強靱な哲学だからといって真実かどうかはわからないけれど正しい道は説いている、たとえ18世紀のカントでも21世紀に生きているように。

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こんにちは。講談社BIZのからまるです。

昨日から突然始めたツイッターkodanshabizでちょこっとつぶやいているように、最近とびきり楽しい本『ツイッターノミクス』(タラ・ハント著、村井章子訳、津田大介解説、原題はTHE WHUFFIE FACTOR)の「ウッフィー」(ソーシャルネットワーキングにおける信頼と評価)というのは、NHK教育の日曜18時から放送している番組「ハーバード白熱教室」でからまるが聞きかじっているイマヌエル・カントの「定言命法」や「自律」とすごく考え方が近いように思うのです。

哲学者・小川仁志さんの新刊『人生が変わる哲学の教室』によると、、

「何かメリットがあるから行為するというのは、仮言命法なのです。これに対して、何も条件をつけず、メリットなどなくとも、ただ行うという判断こそが定言命法によるものだということになります。(中略)条件に左右されずに、とにかく「~せよ」という定言命法が要求されるのは、人間にはこの意志の自律性が備わっているからであり、したがって道徳性の本質は意志の自律にあるのだといえます」

どうでしょう? 「仮言命法」を「ウッフィーを減らす行為」、「定言命法」を「ウッフィーを増やす行為」と置き換えても通用すると思いませんか?

たとえ法律違反でなくても、誰も見ていなくても、自らを正しいルールに従わせる意志の自律性。「ウッフィーを増やす行為」はカントが説く道徳なのかもしれないなー。

そう考えると、古くさくて小難しい言葉を使った18世紀の近代哲学といえども、それが真実を説いているかどうかはわからないとしても、数世紀間のイジワルな反論に耐えた強靱な哲学というのは、時代が変わっても正しい道を説いているなと思います。

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このページは、karamaruが2010年5月18日 15:50に書いたブログ記事です。

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