なんでもメディア、誰でもメディアはいいけれど、ニコ動のヤジはウザいかも。

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こんにちは。連休中あちこち遊びに行ったので昨晩は「会社行くのヤだなあ」と人並みに思ったのに結局は出てきた小心者のからまるです。

5月21日刊行予定の『官邸敗北』で著者の長谷川幸洋さんと打ち合わせた中で、「メディア」という表記について、新聞やテレビといった旧来からあるメディアと、インターネットの発展とともに現れた新しいメディアを使い分けて書く場合、前者を「マスメディア」と限定的に書かないと今は混同されるという議論をしたことがありました。

ツイッター議員という言葉があるように、政治の現場にいる人物が一次情報を流すのもメディアなのかという新しい問題についても、この本では触れました。それについては実際に読んでいただくとありがたいのですが、メディアという言葉の定義が今ほど揺れ動いている時代はないかもしれません。

そんなことを頭に置いていた連休前、久しぶりに左手を腰をあて右手で先輩を威嚇する口悪後輩と呑んで、あることでニコニコ動画の話題に及んだら、口悪後輩が言うじゃありませんか。

 

「ニコ動の、あのヤジってウザくないですか? 芸人がコメンテーターのワイドショーみたいで、じっくり事実を見たいときにジャマなんスよ」

 

......そうおっしゃるキミは誰より芸人のコメンテーターみたいな条件反射しかしないじゃないのよ、と喉元まで言葉が出かかりましたが、大人のからまるはぐっと呑み込んで、

「そうか、キミもそう思うか」。

からまるも、今年のはじめにフィギュアスケートコーチのニコライ・モロゾフさんの『キス・アンド・クライ』を出したときプロモーションで作った動画をユーチューブとニコニコ動画にアップしたのですが、ニコ動の正体不明のヤジを見るたびに「それってみんな面白がってくれてるって意味なの?」と切なくなったことがありました。

先日、報道番組で、ある閣僚の定例会見でニコ動の中継が認められ、運営会社の方がニコ動に寄せられた質問でもっとも多かったものを代表して読み上げる場面が映りました。メディアの歴史としては画期的かもしれませんが、記者のようにもっと質問力を磨かないと凡庸な答えしか返ってこないですよね(実際、ニコ動の方も、記者クラブの開放でボールはこっちに投げ返された、とおっしゃっていました)。

なんでもメディア、誰でもメディア。そう言うのは簡単だけど、それは同時に発言者の力が剥き出しに測定されることでもあると思います。

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このページは、karamaruが2010年5月 6日 18:10に書いたブログ記事です。

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