『官邸敗北』の長谷川幸洋さんが喝破した、財務省から見れば何の争いにもなっていない民主党代表選。

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こんにちは。講談社BIZのからまるです。

官邸敗北500.JPGのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像『官邸敗北』の長谷川幸洋さんの切れ味がますます鋭くなっています。2週連続でテレビ朝日系日曜朝の「サンデーフロントライン」に出演し、とくに先週は菅直人総理に対して、菅総理の上滑りの話を聞きながら「そこを突っ込んでほしい!」とテレビの前で多くの人が心の叫び声を挙げたであろうところにピンポイントで迫っていく凄みを感じました(他の出演者は正直言って突っ込みが薄味)。

そして昨日は、文化放送さんにお邪魔し、午後放送のラジオ番組「大竹まことのゴールデンラジオ」に生出演するので、からまるもお供したのです。そこで長谷川さんが強調されていたことの一つは、「菅直人総理も小沢前幹事長も根っこは同じ中央集権主義者」というお話です。

地方へ渡す補助金は菅政権のもとでも従来通り、国(中央)が使い道を事細かに決めて地方自治体に配分する「ひも付き補助金」になっているわけですが、これを小沢前幹事長は一括交付金にして地方に自由に使わせようとおっしゃっています。たしかにそのほうが現状よりはムダがないかもしれません。

しかし、これはあたかも地方に自主性を持たせるように見えるのですが、そう思うのは厚労省や国交省のように地方への補助金の使途に具体的に介入する(ひもを付ける?)官庁から見たら自分たちの権限を奪われる話であって、財務省から見れば、国が集めた税金を地方に配分する構造(つまりこれが中央集権の根っこ)じたいが維持できれば、何ら権限は損なわれないのです。

ということは、財務省の消費税増税路線を推進する菅総理も、消費税増税より歳出見直しと地方への一括交付金化など予算組み換えを主張している小沢前幹事長も、大きな政府派=中央集権維持派という意味では同根の政治家なのです。あたかも激突しているように見えるけれども、これでは小沢前幹事長の「脱官僚・霞が関解体」はまやかしではないでしょうか。

こういう視点はさすがに『官邸敗北』の著者だと思わせてくれます。

これからの本当の争点は、道州制など地方分権であるべきでは? 民主党内のコップの中の嵐に惑わされずに。

その長谷川さんがパネリストの一人を務めるシンポジウムが講談社内で行われます。「現代ビジネス」主催、「ソーシャルメディア時代のジャーナリズム」と称して、田原総一朗さん、佐々木俊尚さん、津田大介さんと共に出演(9月16日 午後6時半開場 午後7時開演・午後8時40分終演予定。参加費2000円)。これは楽しみ!

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このページは、karamaruが2010年9月 9日 16:17に書いたブログ記事です。

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