「裁判員ネコさん」なんて「符号」もあり?

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こんにちは。ビジネス出版部のからまるです。

昨日ここに書いた青沼陽一郎さんの本のタイトルをどうしようか、じつは目下悩んでいます。昨日、装幀をお願いしたデザイナーさんに、けっこうきつめのスケジュールを言ったところ、

「うーん、タイトルが決まればすぐにできそうですけどね」......

そりゃそうですね<(_ _)>。ということで、昨夕急遽、青沼さんをつかまえてディスカッションしたのです。

裁判員制度について書いた本ですが、裁判員というのは誰でも(著者もからまるも)なる可能性があるわけですから、たとえば「政治家」とか「中国人」とか、からまるにとっては「女性」とかとちがって、完全に客体化された対象とは言い難いですね。書く対象であると同時に自分もなるもの。では、もし自分が裁判員になったら何と呼ばれるのだろうという議論になりまして。。

「裁判員は裁判所でなんて呼ばれるんですか」

「本名で呼んではいけないから、裁判員一号、二号......と呼ばれるらしいよ」

 

「裁判員一号」......(ー'`ー;)

 

なんかモノ扱いですね。「人間なんだから番号で呼ぶな! 名前で呼べよ!!」と怒り出す人がいそうです。裁判員は6人ですから、「裁判員一号さん」とか「四号さん」ならまだいいけれど、「二号さん」はどうかと。。

そこで裁判所にちゃんと確認しようということになり、さっきからまるは最高裁判所の広報ご担当の方に電話して訊いてみました。すると......。

「事件ごとに、裁判官が考えるか、裁判官が裁判員と協議して考えて、符号で呼ぶ」

ということで、法律や規則での一律な決めごとはないそうです。裁判員法では、第二十六条「裁判員等選任手続調書には、次に掲げる事項を記載しなければならない」として、その第一項第十五号に「裁判員及び補充裁判員の氏名並びに公判調書、刑事訴訟規則第三十八条の調書及び検証調書に記載されるべきこれらの者の符号」とあるので、こうした調書類に書かれる本名にかわる符号で裁判所内では呼ばれることになるのだそうです。

 

符号......(ー'`ー;)

 

『広辞苑』にはその意味の①として、「しるし。記号。あいじるし」とありますから、6人の区別ができれば名前でも数字でも何でもいいのでしょう。6人ということは「甲乙丙丁」とか「東西南北」はないでしょうから、まあ「一号、二号、三号、四号、五号、六号」と数字を使うか、「アイウエオカ」「イロハニホヘ」とか(6人だと五七調になじみませんね)。

でも、荷物か何かではなく人間ですから、どう呼べば区別しやすいかよりも、どう呼ばれたいか、どう呼ばれたら不愉快か、も考えないといけないと思います。女子だったら「私はネコがいい!」と言い張るかもしれません。そうなると、

「ネコさん、イヌさん、クマさん、ライオンさん、ゾウさん、ペンギンさん」

もアリということになるのでしょうか。実際の運用が待たれますね。

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このページは、karamaruが2009年2月19日 13:19に書いたブログ記事です。

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