やっぱり渡邉美樹さんには直球を投げてほしいと思いました。

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こんにちは。講談社BIZのからまるです。

渡邉美樹さんの企画を提案する際に考えたのは、やっぱり直球を投げてほしいということでした。

もちろん、何と言っても日本一多忙な経営者のお一人、本をまとめる時間はきわめて限られています。当然、配慮が必要です。ワタミの方々も、なるべく渡邉さんの時間の負担が少なくて済む企画ならば、という考え方だったようです。

でも、からまるは、直球本にこだわりました。2008年9月のリーマンショックで身も心もずたずたになった人たちを、本の力でなんとか助けられないか。そんな気持ちが募り、1月30日に提出した企画書には、次のように書きました。

「ここ十数年の「グローバル・スタンダード」に対して何疑うことなく仕事をし、モノを考えてきた現在の30代の人々は、「グローバル・スタンダード」が忽然と崩壊したことに、大げさに表現すれば神国日本がなくなった終戦に匹敵する衝撃を体感しています。「利益と効率」の価値軸で生きてきた人間が、がらりと変わった価値観の中で生き直すのは大変です。これからはニセモノが淘汰されてホンモノの時代が来ると言われますが、何をよりどころとするのか、それを見定める視点がなければ、また次の新しいニセモノを作り出してしまうだけ。こうした理由から、「グローバル・スタンダード」の犠牲者とも言える30代の方々にこの本をお届けしたいと考えます」

「100年に一度」の価値観の転換が起こるかもしれない時代に、四半世紀かけて一代で企業グループを築き上げた渡邉美樹という類い希なる天才経営者が、どんな考え方で挑んでいくのか。これから5年後に幸福になるための希望のヴィジョンを、30代の方々に提案できればと思ったのでした。

その思いが通じて、企画にゴーサインが出たときは、大変皮肉な言い方をしてしまいますが、金融危機という時代の荒波が味方したのかもしれないと感じたものです。

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このページは、karamaruが2009年7月22日 17:38に書いたブログ記事です。

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