「そして人」と「ももも族」。

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こんにちは。講談社BIZのからまるです。

いただいた原稿をよりブラッシュアップして読者の方にわかりやすく直すリライトという作業も、編集者の大事な仕事です。ビジネス書系の場合、まったくリライトしないというのはかなりレアケースで、多くの場合はリライト量が多い少ないかが相当違うにせよ、何らかの手入れをして著者の方に見てもらいます。

さて、そういうリライト作業中に気付くのは、多くの人が接続詞を使いすぎることです。とくに無意識のうちに多用されていると思われるのが、「そして」ですね。執筆する立場からは、いや無意識なんてことはない、たんに接続させるだけでなく文脈内で強調させるのだといった理由がいろいろあるのだと思いますが、試みに「そして」を全部取ってみても、意味は通じますし、多くの場合、文章のリズムが格段によくなります。ぜひお試し下さい。

 

あと多いのは、「も」の多用ですね。たとえば、こんな感じです。

「グローバル化の進行で投資マネーも盛んに動くようにもなって、日本の企業も株主配当を増やした」

「も」が三つありますが、それをなくしてみたらどうでしょう。

「グローバル化の進行で投資マネーが盛んに動くようになって、日本の企業は株主配当を増やした」

まったく通じますし、こちらのほうがリズムがいいとは思いませんか?

からまるの経験だと、「も」を多用するのは、かなりインテリの方の特徴です。おそらくいろいろと複雑な状況を理解しているので、いろいろな留保条件を付けないと語りきれないもどかしさが表れているのだと思います。でも読むほうは、著者の方にその複雑さを単純にしてもらえて初めて理解できるのです。

とまあ、以上はからまるの文章力を180パーセント棚上げにしてのお話でありました。

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このページは、karamaruが2010年9月30日 18:28に書いたブログ記事です。

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