「ばらまき」「ばらまき」と皆は言うけれど。。

|

こんにちは。講談社BIZのからまるです。

参院選マニフェストの中身が各政党から出始めて、新聞やテレビでさまざまな論評がされています。で、いつも決まって使われるのが、「ばらまき」という言葉。「子ども手当などのバラマキ型予算編成でいいのか」といった議論の中で使われ、この言葉を聞かない日はありません。

しかし、これって本当に「ばらまき」なのでしょうか。ばらまくとは、広辞苑によると金銭などをばらばらとまく、という意味になるようで、おおむね「不特定多数の人に無分別に気前よくお金を配る」というイメージで皆使っていると思うのですが、たとえば「子ども手当」は子どものいる世帯に対してだけ払われるもので、子どもがいない世帯にはありません。特定団体に対する補助金に至っては、その団体に属する会社や個人にしかなく、日本の人口比率からみればごく少数といっていいですね。これも「ばらまき」というのは、ちょっと厳密性が欠けるような気がしませんか?

文字通りの「ばらまき」なら、ここ数年、議論されている「ベーシック・インカム」がそれに当たると思います。これは、「すべての個人に、生活に必要な最低限の所得を無条件で与える社会保障システム」(山崎元氏の文章による)のこと。たとえば一人当たり月に5万円のお金を受け取れるようにするのです。セーフティネットであると同時に、失業の恐怖を感じずにビジネスにチャレンジできる積極的な意味合いもあります。

これが本当の「ばらまき」ならば、連日テレビでやっている、まるで「ばらまき」は悪みたいなステレオタイプな議論のワナから逃れられるのではないでしょうか。

このブログ記事について

このページは、karamaruが2010年6月22日 17:24に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「家族や音楽が与える幸福が、経済が与える幸福を上回れなくていいのか?」です。

次のブログ記事は「電子書籍を読む違和感がどんどんなくなってきます。」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

カテゴリ

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 6.2.4