吉本佳生さん『マクドナルドはなぜケータイで安売りを始めたのか?』表紙はこんな感じ~。

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こんにちは。講談社BIZのからまるです。

吉本佳生さんの新刊『マクドナルドはなぜケータイで安売りを始めたのか?』の電子書籍制作の体験を通してわかったことをつらつら書こうと思っているのですが、その前に表紙を見てくださいな。

 

マクなぜオビあり.jpgご覧の通り、ノートです。

 

ノートの表紙を使った装幀はけっこうあるんですが、ノートの中の罫線を生かした装幀はあんまり見たことがないと思うんですよね。

どうしてノートになったのか。二つ理由があります。

まず、この長いタイトルをどうやって見てもらいやすくするかが問題でした。普通に写植文字でレイアウトすると、すごく窮屈な感じになってしまう恐れがあります。すると打ち合わせで、「だったら書き文字だろう!」と制作スタッフの一人が提案したのです。

なるほど、書き文字なら、どんなに長くてもバランスが取れます。実際、タイトルにある「ク」と「ナ」の大きさが他に比べて極端に小さくなっていますね。こういうことを写植文字でやると、すごく違和感があるのですが、誰だって長い単語を短いスペースに手で書くときは文字の大きさを適当に小さくして、けれどもちゃんと読めるように全体のバランスを取るので、書き文字なら自然になるのです。

で、文字を書くのはやっぱりノートだろう、という連想で、ノートの中を使うことになりました。

もう一つの理由は、本の狙いと関係があります。

この本には吉本さん一流のミクロ経済学と呼ばれるカテゴリーの知見が書かれています。そういう意味で一流の経済書という位置付けで間違いないのですが、からまるはこの本を「勉強法の本」であるとも思っているのです。

これは原稿を読んだときの印象でして、マクドナルドのケータイクーポンや牛丼の値段など、誰でも目にする身近な価格という小さい素材から、どれだけ深く経済や人間心理の本質を学び取ることができるのか、その「学び方」を学ぶナビゲーターのような内容にもなっているのです。そのことを強調したくて、もっともポピュラーな学びの道具として、ノートを使いたかったのです。

装幀してくれたのは、デジカルの萩原弦一郎さん。そして書き文字の作者は講談社内の人です。社内で何人かの人にタイトルを書いてもらって、その中から萩原さんが選んだものです。みなさん、ご協力どうもありがとうございました!

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このページは、karamaruが2010年11月15日 19:44に書いたブログ記事です。

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