愛犬小説なのですが、主人公の職業が「テープ起こし」ということになっています(でも小説を読むと、これは実際は「記者」の仕事ですけどね)。たとえばここで紹介されている事例が、「じゅうしち(17)」と「じゅういち(11)」を聞き違えて記事を書いたことをめぐるちょっとした騒動です。この程度の間違いでも、記事の趣旨ががらりと違ってしまう可能性があります。

本当に安心して使い倒せるサービスなりアプリなりは、いつ登場するのでしょう。からまるたちの業界では、かなり注目の高いところです。

こんにちは、からまるです。

このところ映画をとんと見なくなってしまいましたが、これだけはと思って先日見に行ったのが、「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」です。上映スタート直後からすでに世評高く、からまるが付け加えることなど特にありません。原題は「The Post」、ワシントン・ポスト社主のキャサリン・グラハム(メリル・ストリープ)と同編集主幹のベン・ブラッドリー(トム・ハンクス)が主人公です。

製作者のスティーヴン・スピルバーグが、このタイミングにみずから監督してこの作品を世に送り出したことに、マスコミの端くれにいる者として勇気をもらいました。政権の圧力に屈せずにペンタゴン・ペーパーズを掲載したことで、ワシントン・ポストと、最初に文書を入手・掲載したニューヨーク・タイムズは今も米国屈指のクオリティー紙(誰かにとってはフェイクニュース紙)です。幼稚な感想にすぎませんが、仕事したいなと思いましたね。いい仕事したい! そういう気持ちにさせられる映画です。

こんにちは、からまるです。

新年度スタートの4月2日、NHK首都圏の番組「ひるまえほっと」に『小児科医がすすめる最高の子育て食』の伊藤明子さんがVTRで出演しました。「おんなの選択」という特集で、「心に"壁"はない!パワフル人生」と題し、現在も同時通訳者として活躍しながら医師として臨床に研究に邁進する伊藤さんの生き方に焦点を当てた番組でした。

2人のお子さんがいて、しかも40歳過ぎてから大学の医学部を受験し、国家試験に合格するなんて、誰から見ても大変なはず。だけど伊藤さんは楽々とこなしているように見えます。どうしてそんなことができるのか、ご自分で分析すると、「マインドバリアがない」、つまり「あ、それはきっとダメ」と思う心の壁がない(それが番組のタイトルにもなっています)からなのだそうです。ダメと思うどころか、どうしたら医者になれるんだろうと考えて、それがわかったらもうその道を行くのだ、と。元気が出る言葉ですよね。

番組では伊藤さんが若い頃に同時通訳者として活躍した写真もたくさん紹介されました。長野五輪などNHKから依頼の仕事がじつはけっこう多かったらしく、収録のときはNHKリポーターの小村弥生さんさえおどろくほど、お知り合いのNHK職員さんたちの個人名が出て来るのでした。パワフルなだけでなく、そういう意味でもNHK的には新年度最初のゲストにふさわしかったのかもしれません。

こんにちは、からまるです。

「上阪徹のブックライター塾」の第5期が先週の土曜日にスタートしました。今回は過去最多の申込数で、会場のキャパ上限に近づいてきました。また、すでにライターとして、あるいは著者として活躍している率もいちばん多いような気がします。それだけ運営側も引き締まっていかなくてはなりません。

鉄尾氏&上阪氏.jpg塾の第一回は、いつも塾生さんたちの自己紹介から始まります。30人もいらっしゃると、1人2分としても1時間かかるのに、たいていはもっと時間が押します。皆さんおそらく、いつまでこれ聞いてなきゃいけないの?と内心思われているはず。でも、これには上阪さん流のちゃんとした理由があるのです。その内容はここには書けませんが、皆さん毎年、ハッとしていますね。

また、これも毎年、第一回講義では編集者さんのインタビューを上阪さんが行います。今年はあの『漫画 君たちはどう生きるか』を作ったマガジンハウスの鉄尾周一さん(写真左)にご登場願うことができました。業界の先輩の理路整然としたお話に、からまるはメモを取る手が止まりませんでした。とくに、この本には原作があることに触れる中で、鉄尾さんが「よくわかる〇〇とか、漫画でわかる〇〇といった解説書ではなく、作品として面白いものを作り、原作と並び立つことを目指した」とおっしゃったところは心動かされました。この高い目標が200万部という結果を生んだのだと思います。

