こんにちは、からまるです。

先週予告した通り、今日から永田町内幕物の新刊のご紹介をしていきます。著者は議員に仕えて30年超のベテラン秘書さんであることは先週、書きました。秘書の誰?という疑問は後回しにしまして、本のタイトルは『プロ秘書だけが知っている永田町の秘密』です。

なんとベタな? はい、そりゃもうベタですよ。もともと永田町の皆さんたちがベタな世界に生きているのです。いまだに強い男性社会で、義理人情が濃く、「汗をかく」という言葉がリアルに生きている社会です。いいか悪いか、好きか嫌いか、意見はいろいろあるでしょうが、まるで俳優・女優のような国会議員たち(実際に自分たちをそう称している議員さんもいるそうです)が主役ですから、本のタイトルや見出し付けもベタに傾こうものです、我ながら。

では、なぜ著者がこのタイミングで本書を刊行するのか。まずは昨年の「文春砲」をはじめとする週刊誌で話題になった国会議員の「資質問題」がどこから来るのかを明らかにしようとしました。

「ちーがーうーだーろー!」が流行語大賞にノミネートされた豊田真由子前議員の秘書への暴言・暴行問題は強烈なインパクトがありましたよね。東京大学法学部卒業、ハーバード大学大学院修了、厚生労働省に入省し、老健局課長補佐まで務めた俊英キャリア官僚が、どうしてあんな人を人とも思わない態度で秘書にあたったのか。教育の含意があって厳しく指導するならともかく、彼女の音声録画から伺えるのは、不満を当たり散らす暴君そのものの姿でした。

彼女を含む2017年10月総選挙で大勝した自民党議員たちは「魔の二回生」と呼ばれ、豊田さん以外にも金子恵美さん、宮崎謙介さん、武藤隆也さん、中川俊直さんは議員辞職したり昨年の総選挙で落選したりしました。世の中を嘆かせたこの「安倍チルドレン」たちは、いったい何を起因にして登場したのでしょうか?

こんにちは、からまるです。

仕事消滅書評by玄田.jpg1月13日の日本経済新聞読書面「今を読み解く」で、東大教授の玄田有史さんが、鈴木貴博さんの『仕事消滅 AIの時代を生き抜くために、いま私たちにできること』を「AI時代の人間の働き方」のトップバッターに紹介してくれています。「AI時代の働き方」というテーマに対する関心に高さがうかがわれますね。文中で玄田さんは本書の内容について、

「人口減少の高齢社会では、運転からの解放は避けられないどころか、一つの望ましい方向でもある。一方で、職業運転者には稼いで生活しなければという現実がある。その難題をいかに軟着陸させるのか。それが、AIが社会に広がるスピードを左右する最初の試金石になる」

と書いています。

同日の日本経済新聞1面には、ゼネラルモーターズが2019年にもレベル4の自動運転車の量産車を出す見込みとの記事が載っていました。もう来年のことですし、2020年の東京オリンピック開催時には移動手段として自動運転車が走りまわることもじゅうぶん予測できるようになってきました。それとは違い、運転者の仕事がどの方向に進化していくのかは、まだ視界不良のように思います。

こんにちは、からまるです。

今年最初に出す本は政治ものです。衆議院と参議院両方の国会議員、しかも中選挙区も小選挙区も経験し、仕えた国会議員たちは選挙で負けたことがないという、30年超の実績を持つベテラン秘書さんの永田町内幕物です。

過去の類書で名高いのは、何と言っても飯島勲さんの『代議士秘書 永田町、笑っちゃうけどホントの話』(2001年刊、講談社文庫)ですよね。これの親本は、1995年に光文社のカッパビジネスから出た『永田町の掟』で、著者名も豪徳寺三生と、文庫とはまったく違っていましたから、『代議士秘書』が『永田町の掟』の、小泉総理誕生のタイミングに合わせた文庫化だと当時すぐにわかった人は、それなりの政界通だったと思います。

豪徳寺三生サイン.JPGあの頃、飯島さんは豪徳寺三生のペンネームで、たしか夕刊紙だったと思いますが、連載記事を書いていました。それをまとめたのが、たぶん『永田町の掟』だったのでしょうね。たしかにペンネームでないと書けないような生々しいエピソードがこれでもかと出てくるのがあの本の魅力でした。永田町内では著者が誰かバレていたのですから、飯島さんはそれを前提とした確信犯で書いていたのでしょう。

決定的な証拠がこの写真! すでに絶版なので、からまるがアマゾンのマーケットプレイスで入手した中古本にあった飯島さんのサインです(サイン本がフリマに出るのは、けっこう「あるある」ですが、こうして写真を公開してももう時効でオッケーでしょう)。このサインが1995年発売当時のものかどうかまでは不明ですが、ここまであからさまに公開しているのですから、あの頃はいい時代だったというべきか、飯島さんの深謀遠慮だったというべきか。

飯島さんの本の内容は中選挙区制の時代ならではの面白さだったように思います。いまは小選挙区制で、しかもここ数年は各党が候補者を公募しています。ずいぶん事情が変わったのです。来週からは、その話を!

