他社ながらアッパレな本『脳に悪い7つの習慣』。

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こんにちは。講談社BIZのからまるです。

大ベストセラー中の『脳に悪い7つの習慣』(林成之著、幻冬舎新書、2009年9月刊)。あまりのバカ売れぶりがうらやましい限りなので、もちろんからまるもチェックしました。

林先生のご専門である脳神経細胞の中枢群を「ダイナミック・センターコア」と定義して、ここを通るプロセスが感情→理解・判断→記憶→思考となり、その順序に従った説明が7つの章を構成しています。

でも、読んでいくと、必ずしもタイトルにある「7つの習慣」から書き起こされているわけではないのです。まったくの憶測ですが、この「7つの習慣」という切り口は後から考えられたようですね。論理的だけど直感的にとらえにくい全体像を、編集者の方が強力な切り口で見える化したように思います。

しかも、「7つの習慣」というと、かつての大ベストセラーであるスティーブン・コヴィーの『7つの習慣』を思い出すように、ふつうは、したほうがいい「良い習慣」のことだと考えます。でもこの本はやめたほうがいい「悪い習慣」です。新しく始めるよりも、やめるほうが一見簡単そうですよね、たいていのことは。しかも「やめる」対象が飲酒とかタバコとか、いわゆる「三毒」系ではなく、「我慢して勉強」とか「言われたことをコツコツやる」とかですもん、ヤッホー天の恵みだ!と感じてしまいます。

著者が「勝負脳」というキーワードを持つ売れっ子であることだけでなく、編集者の力量を感じてしまいました。アッパレです。

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このページは、karamaruが2009年12月 3日 18:15に書いたブログ記事です。

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