こんにちは、からまるです。

先々週に発売した伊藤明子さんの『小児科医がすすめる最高の子育て食』で、とくに伊藤さんが力を入れて説いていることの一つは、「ビタミンDを摂ろう!」。本書でも根拠にしていますが、伊藤さんは昨年、0歳から15歳までの日本の子どもたちで、2009年から2014年までにビタミンD欠乏性くる病が3倍に増えていたことを示した論文を発表しています。

たしかにこのところ、ビタミンD欠乏を警告する本がいろいろ出ていますよね。略して「D欠」は、骨、筋肉、神経、免疫にかかわり、子ども(もちろん大人もですが)の健康に大きく影響します。本書では、健康に生まれた赤ちゃんの4人に一人がビタミンD不足であるとする研究をご紹介していますが(p39)、伊藤さんの赤坂ファミリークリニックに連れてこられるお子さんのほとんどが、検査をすると「D欠」なのだそうです。

これを補うのは食品と日光しかありません。本書ではその方法をくわしくご紹介しています。

     *     *

来週月曜火曜はお休み。また水曜日に!

こんにちは、からまるです。

小児科医がすすめる帯付き.jpgのサムネイル画像のサムネイル画像さらに昨日のエントリの続きです。伊藤明子さんの『小児科医がすすめる最高の子育て食』を構成するのに役立てた、からまるの姪たちの質問は、食事のマナーにも及びました。どうしたらマナーが育つのか? これは本書が依拠している医学研究とは関係ないことかもしれませんが、お悩みの親御さんがあまりにも多いので、小児科医としての伊藤さんだけでなく、子育ての先輩としての伊藤さんの知見を書いていただくことになりました。

そんなうわけで、本書の第4章には、「「食べムラ」「遊び食べ」「偏食」はこう改善する!」という項目が入りました。

このうち「食べムラ」対策のポイントをご紹介しましょう。2つにまとめると「しつこくあげ続ける」「"食事=楽しい"を印象づける」です。「しつこくあげ続ける」は昨日のエントリに書いたことと同じで、年単位でも健康にとって必要な食材が目に触れる機会を続けることが大事だと書かれています。「手をかえ、品をかえ、とにかくめげずに」(p201)。基本的だけど大事ですよね。

「"食事=楽しい"を印象づける」には、親御さんの盛り上げ力が必要になります。「食べるってすっごく楽しい!」という雰囲気作りのために、たとえば「今日は卵の黄身だよ! きれいな黄色だね! 栄養がたくさんつまっているよ! あ~ん!」と盛り上げる。そんなの大変過ぎるよ、と思われるかもしれません。でも伊藤さんは書きます。

「「仕事から帰ってきてこっちも疲れているのに、そんな演出やってられない」と思うかもしれませんが、親御さんが前向きに食に向き合う姿勢さえ見せていれば、実際にはそこまでエネルギーを使わなくても、その気持ちはお子さんにも伝わっています。お子さんは、親御さんの反応で物事を判断しています。「ほら、おいしいよー」と言われて食べる食事と、「どうせ食べてくれないだろうな」とナーバスな顔ですすめられた食事には雲泥の差があります。ナーバスな顔ですすめられたとしたら、お子さんは「何だろう? この怖いものは」と思って、当然なのです」(p202)

たしかにそうですよね。

こんにちは、からまるです。

昨日のエントリの続き、伊藤明子さんの『小児科医がすすめる最高の子育て食』には、からまるの姪たちの質問も構成のベースになっているという話。それでは、具体的にどんな質問が上がってきたのでしょうか。たとえば、

・子どもが食べないものも食卓に並べようとよく言われますが、年単位で効果がなくても続ける意味はあるのか?

