こんにちは、からまるです。

村上尚己さんの+α新書の新刊『日本の正しい未来 世界一豊かになる条件』が来週21日に出るのにタイミングを合わせて、今日、村上さんの寄稿を現代ビジネスに公開しました。タイトルは「日本ゼロ成長、中国6%成長が続いたら、2025年に何が起きるか」

タイトル通りの前提でいくと、2025年の中国の名目GDPは日本の3.5倍になります。IMFの推計値によると、2017年のアメリカの名目GDPは19.38兆ドル、日本は5.11兆ドルですから、アメリカは日本の約3.8倍です。だから、2025年には日本のすぐ隣に今のアメリカくらい日本と格差がある経済大国が誕生することになります。

ちなみに同じ2017年推計値では、中国は12.36兆ドルですから、今の中国は日本の2.4倍くらい。この倍率が3.5倍まで拡大するとしたらどうなるでしょう。中国の現体制が目指している強国路線から考えると、経済力を生かしたものすごい軍事大国が誕生することもありそうです。

村上さんも現代ビジネスの記事で、「今の米国と同規模の経済、軍事力を持つ国が隣に登場するわけだ。米国一辺倒ではなくなり、日本の外交、軍事政策は大きく変わらざるを得なくなるだろう」と指摘しています。まさにその通りだと思います。

こんにちは、からまるです。

鈴木貴博さんの『仕事消滅 AIの時代を生き抜くために、いま私たちにできること』を出したのは8月18日なのですが、その直後から本書にインスパイアされた?かのようにも思えたりするタイトルのキンドル本がけっこう出ています。

最初のタイトルが『AI時代を生き抜く19の人生戦略』。まあこれはサブタイトルが偶然似ているだけなのかもしれません。でも次に出た『仕事消滅のAI時代〜僕たちはどう生きる〜』はインスパイアされたふう(いささか日本語が不自由なふうでもあり)。また、このサブタイトルは昨今強烈なリバイバルブームになっている『君たちはどう生きるか』にもインスパイアされた感が。

で、「新着」タイトルが、『仕事消滅のAI時代の22の成功法則』。ここまで「の」が続くと面妖ですね。

これらのキンドル本は本家『仕事消滅』が出た後にリリースされているので、少しは読んでくれているとうれしいなと思うのですが、じつは本家が出る10日前に『仕事消滅のAI時代を生き残る25のコツ』というタイトルがリリースされています。予約段階で見つけてくれたのでしょうか。瞬発力が素晴らしいですね。

日本の正しい未来見本.JPGこんにちは、からまるです。

昨日のエントリの続きです。村上尚己さん『日本の正しい未来 世界一豊かになる条件』第一章の近未来小説「ゼロ成長の日本」はある試算を前提にしています。それは2025年時点で、日本と中国の経済格差がどの程度開いているかというシミュレーションです。

ですが、このネタはちょっと今日はまだ書くタイミングではないので、明日以降に。

今日は見本が届きました。発売は今月21日、税込み価格は864円です!

こんにちは、からまるです。

昨日のエントリの続きです。村上尚己さん『日本の正しい未来 世界一豊かになる条件』第一章の近未来小説「ゼロ成長の日本」はどういうストーリーなのでしょうか。

時は2025年、主人公は学生時代に友人だった中国人と再会します。それをきっかけに主人公は、当たり前だと思っていた日常に、じつは大変恐ろしい変化があったことに気付かされます。これ以上の内容は、是非実際に本を読んでいただけましたら!

日本の正しい未来.jpgのサムネイル画像小説を書いてくれたライターさんが目指したのは、最初の映画「猿の惑星」のラストシーン。ニューヨークの自由の女神像が傾いて埋まっている場面ですね。今でも忘れられないほど衝撃的でした。

イラストの人物の表情に、かるまるはあのラストシーンでチャールトン・ヘストンが茫然と女神像を見上げている表情をイメージしています。描いていただいたのは「にほへ」さんです。

きっとこのラストシーンは賛否両論だと思います。べつにいいじゃないか、猿が支配してりゃそれはイヤだけど、と思う人も多いでしょう。でもどうなんでしょう。デフレと同じかもしれません。べつにデフレでいいじゃないか、ものの値段が値上がりするよりは、と。

しかし、その時はよくても、見えない変化の先に何があるのか、「失われた20年」でからまるたちは思い知らされたのではないでしょうか。

こんにちは、からまるです。

前回のエントリで、村上尚己さん『日本の正しい未来 世界一豊かになる条件』の表紙をご覧いただきました。帯にまんが風のイラストが入っているのには、ちょっとした経緯があります。

