こんにちは。ビジネス出版部のからまるです。
日経BP社さんが主宰するBizTech図書賞の受賞作3点の一つに、昨年7月に刊行した川口盛之助さんの『オタクで女の子の国のモノづくり』が選ばれました。今日の午前11時、その授賞式が丸の内の東京會舘あったんです。
写真の左が、審査委員長の竹内弘高一橋大学大学院国際企業戦略研究科長。受賞理由について、「日本製品のオタク性を十の法則でまとめ、世界に誇れる子どもっぽさと女性っぽさが日本のものづくりを牽引する文化的エンジンになっている」と分析したところがユニークで、「今後の日本のモノづくりの強さの源泉がどこにあるのかを新たな切り口で提示した」ことが評価されたとしています。
授賞式後の懇談会の会場で挨拶に行ったからまるの耳に、竹内さんはそっと、
「ハードはどんなに技術力がすぐれていてもすぐに他にマネされて価格が下がる。けれどコンテンツは価格が下がらない。ここがこれからのモノづくりのポイント」
と打ち明けて下さいました。なるほど。出版社もコンテンツを扱います。その価値を見直して元気を出さないといけませんね。
さて、この本のオビには、川口さんのお知り合いである麻生太郎議員から推薦文をもらっています。その縁で、授賞式に麻生総理から祝電が届きました。からまるにはどうも、麻生総理の偽装オタク疑惑が晴れない(ー'`ー;)のですが、それはそれとして、大型経済対策をまとめるなど攻めの政局運営の渦中にもオタク仲間スタンスを忘れないことに感心しました。