こんにちは。ビジネス出版部のからまるです。
先日ご紹介したように、グロービス経営大学院さんでの山口絵理子さんの講演会が、15日の金曜夜に行われました。ウワサ通り200名以上が集まり、本当に大盛況でした。主催者の発表によると、過去に行われた講演の最高参加者記録の竹中平蔵氏を上回る新記録になったんだそうです。グロービスさんの名古屋校と大阪校にも同時中継されました。
山口さんはちょっとお疲れ気味だったでしょうか。休日なし、起きていればずっと仕事のこと経営のことを考え、スタッフたちと朝の3時4時まで働くというのですから。
でもいつもの歯切れ良いコメントも飛び出しました。たとえば司会者が、「社会起業家の代表のように言われることに、どう思いますか?」といった質問をされたとき。
バングラデシュで仕事を始めて日本に戻ってきたときに社会起業家という言葉をはじめて知りった。最初はそれが何だかよくわからなかったと語った上で、
「社会起業家の『社会』っていらないんじゃないですか」
どんな起業も社会のために行われるもので、だから続いていくのだし、そうでなくてはならないと思う。今は大企業になった会社だって、創立者は社会起業家だったから、今も続いているのだ、というお話のときは、いつものエリコ節でしたね。学生の皆さんも本当に熱心にテイクノートされていました。
山口さんといっしょに登壇したのは副社長の山崎大祐さん。この人の存在が大きいです。山口さんとは慶應義塾大学の竹中平蔵ゼミの先輩後輩で、その後、山崎さんはゴールドマンサックスにエコノミストとして採用され、六本木ヒルズの高いところにいました。最初から4年間勤務したら辞めると決め、実際に4年経った後、念願のバイクでアジアを旅するはずが、山口さんの縁でマザーハウス設立に参加することになったと話していました。バイクで旅するよりも、こっちのほうがずっと面白いとも言っていましたね。
山崎さんも言うように、マザーハウスの今後のプランを講演で聞いて、山口さんの「進化の早さ」をからまるは痛感しました。二人ともまだ20代ですよ。20代の日本人は捨てたものではありません。