じつはこの本の第一章は近未来小説なのです。経済書の中に小説が入っているのはかなり珍しいと思います。でもからまるにとっては、ずっと以前にある人がそういう構成で原稿を書いてきたことがあって、まったくの初体験ではありません。

では、どうして小説なのか? それはデフレの恐怖を体感していただきたいと思ったからです。

日本の「失われた20年」とも言われるデフレ経済の恐ろしさは、今までのエントリでも書いてきたように、なかなかとらえどころがありません。そのためにデフレを害悪であると問題視しない空気が醸成されているというのが、村上さんの認識です。そのデフレの恐怖を伝える手段として考えたのが、シミュレーション小説なのです。村上さんに基本設定を作成してもらい、それをライターさんにノベライズしてもらいました。タイトルは「ゼロ成長の日本」、イラストはその小説のラストシーンを描いたものなのです。

こんにちは、からまるです。

日本の正しい未来.jpg村上尚己さんの『日本の正しい未来 世界一豊かになる条件』の表紙は写真でご覧のような感じです。+α新書にしては珍しく、まんがテイストの人物イラストが入っています。これには、からまるの思いつきから始まった、ある経緯がありまして。それについては、来週ここに書きたいと思います。

明日はお休みをもらって、大阪です。フィギュアスケートのグランプリシリーズ第4戦のNHK杯を見に行くのです。チケットは抽選だったのですが、運を使い果たしたのか、男女シングルのショートプログラムとフリースケーティングの両方が当選しました。本当に楽しみです。羽生結弦選手はもちろんですが、女子の宮原知子選手はおよそ1年ぶりの復帰戦。あの美しいカロリーナ・コストナー選手を見ることもできます!

というわけで、また来週に!

こんにちは、からまるです。

さらに昨日のエントリの続き。村上尚己さんの新刊『日本の正しい未来 世界一豊かになる条件』制作のお話です。

モノの値段が上がらないのだからデフレでもいいではないか、という思い込みを抱かせる一つは「物価」という言葉にあるかもしれない。そう村上さんは本書で指摘しています。

モノの値段の指標として一般的なものは「消費者物価指数」ですね。その変動をデフレとかインフレとか呼びます。この中に「物価」という言葉があるので、どうしてもスマホやクルマといった「物」の値段をからまるたちは思い浮かべます。しかし総務省統計局が、消費者物価指数とは「全国の世帯が購入する財やサービスの価格の平均的な変動を測定するもの」と定義するように、この「物価」の中には、たとえば東京ディズニーランドの入園料なども当然、含まれます。

東京ディズニーランドでは、たしかにおみやげなどの「物」を買うでしょうが、入園者はまずそこで働く人々のサービスを楽しみます。これを「物価」と呼ぶのは、なんとなく違和感を抱くのではないでしょうか。人生を満足させるエクスペリエンスを与えてくれる人には、自然と価値を認めると思うのです。それを「物」と同じように「安ければ安いほどいい」と考えるでしょうか。たしかに「物価」という言葉のイメージからはなれて考えたほうが、デフレの問題はわかりやすいのだと思います。

このことも、経済のことがわかっているようでよくわかっていないからまるには、じつに新鮮な事実でした。経済の基本認識、というかそれ以前の「超基本認識」が、村上さんのお話を伺っているうちに、どんどん変わっていきます。

こんにちは、からまるです。

昨日のエントリの続きです。どうしてデフレがよくないのかわからない。大量生産・大量消費でムリに経済成長させる意味がわからない。そんな疑問を村上尚己さんにぶつけていくと、村上さんのような専門のエコノミストの世界ではあまりに当たり前過ぎてわざわざ言うまでもないことを、からまるたちがまるでわかっていないことに気付いてもらえます。

経済成長の指標はGDPの伸び率です。で、からまるたちは何となく「もうモノはじゅうぶんにあって、買いたいものなどないのだから、GDPが伸びることなどないのでは?」と思っていました。ところが、GDPのうちモノが占める割合は4割で、あとの6割はサービスです。サービスを支えているのは人間ですから、そのほとんどは人件費=「人の価値」ということになります。だから、GDPの伸び率がものすごく低いのは、人の価値がぜんぜん上がっていないと言い換えられます。

いつからか、からまるたちは、たとえばサラリーマンなら「給料はほとんど上がらないもの」、アルバイトなら「時給は滅多に上がらないもの」と思い込んでいます。デフレが20年以上続くことで、給料がどんどん上がる時代を忘れてしまっています。たしかにモノの値段が安いから日常生活には不自由しません。では、どうして老後不安を多くの人が感じているのでしょうか。「今より経済状態がよくなって、給料も増えている」なんて信じられないからだとしたら?

