昨日の「サンデーフロントライン」で孫正義さんが語ったことから考えた「cloudbook」。

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こんにちは。講談社BIZのからまるです。

昨日朝、「サンデープロジェクト」の後継番組「サンデーフロントライン」にソフトバンクの孫正義さんが出演されていました。孫さんがテレビにナマ出演するのは珍しいですね。しっかり見させてもらいました。

その中で孫さんがぶちあげた「電子教科書」構想(全国の児童に政府が無償でiPadのようなデバイスを貸与し、そこに教科書をダウンロードさせる。6000億円くらいでできるから「子ども手当」より安上がりの政策、という主張)を聞きながら、それとはまったく関係ないことを思っていました。

電子書籍は「ebook」とも呼びます。佐々木俊尚さんの『電子書籍の衝撃』には、「email」がいつの間にか「mail」になったように、「ebook」もいつのも間にか「book」になるだろうと書いてあったのが印象的でしたが、では「ebook」とは紙のものをたんに電子にしただけなのか、と思ったのです。

出版社が手がける雑誌連動ウェブサイトは、ウェブサイト運営の専門家から「紙の雑誌をウェブサイトにしただけ」という批判というか侮蔑をずいぶんと受けてきました。それと同様、紙の本をただ電子デバイスで読めるようにしただけでは、目新しかったり紙の本より安いというメリットがあったりするうちはいいのですが、それらが飽きられた後、長い目で見るとダメなような気がします(最近の電子書籍賞賛論の物足りなさもそこにあります)。

以前にこの日記で、iPadとKindleを同じ土俵で比較しても仕方ないと書きました。iPadはデバイスのサービスで、Kindleはクラウドのサービスだからです。それの水平思考なのですが、たとえば「電子教科書」もクラウドでないとあんまり意味がないように思うのです。自分がチェックした重要事項や感心した話などをノートに作成するのはデバイスで行うとして、そのノートはいつでもどこでも、どんなデバイスでも、学習の習熟具合、あるいは読みかけのノートの開いた位置、第三者の赤ペンチェックなどが更新されたまま見られるようになっているといいのではないでしょうか。

「重い教科を学校に持ってこなくても済む」とか「忘れ物がなくなる」というメリットだけではつまらない。勉強部屋や学校や先生までもクラウドに置いておけると、もっと楽しいですよね。「ebook」が「book」になるのもいいけれど、からまるは「ebook」が「cloudbook」になるのを見てみたいです。

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孫さんの構想はこの動画を見るとよくわかります。
クラウド化はもちろん、NHKの番組を全部無料で見られるようにするなど、かなり斬新なアイデアだと思います。
http://ustre.am/:qRhe

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このページは、karamaruが2010年4月26日 17:39に書いたブログ記事です。

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