幻冬舎さんがMBO。

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こんにちは。講談社BIZのからまるです。

幻冬舎さんがMBO(経営陣による自社株式の買い取り)をしましたね。見城社長の個人会社が株式を1株22万円で買い取ると10月29日に発表し、それまでずーっと14万円から15万円くらいだった株価がストップ高を続け、今日は21万6000円で商い成立したようです。

からまるはずっと以前から幻冬舎さんの株価に注目してきました。講談社は非上場なので、出版社というものがマーケットでどういう評価を受けるのか、幻冬舎さんはその指標になると思ったからです。そして、いつも思っていたのです。なんでこんなに安いんだろう、と。

今日の終値で見ても、企業の解散価値にあたるPBRは0.6倍で、これが1倍以上ないということは、マーケットは、ひょっとしたらひょっとして、将来の業績悪化で資産を食いつぶしていく可能性があるんじゃないかと見込んでいるとみなすことさえできます。

また、時価総額は77億7600万円です。あれだけ素晴らしい出版活動をしていて、しかもしっかり黒字を出している会社なので、からまるはこれは「たったの77億円」しかないのかと思います。14万円くらいだったときは50億円程度に過ぎませんでした。

からまるはじつは、ある知り合いのファンドマネジャーに訊いてみたことがあるのです。

「幻冬舎がたった50億円の値段しかつかないのは納得がいかないのですが、どうして誰も買おうとしないのですか?」

でも、その人に何と言われたと思います?

 

「出版社の未来を考えれば、買いたい人はいないでしょう」

 

そうですか。そうなんですか。複雑な気持ちでしたね。なので、見城社長は「資本と経営を一体化し改革を進めないと、出版不況の中で生き残れない」という、説明がないとよくわからない見解を発表していますが、この不当に低い株価に不満があったのかもしれないと思えてしまったくらいです。

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このページは、karamaruが2010年11月 2日 17:09に書いたブログ記事です。

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