こんにちは、からまるです。

17日付け朝日新聞のオピニオン欄「希望はどこに」に作家の朝井リョウさんが寄稿した文章は面白かったですね。終わりのほうの一部を引用します。

「昔はよかったなんて思考停止めいた回答に退行したくはない。今は何でもセクハラになるからと嘆く前に、性別を問わずハラスメントが多発している現代の構造を改善することに目を向けたい。同性婚合法化は少子化に拍車をかけるなんて根拠のない論を振りかざす前に、性的指向によって人生の選択肢が増減しない社会の構築を目指したい。そんなに育休をとられたら迷惑だと訴える前に、誰が欠けても補い合える働き方を構築したい。人間vs.AIという敵対関係に怯えるより、人間withAIという共存関係の築き方を学びたい」

いいこと言うな~朝井さん。

同じように考えるならば、今は誰も本なんて読まないし、本なんて売れないと嘆く前に、読まれることのない本を作る構造や、少数の読者が求めるものが作れない構造を改善したい。スマホファーストや「AI産業革命」は読書習慣の減少に拍車をかけるとエビデンスの弱い議論をする前に、「読書」という形でなくても人々の知的欲求に答えられる新しいシステムを出版社の持つ資産とノウハウで作りたい――。

考えることはいろいろありそうな年頭です。

新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨日から新しい鞄と新しい靴で出勤しています。そんなところからでも気分は改まるものですね。今年はどんな一年になるのでしょうか。

正月休み中、ちょっと驚いたことがあります。いつも利用している最寄り駅近くのクリーニング店が、店内に会員専用ロッカーを設けて、洗濯物の預けと引き取りを無人化・24時間化したのです。その店は人気があって、預けるときは列に並ぶことが多く、ちょっとイライラしていました。引き取りは平日だと20時までですから、帰りがてらに寄ることができません。そのためどうしても週末の時間を使うしかなくて、不便だと思いつつも、まあこれは仕方ないだろうと諦めていました。

ところが、クリーニング店は利用客の不便を思い切って解消しようとしたのですね。クリーニング業はすごく薄利の印象があったので、よくぞ設備投資をしたものだと思いました。と同時に、不便だけれど仕方ないと諦めてしまう自分のクセはアカンなと思いもしたのでした。

ある人に伺ったのですが、サラリーマンなら朝起きて会社に着くまでのさまざまな行動のうち、これは不便だと思うことを挙げられれば、新しい製品やサービスを創造できるのだそうです。これは不便だと思うことを改善するという、当たり前の思考が大切なのかもしれません。その不便さが多くの人に共通するならば、改善することによって世の中をいい方向に動かすことに貢献できるのだと思います。

こんにちは、からまるです。

今年も「上阪徹のブックライター塾」の募集が始まっています。開催は3月末から5月中旬にかけて。今度で5期になります。

この塾をやってよかったと思うことはいくつもあります。その一つが、卒塾生さんたちといろいろな仕事ができることですね。実はいま入稿真っ最中の二つの企画の両方とも、卒塾生さんにブックライティングや編集をしてもらっています。塾を通して仕事の価値観を共有しているので、仕事を進めるのがとてもスムーズです。いまや卒塾生さんたちの存在なしに、からまるの仕事は成り立たないくらいです。

また、いろいろな関心を持つメンバーで、さまざまな交流(という名の呑み会)ができるのもよかったことの一つ。先週はいま話題の某出来事を、ある卒塾生さんに解説してもらう会をやりまして、その後に神楽坂で忘年会です。塾は終わった後、毎回呑み会をやるので、皆さん自然と呑み仲間になっているのです。

5期もどんな出会いがあるのやら。興味を持たれた方は、このページをご覧下さい!

     *     *

さて、年末にかけ入稿が佳境に入っているため、この日記、今年は今回でおしまい。来年1月10日に再会します。それでは皆さん、佳き新年をお迎え下さい!