デフレは「人の価値」を毀損している。今の日本経済は現役世代の貧困化に支えられている。そうおっしゃる村上さんのお話に、からまるたちは大きくうなずいたのでした。

こんにちは、からまるです。

前のエントリで怒濤の原稿ラッシュのため8日再開と書きましたが、すこし落ち着いたので、今日から再開です。

さて、先月26日に書いた、村上尚己さんの新刊『日本の正しい未来 世界一豊かになる条件』(+α新書11月刊)の制作で、ご本人が書くのに、その準備としてインタビューを村上さんにわざわざ受けていただいた件。からまるがインタビュアーをお願いしたのは、30代の女性ライターさんです。というのも、「逃げ切り」可能な中高年世代よりも、これからの日本経済がどうなるかについてシリアスに考えざるを得ない世代の、しかも「昼ワイドの視聴者」の感性を持てる人に引き受けてもらいたかったからです。

村上さんの著作の読者であればわかるように、村上さんの持論は、日本の長期デフレが世界的にみてひじょうに特異な現象であること、それは経済・財政当局の経済政策の失政によってもたらされたこと、デフレのマイナス効果を一身に背負うことになっているのは世代間格差に苦しむ若年世代であることです。しかし、意外とこの世代の人は、物心ついたころからデフレが当たり前なので、さして疑問を感じなかったりします。むしろインフレでモノの値段が上がることはイヤだと思いますし、「経済成長」がそんなに重要なことなのか実感をもつことができません。

そうすると、村上さんの持論にもうひとつ腹オチしないところがあります。どうしてデフレがよくないのか、わからない。家庭にはモノがあふれ、シェアリング・エコノミーに共感し、モノを所有したいとはそれほど思わない。大量生産・大量消費でムリに経済成長させる意味がわからない。そういう認識をもって、あえて村上さんのお話に疑問をはさんでもらいました。

こんにちは、からまるです。

今日から再開と書きましたが、怒濤の原稿ラッシュでうれしい悲鳴を上げています。そのため再開を1週間延期し、来週の8日ということで!

こんにちは、からまるです。

27日金曜日はエントリの続きを書くのをバタバタして忘れてしまいました! じつは今日と明日は休暇を取っています。あの続きは明後日に!

そうそう、28日土曜日の日経新聞夕刊で、みずほフィナンシャルグループがロボットの導入などによって、2026年度までに19000人、現在の全従業員で比較すると3分の1にあたる人数分の業務削減を検討していると伝えられました。他のメガバンクにも同様の動きがあるようです。まさに鈴木貴博さんが『仕事消滅 AIの時代を生き抜くために、いま私たちにできること』で描いた金融機関に対するAIの影響が、具体的な姿を現しつつあるように見えます。

こんにちは、からまるです。

昨日のエントリの続きです。昨日書いたように、村上尚己さんの書きっぷりは、たしかに一般常識やマスメディアにおもねらない良さがあります。でも、からまるは最初から+α新書の一冊で考えていましたので、このレーベルの基準からいうと、ちょっとレベル感が高く、経済やマーケットにくわしい人でないと読みこなせない雰囲気がありました。

からまるがよくイメージする基準は、本ではなく、高視聴率の昼ワイドショー、TBS系の「ひるおび!」です。たまにからまるは会社をサボって見ていますが、政治や経済の堅い話題を、視聴者がなるほどと思えるところまで一般目線で解説する姿勢は参考になると、いつも思っていました。でも、いきなり「ひるおび!」のように、と言ったって、具体的ではありません。「いま日本経済で最大の問題は何なのか、私たちはどうしたらいいのか、どんな準備をしたらいいのか、昼ワイドのノリで書いてください」なんて、提案とは言えませんよね。

それでひとつ考えたのが、実際に執筆に入っていただく前に、読者目線を共有できるインタビュアーを立てることでした。取材してブックライターが原稿を書くのではなく、ご本人が書くことが決まっているのにインタビュアーを立てるのは、今までやったことのない異例の事態です。はたしてどうなったのでしょうか?

