「タイトルがパクリだと文句を言うのは負け犬の遠吠え」?

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こんにちは、からまるです。

「今日は誕生日なんすよ。なんかご馳走してくださいよ」

いつも左手を腰に当て右手で先輩を威嚇する口悪後輩が、新年の挨拶も早々、からまるに言います。

「なんで誕生祝いなんてしないといけないのよ」

「なんでって、いつも後輩の世話になってるじゃないすか」

そんな記憶はまるでありませんが、まあちょっとC級の店に行きたい気分でしたので、もつ焼き屋へ繰り出しました。後輩がその店でいちばん高い牛ハラミ焼きを口にくわえながら言うのです。

「先輩、数字出てないすね、数字。いくらかっこいいこと言ってたって数字がすべてじゃないすか」

ここで「数字」というのは担当した本たちの合計部数のこと。それにしても相変わらずおごってもらっておきながらイヤなことを言うヤツです。

「目先の数字は追わないの。そりゃあベストセラーのタイトルをパクって無理矢理出してそれなりに売れてる本もあるけどさ、そんなのダメだろ、やっぱり」

すると口悪後輩はビールをがぶりと飲んだかと思うと、、

「だから先輩はダメなんすよ! タイトルがパクリだなんて文句を言うのは負け犬の遠吠えっすよ!」

「......そんなの、数字の奴隷になるよりはいいだろうが( ̄□ ̄;)

「だからそれも負け犬の遠吠えなんすよ」

「なんでそんなに負け犬負け犬ばっかり言うわけ?」

「このあいだ覚えたんすよ、これ。便利っすね」


(ー'`ー;)


まあたしかに、この口悪後輩はつい最近まで「仏頂面(ぶっちょうづら)」を「部長づら」だと思い込んでいた程度の国語力なのでした。でも、口悪後輩のそそのかしに乗るわけではありませんが、からまるも知っている業界で有名な某若手ベストセラーメーカーは、著者に企画の提案をしに行くときに、国語力の高い言葉を連ねた企画書ではなくて、自分でイラストレーターを使って表紙のダミーを作ってもっていくのだそうです。たしかにこれなら一発でどんな本にしたいか、お互いによくわかる。ダメなら表紙を直せばいい。

それくらい思い切ってやり方を変えないと、これからはむずかしいのかもしれません。と、からまるの思いも財布に中身もまるで想像できない口悪後輩は、ハラミ肉の串焼きをどんどん追加していたのでした。

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このページは、karamaruが2011年2月 1日 16:22に書いたブログ記事です。

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