「日本のデフレは今後10年続くかもしれない」と高橋洋一さんが講演会で!

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こんにちは。講談社BIZのからまるです。

慶應義塾大学教授の竹森俊平さんが講談社BIZから2006年4月に出した大著『世界デフレは三度来る』は、下巻のエピローグに「ドル紙幣は金か?」という問いを立てて終わるのですが、このエピローグに登場する主要人物としてからまるには忘れられない名前である、ブッシュ政権時代の財務次官で2003年から2004年にかけて日本の財務省が行った史上最大規模の為替介入のアメリカ側カウンターパートだったジョン・テイラー・スタンフォード大学教授の講演会に行ってきました(月刊誌「FACTA」創刊4周年記念フォーラム)。

というのも、からまるは最近の日本経済の奇妙さをテーマにした本を企画しようとしているからなのです。どこがどう奇妙なのかがわからないところが奇妙という、禅問答のような状態にからまる自身が陥っているので、自らの働かないアタマを整理しようと思ったのでした。

しかし、テイラーさんの講演自体は、会場にお出でになった竹森さんが質疑応答で鋭く質問して突っ込んだように、中央銀行が行う量的緩和に批判的というスタンスながらバーナンキFRB議長が進めてきたリーマン・ショック後の超急激なマネタリーベースの増加(ドル紙幣刷りまくり)を評価する内容に、からまるの理解能力ではアタマの整理どころかかえって混乱になってしまいました。

それよりも、テイラーさんの基調講演のあとに行われたパネルディスカッションのパネリストの一人だった財務省出身のエコノミスト、高橋洋一さんのプレゼンのほうがアタマの整理になりました。

そのトピックの一つが、10年物国債を元に算出した期待インフレ率情報であるブレーク・イーブン・インフレ率(その定義はこのウェブページで)が現在マイナス0.7の水準にあり(デフレ期待とでも言うのでしょうか)、主要先進国でこれがマイナスの国はなく、このことは、今後10年、日本でデフレが続くことを示唆しているのだそうです。もっと言うなら、10年後の物価が今の水準より10パーセント下がっていることもあり得るのだとか。

 

えーそおなの(ー'`ー;)

まだ10年も値下げ競争しないといけないの(ー'`ー;)(ー'`ー;)

 

とガッカリしているだけで終わってはいけません。

というのは、もしまだ10年も続くとしたら、この日本のデフレは、世界で起きているのとはまったく違ったデフレではないのか――が、これから考えるべきポイントのような気がしているからです。今の日本経済の不気味さの謎を、どなたか解明していただけないでしょうか。

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このページは、karamaruが2010年3月19日 17:20に書いたブログ記事です。

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