これもかなり悩ましいですよね。でも伊藤さんは意味があると本書で断言しています。たとえ食べなくても「曝露」(つねに身近にさらしておくこと)しているうちに食べるようになるというのです。

伊藤さんによれば、人間の脳はヘルシーな食生活をするようには進化していないのだそうです。それは人間が長年、飢えに悩まされてきたからで、脳は飢えを解消するために糖分の摂取を報酬系としているのだとか。チョコレートを食べたときの、あの至福の思いがそれを裏付けていますよね。でも糖を摂り過ぎて身体が糖化する弊害は周知のこと。だから、身体が欲するままに食べてはいけないし、健康にとって必要なものは身体が欲しようと欲しなかろうと、摂取しないといけない。だから子どもが食べたいものだけを与えてはいけないことになります。

そうはいっても、じゃあどうするのよ。それがむずかしいですよね。そのために子どもが好きな食材に混ぜるなどの方法を伊藤さんは推奨します。そういうメニューも載っているのが本書なのです。

こんにちは、からまるです。

今まで実用書の編集をほとんどまったく手がけてこなかったからまるが、なぜ『小児科医がすすめる最高の子育て食』という企画を立ち上げたのか。まずは伊藤明子さんという人をテレビ番組「林修の今でしょ!講座」で見て、その博識とキャラクターに魅力を感じたのが、いちばんの理由です。でもその他にも理由がありました。それは、からまるの姪たちが子育てで悩んでいると聞いていたことです。

からまるには3人の姪がいます。子どもの頃からよく知っていて、いつの間にやら良縁に恵まれ、みんな母親となっています(子どもの成長は本当に早い!)。姪の子どもは大姪というのでしょうか、全部で5人いまして、いちばん上でもまだ小学校に上がらないくらいで、下は0歳です。もっとも子育てが大変な時期ですよね。病気のこともあるし、姪のうち2人はフルタイムの仕事を持っているので、家庭での家事の分担も悩みのタネでしょう。でも話を聞いていて、いちばん悩んでいるのが、子どもたちの食事だったのです。

姪たちは母親がしっかりした食育をしていたので、子どものときからヘルシーな食材・調理による食事を摂っていました。小学生になったかならない頃でも野菜スティックが大好きで、おやつではニンジンをぽりぽりかじり、甘いものはほとんど食べなかったと、からまるは記憶しています。このように食事に対して意識高い系の姪たちだからこそなのでしょう、子どもが食べなかったり、食べムラがあったり、あげたくてもアレルギーの心配をしたりすると、ものすごく落ち込むのだそうです。

そこでからまるは、伊藤さんの企画を決めたとき、3人の姪に「子どもの食事の悩みを質問にして送ってくれ」と依頼しました。たちまちたくさん返ってきましたね。それらが企画のベースにもなっているのです。

こんにちは、からまるです。

小児科医がすすめる帯付き.jpgのサムネイル画像先々週に発売した伊藤明子さんの『小児科医がすすめる最高の子育て食』には、いくつかの媒体から取材が入ってます。からまるも立ち会っているのですが、みなさん、伊藤さんの話に大ウケです。本書の内容だけでなく、伊藤さんがもともと同時通訳の仕事をしていて、その仕事を通じて、ナチュラル系セラピーや脳障害児の研究に興味をもち、座学で終わらせず診療行為をおこなえるように、40代になってから大学の医学部を受験し、医師となったという異色の経歴に関心が持たれるようです。

その同時通訳の仕事がハンパではありません。帰国子女の英語力を活かして、ライザ・ミネリ、スティービー・ワンダーのような大物アーティスト、日本の歴代総理大臣、そして天皇陛下の通訳をつとめたこともあるそうです。NHKなどのメディアで、あのオバマ大統領就任演説も担当したとか。

こんなに仕事がうまくいって忙しいのに、40代になってまったく別の道に進むなんて、なかなか想像するのがむずかしいですよね。しかも伊藤さんは、昨年赤坂に自らのクリニックを設立した今でも、同時通訳の仕事を引き受けています。余人をもって替えがたいのでしょう。最近、堀江貴文さんをはじめとして、肩書きを複数持つ生き方をしようと言われるようになっていますが、伊藤さんはとっくにそれを実践していたのですね。

そうした取材の成果が、来週からさまざまな媒体に登場します!

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

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