こんにちは、からまるです。

現代ビジネスに今月2日に公開されるや否や、現在までに2万9000ものフェイスブックの「いいね!」をもらった記事があります。フリーライターの藤田祥平さんが書いた「日本が中国に完敗した今、26歳の私が全てのオッサンに言いたいこと――勝手に「終わり」とか言ってんじゃねえ」です。

日本の正しい未来.jpgのサムネイル画像のサムネイル画像のサムネイル画像中国の深圳をルポし、彼の地の高度経済成長を目の当たりにした藤田さんが、自分たちを育てた父親世代にあてて、その世代が世界中でやってきたように若者に中国でチャンスを摑ませろと、激烈なメッセージを発しています。

「20代に機会を与えよ。我々に恩を与えよ。そうしなければ、私たちはもう、日本を捨てて、勝手にやる。それも一斉にではない、能力のある者から順番に、だ」

このメッセージは、先月刊行した村上尚己さんの『日本の正しい未来 世界一豊かになる条件』(+α新書)第一章「近未来小説『ゼロ成長の日本』」の世界にそっくりです。国内でチャンスを与えられなかった若者が中国で成長の芽をつかむストーリー。もはや「近未来」の話ではないのかもしれません。

9784062729598.IN01.jpgのサムネイル画像のサムネイル画像のサムネイル画像のサムネイル画像のサムネイル画像のサムネイル画像こんにちは、からまるです。

秋元雄史さんの『おどろきの金沢』(+α新書)の重版が決まりました。6月21日に刊行した本ですから、おどろきの半年経っての重版! これはうれしいですね~。

新書の場合、シリーズものの宿命か、刊行半年も経てば売れ行きが止まるものが比較的多いなかで、金沢での圧倒的売れ行きは、いまだに衰えがないのです。さすが金沢、読書人口が多いのでしょうか。ますますこの街が好きになってしまいました。

早くまた行きたい! あ~行きたい!!

こんにちは、からまるです。

相変わらず「AI」の文字を新聞やウェブで見ない日がありません。さまざまな仕事があれもこれもという感じでAIに置き換わっていくのを、否が応でも実感せざるを得ません。まさに鈴木貴博さんが『仕事消滅 AIの時代を生き抜くために、いま私たちにできること』(+α新書)で描いた世界が現実化しています。

The21仕事消滅前夜.JPG

そんなタイミングで、PHP研究所さんの月雑誌「THE21」1月号で、その鈴木さんが新連載を始めました。タイトルは「「仕事消滅」前夜 これから10年、あなたの周りで何が起こるのか?」です。

この記事の中で鈴木さんは、ウェブ記事の原稿料がどんどん下がっている現象について書いています。「専門性」というパワードスーツを着た専門性の高い原稿に相応の原稿料が支払われた時代に替わり、「スマホ」という誰もが身につけられるパワードスーツを着てスラスラと記事が書けてしまうのが今。そうすると、ネット上に大量にばらまかれている記事なり情報なりを、たんに寄せ集めただけでも、PV数が高ければ原稿料を得られます。その安い価格に専門家の書く記事の原稿料も合わせられてしまうというのです。

単価が下がるから仕事量を増やすけれども収入は上がらない。これが「仕事消滅前夜」の苦々しい現実なのでしょうか。

こんにちは、からまるです。

今回のアッパレ本は、政治記者の田崎史郎さんが構成・執筆した『小泉進次郎と福田達夫』(文春新書、11月刊)です。肥料や農薬などの資材を農協に販売する「全国農業協同組合連合会(JA全農)」の改革が、2015年から今年にかけて自民党農林部会を主舞台にして行われました。小泉さんは部会長、福田さんは部会長代理でした。

本書は、その全農との攻防の経緯を軸に、田崎さんがファシリテーターとなって、二人の議員が対談を行う形式になっています。また、この二人が外からどう見られていたか、全農改革に関係する議員や官僚に田崎さんが話を聞いています。最後に二人それぞれに相手の長所・短所を聞き出しています。

まずこの構成がアッパレですね。田崎さんは小泉さんから「自分たちの全農改革のことを本にしてほしい」と依頼され、かなり悩んだ末に、この構成を思いついたそうですが、これは編集者でもけっこう考えつかないと思いますね。政治家の心をよく知っている人ならではの工夫だと思いました。

そして、あとがきに「二人に対する見方が格段に厚みを増した」と書いているように、何と言ってもアッパレなのは、本書にはもっと知りたい・見方を深めたい・勉強したいという田崎さんの気持ちが横溢していることです。だって、田崎さんほどの方なら、政界・政治家のことならすべてわかると思って当然ではないですか。それがぜんぜんない。二人に迫る、この探究心の衰えのなさが、本書をいっそう魅力的にしています。

内容的には、福田家の話が興味深かったですね。あの元総理・福田康夫さんにも感情を爆発させることがあったんだと唸らされたエピソード(p63)がとくに印象的でした。祖父と父を総理に持つサラリーマン出身の達夫さんは、からまるは正直、よく知りませんでしたが、俄然、注目してみたくなりました。

     *     *

さて、明日は一日中取材、さらにその後、入稿が立て続けに入りますので、明日明後日はお休みします。また来週月曜日に!