こんにちは、からまるです。

昨日お知らせした11月刊行の+α新書は、タイトルが『日本の正しい未来 世界一豊かになる条件』という本なのです。著者は外資系金融機関のマーケット・ストラテジストとして活躍する村上尚己さん。国内外の金融市場動向に精通したプロ中のプロとご紹介していいかと思います。

じつはからまるは、村上さんをずいぶん前から存じ上げているのです。村上さんがまだマネックス証券に在籍しておられた頃でした。2008年のリーマン・ショックの後に、長めの解説記事を書いていただきました。サブプライムローン破綻という、とてもわかりにくい現象を、深く、しかも説得的に書いてくださり、さすがだなと舌を巻いたものです。その後、村上さんは『日本人はなぜ貧乏になったのか?』(KADOKAWA/中経出版)、『日本経済はなぜ最高の時代を迎えるのか?』(ダイヤモンド社)といった本を出版しています。

後者の本は今年の2月に刊行されています。たまたま書店で見て購入し、その切れ味鋭く、またマスメディアにおもねらない書きっぷりに心を動かされ、久しぶりにお目にかかることになったのでした。

こんにちは、からまるです。

先日行われた総選挙で自民党は大勝しました。安倍政権が進める経済政策も信任を得たことになります。消費税増税の凍結を主張した野党側が結果的に敗北したので、前にもこの日記で書いたように、増税ロックインは完遂したように見えます。

では、本当にそれでいいのか。脱デフレはどうなったのか。このタイミングにドンピシャの本が、からまる担当の来月の+α新書です。明日からはその話題を!

こんにちは、からまるです。

いよいよ始まったフィギュアスケートのグランプリシリーズ、第一戦は珍しくロシア大会でした。いろいろありましたね~。オリンピックシーズン独特の緊張感もあったように思います。

チャームオブアイス.JPGそんなドンピシャのタイミングで、写真の本が予約していたアマゾンから届きました。『チャーム・オブ・アイス フィギュアスケートの魅力』です。フィンランドの作家、レーナ・レヘトライネンさんがテキストを、カメラマンのエリナ・パーソネンさんが写真を、カイサ・ヴィータネンさんが編集を?担当した大型本です。表紙は著者たちのお国フィンランドのキーラ・コルピさんですね。初めて見た時、からまるもそのあまりの美しさに言葉を失った素晴らしい選手でした。

どうしてこれがお知り合い本かといいますと、版元サンマーク出版の担当編集者さん・黒川可奈子さんを存じ上げているからです。この人も根っからのフィギュアスケート・ファンなのです。

じつは本書は、からまるも版権獲得を検討していました。構成の独特の面白さ、写真の美しさに惹かれて、日本のエージェントの方といっしょに先方権利者と渋谷のカフェで会って話したくらいなのですが、ちょっと懸念もあって、やむなく諦めたのでした。おそらく新書館さんあたりが獲るのかなと思っていたところ、ある会合で偶然、黒川さんからこの本を出すと聞き、それはそれはおどろいたというか、うれしかったものです。おまけに、カフェで権利者と会ったときに話題にしたコルピさんが表紙とは!

この本がフィンランド語で書かれていたことも手を出しづらい要素だったのですが、翻訳家の方は見事に課題をクリアされたようですね。むずかしい作業がずいぶんあったかと推察します。よく本になったよなあ。読むのが楽しみです。

こんにちは、からまるです。

今日、フィギュアスケートのISUグランプリシリーズが開幕します。早く帰ってテレビの前に待機しなくちゃ。というわけで、また来週!

こんにちは、からまるです。

永田町の掟.JPGある企画の参考資料として、豪徳寺三生さんこと飯島勲さんの『永田町の掟 「欲望渦巻く町」の超ぶっとび事情』(1995年、光文社カッパビジネス。講談社文庫版は本人名義で『代議士秘書 永田町、笑っちゃうけどホントの話』)を読みました。まあこれはまだ中選挙区制時代の話なんですがね、と、ここでついマネてしまうような独特の語り口(ライターさんがエラいんでしょうね)で、想像も入り混じったとご本人が称するおどろきのエピソードがつぎつぎと登場します。

たとえば豊田真由子議員で知られるようになった運転手役の秘書さんに対する罵倒。「なにせU先生、少しでも気に食わないことがあると、クルマのなかで「この野郎、バカ、マヌケ」とわめきたて、なんの関係もない運転手をクソミソにののしる。(中略)かくして二週間でプッツンとなったわけだ」(p182)

マジすか。いやそんなものではない、と。

「ふつう、クルマというものは床が汚れるものだが、N先生のクルマは、運転席の背もたれの裏側に、靴のあとがたくさんついているのだ。(中略)腹を立てるたびに、「この野郎、こん畜生」と、運転手さんの背中をキックするのだ」(p182,184)

おいおい。

「加えて自動車電話の受話器をハンマーがわりにして、運転手さんの頭を四六時中、ポコポコ叩く。(中略)これじゃあたまったもんじゃないですな」(p184)

そりゃそうでしょ!