こんにちは、からまるです。

生原稿.JPG引っ越し作業は今日までかかっていまして、ようやく最終段階に。昨日のエントリで書いたように、整理すると、どうしても捨てられないものがどんどん出てきます。生原稿もその一つですね。

からまるが編集者になった頃は、まだ原稿用紙に書く方がいました。印刷所への入稿も生原稿です。写真のように編集者が赤字で指定を入れます。冒頭に「東西冷戦が終わり」と書いてあることからわかるように、1990年代は、本文の級数は普通、13級でした。いまは一般書の大半が14級ですから、10パーセント近く小さかったのですね。新聞もそんな感じでした。

書名は明かしませんが、この原稿はからまるが駆け出しの頃の苦労がようやく実って著者からいただいたもの。文字通りの「玉稿」です。大切な宝物ですね。

こんにちは、からまるです。

編集部内で席替えがありまして、からまるは今、引っ越し作業の真っ最中なのです。普段はまったく見ないデスク引き出しの奥を整理のために引っかき回してみると、いろいろ出てきますよ、思い出の品々。それらの中でもとくに「ときめいて」片付けられないのが、この5年くらいの間に諸事情があって出版が叶わなくなってしまった二つの原稿です。

二つとも出せば絶対ベストセラーになると、社内の関係部署で認知されていた企画です。からまるの力が遠く及ばないところにある事情なので、どうにもこうにもならず、だったら潔く処分してしまえばいいのに、これらばかりはいつまでも捨てられないものですね。

さて、引っ越し頑張ろう。

また来週に!

こんにちは、からまるです。

日本の正しい未来.jpgのサムネイル画像のサムネイル画像村上尚己さんの『日本の正しい未来 世界一豊かになる条件』(+α新書)を発売して2週間。売れ行き上位の書店さんがハッキリして見えてきました。

ベスト8は、上から順に、紀伊國屋書店新宿本店、同梅田本店、丸善日本橋店、有隣堂横浜駅西口店、丸善丸の内本店、ジュンク堂書店大阪本店、三省堂書店池袋本店、三省堂書店神保町本店さんとなりました。ビジネスもの販売の王道とも言える書店さんたちですね。どうもありがとうございます<(_ _)>

とくに1位の紀伊國屋書店本店さんは、入口すぐの新書新刊棚のいちばん目立つ目線の位置にど~んと置いてくださいました。これは本当にありがたい。表紙の絵のテイストがお店に合ったのでしょうか。写真を撮れないのが残念ですが、感謝感謝です。

こんにちは、からまるです。

昨日はこの日記を書くのを忘れてしまいました、ちょっとバタバタしていました。

さて先週、実に久しぶりに先輩を先輩とも思わぬ口悪後輩とビールを付き合う羽目になってしまいました。いまや産業界のトレンドである「働き方改革」で、「徹夜してはならぬ」と上司に厳命され、仕方なく飲みたいというのです。

「徹夜で仕事する代わりに酒を飲むのはヘンだろ。いままで本当は暇だったんじゃないの?」

「先輩、相変わらず進化から取り残された化石編集者という感じっすね。これからは朝型が当然なんっす。早く起きて、会社に来て、ばりばり働いて、夕方から飲む。それがこれからのイケてる編集者っすよ」

「なに言ってんだか。たんに徹夜しなくてもいいような無駄な仕事をしなくなっただけだろ。だいたい会社に来てるように見えないし」

「ホントに化石っすね、先輩は。テレワーク導入はまだだけど、いまはスマホがあればどこでも仕事できるんすよ。これぞ働き方改革っすよ」

たしかに今は社内をざっと見渡しても、以前と違って深夜はあまり人がいませんね。からまるはかつて月刊誌にいたとき、月に4日は入稿と校了で半徹夜(最終の校了日は完全徹夜)でした。それも昔話になるのでしょう。

「急な仕事があったら徹夜しないわけにいかんだろ。緊急事態に燃えるのが編集者ってもんだろ」

「はあ? 大丈夫っすか先輩。働き方改革なんで、急ぎの仕事は明日に回して早く帰るんすよ」

「......あのさ、働き方改革の前に、まず働けよ」

こんにちは、からまるです。

先週金曜日のエントリの続き。12月1日、サッカーのワールドカップ・ロシア大会の組み合わせ抽選会が行われました。その結果、からまるがすでにチケットを手当てしたモスクワでの2試合のカードは何になったのか? 衝撃の結果発表です!