こんにちは、からまるです。

ナイアンティック.JPG昨日のエントリの続き。ではどうしてからまるは、『ど田舎うまれ、ポケモンGOをつくる』(小学館集英社プロダクション刊)を出した野村達雄さんを知っているのか。3月にサンフランシスコに行ってグーグルなどに立ち寄ったことを以前、書きましたが、実はその日程の中で、野村さんがポケモンGOのプロダクトマネジャーとして勤務しているナイアンティック社さんをお訪ねしたからなのです。いろいろとお話を伺うことができました。とはいえ、ここから先はまだお知らせできない企画の話になってしまうので、また後日にしますね。

それにしても、『ど田舎うまれ、ポケモンGOをつくる』を読んでひとつ驚愕するのが、グーグルがエイプリルフール企画にかける本気度の凄さです。本書によると、野村さんのアイデアで2014年4月にローンチした「グーグルマップポケモンチャレンジ」の開発には、野村さんの他に3人のエンジニアがチームを組み、最終的に20人のエンジニアがかかわりました。そしてすでにこの段階でポケモン図鑑が準備され、ポケモン社に151匹のポケモンを選んだもらったのだそうです。

たかが一過性のエイプリルフール企画にここまでやるのか!という気合いの入りようですね。この本気で遊ぶ力こそ、後の大ヒットにつながったのだと思います。

こんにちは、からまるです。

野村達雄「ポケモンGO」.JPG今回のお知り合い本ご紹介はすごいですよ。あの「ポケモンGO」の開発者、野村達雄さんが7月に出した本、『ど田舎うまれ、ポケモンGOをつくる』(小学館集英社プロダクション刊)です。ポケモンGOをローンチするまでの半生記は、まるでドラマを見ているようです。

野村さんの出身は、中国・黒龍江省の寒村でした。家庭は貧しく、とくに3歳の頃に住んだ家は土作り! 土に壁代わりの新聞紙を張っていたのだとか。主食はトウモロコシのお粥で、ほとんど味がしない。お菓子もおもちゃも買えなかったそうです。9歳の頃、ご一家は日本に移住します。それが1995年のことですが、東京・練馬区の風呂なしアパートで、冷蔵庫と二層式の洗濯機を生まれてはじめて手に入れます、ウィンドウズ95が出た当時なのに。

小学校の友達の家でテレビゲームに出会い、新聞配達で貯めたお金で中学生の野村さんはパソコンを買います。プログラミングを独学で覚え、高校生になる頃までには「パソコン博士」を自認するほどに。信州大学に進学してコンピュータ・サイエンスを学びます。さまざまな縁をくれた人たちが多数、登場し、なるほど、だからグーグルのエイプリルフール企画にポケモンGOの前身「グーグルマップポケモンチャレンジ」を開発できたんだなと思わずにいられないストーリーです。

だから「あとがき」の次の文章がシビれます。

「中国の寒村で生まれた僕は、もし日本に行けなかったとしたら今頃どんなことをしていたのでしょうか。きっと出稼ぎをしていたか、畑を耕していたでしょう。ソフトウェアエンジニアにはならなかったでしょうし、『ポケモン GO』を作ることもなかったと思います。(中略)もしこれを読んでいるあなたが日本に住んでいるとしたら、新しいことに挑戦できる環境にいるとしたら、それはこのうえない幸運なことなのです」(p195)

こんにちは、からまるです。

9784062729598.IN01.jpgのサムネイル画像のサムネイル画像のサムネイル画像のサムネイル画像のサムネイル画像6月に刊行した秋元雄史さんの『おどろきの金沢』は、4ヵ月経ってもお膝元の金沢での圧倒的売れ行きが止まりません。北國新聞の10月7日付け紙面に掲載された「うつのみや」さんのベストセラーでは、いまだに5位にランクインしています。4位が東野圭吾さんの新刊『マスカレード・ナイト』、6位が日野原重明さんの『生きていくあなたへ』ですから、その凄さが伝わってきます。

愛読者カードも金沢市および石川県にお住まいの方からのものが多いのですが、他都県からのカードもあります。このまま広く読まれていけばいいですね。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

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