一つはアルゼンチン対アイスランド!! やりましたね~、南米予選では最終節に崖っぷちに立たされながらもゴールを決めて母国を本大会に導いたリオネル・メッシ擁する前大会準優勝国と、昨年の欧州選手権に続く初出場ながら魂のプレーを見せる、そして何と言ってもサポーターたちの「バイキングチャント」が心にしみる欧州選手権ベスト8の対戦です。楽しみすぎますよ。

もう一つはドイツ対メキシコ!! 今年のコンフェデ杯で若手中心の構成ながらも優勝した層が厚すぎる前大会優勝国と、サッカー巧者のメキシコ、これも楽しみすぎますね。奇しくもブラジル大会優勝国と準優勝国、それぞれの初戦を見られるとは、からまるは今年の運をすっかり使い果たしたのでした。

こんにちは、からまるです。

今日は天皇陛下の退位日をはじめ、流行語大賞などいろいろなことが決まる日です。で、からまるに最も関係があるのは、サッカーのワールドカップ本大会の組み合わせが決まる日でもあるのです。日本時間の深夜、どういう抽選結果になるのでしょうか。

関係があるといっても仕事ではありません。まったくの遊びで、6月中旬、モスクワで開催される予選リーグの2試合を見ます。チケット(FIFA公式サイトでの早い者勝ち正規チケットは瞬間的に売り切れ)、航空機、ホテル(たぶん普段の3倍くらい高いけれど、もうほとんど部屋が残っていない)は手配済み。あとは実際に見ることになる試合が何になるのかを待つだけになっているのです。来週の報告をお待ちください!

こんにちは、からまるです。

『「原因と結果」の経済学 データから真実を見抜く思考法』(中室牧子・津川友介著、ダイヤモンド社)は、今年2月に刊行されて以来名著の誉れが高いので、ようやく読んだからまるが、いまさらご紹介したところで遅きに失したとしか言いようがないのではありますが、でもこれは本当にアッパレ本ですね。

「因果推論」と書くとむずかしそうですが、「因果関係」と「相関関係」の違いを見抜くことの大切さを、ひじょうに丁寧に根気強く説いています。ビッグデータの時代だからこそ必須の知識なのでしょう。

そのふたつの違いがどうしてそんなに重要なのか。本当は相関関係しかなかった複数のデータを因果関係だと間違って推論したがゆえに起こる不幸が、とくに国家の政策ではひじょうに大規模になるからのようです。「因果関係を検証することなしに、一見すると効果があるように見える政策を実施することは、何より国民に大きなリスクを負わせているのだということを忘れてはなるまい」(p112)という指摘は刺さりました。実際に、消費税増税、後期高齢者の医療費自己負担率、ゆとり教育などはどうだったのでしょうか。いま議論されている高等教育の無償化は?

因果関係と相関関係を正確に区別するのは、エビデンスとエビデンスとはなり得ないものを正確に区別することでもあります。エビデンス(科学的根拠)とは「因果関係を示唆する根拠」(p48)のことだからです。

あったりまえじゃん!と思われるかもしれません。でも、からまるたちの仕事でも、エビデンスがしっかりしていない企画や原稿を通してはいけないとわかっていながら、えてして相関関係しか示唆していないものをエビデンスと捉えてしまっているのかもしれません。その気付きだけでも得るところの大きい本だと思うのでした。

50歳からの出直し大作戦.jpgのサムネイル画像のサムネイル画像こんにちは、からまるです。

新聞各紙で既報の通りですが、2016年9月に刊行した『50歳からの出直し大作戦』(+α新書)の出口治明さんが来年、立命館アジア太平洋大学(APU)の第4代学長に就任することになりましたね。実業界きっての教養人として知られる出口さんが、留学生と日本人が半数ずつ在籍するユニークな大学のトップになる。なるほどな思いました。

来月下旬に壮行会が行われるそうなので、ご様子を伺いたいと思っています。これからも注視したいですね。

また明日に!

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

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