身につまされすぎて思わず仕事の手が止まってしまった本『傷だらけの店長』。

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こんにちは、からまるです。

つぎつぎと打ち寄せる編集作業の合間に必要があって『傷だらけの店長 それでもやらねばならない』(伊達雅彦・著、2010年8月、PARCO出版刊)という本を読み始めたところ、たちまち仕事の手が止まってしまいました。

ちょうど半分ほど読んだところなのですが、これは大変な本ですね。駅前一等地に業界上位5位以内の大型チェーン書店がオープンしたことによって客足が激減した、ここもあるチェーンの書店長さんが日々の苦労を綴り、業界紙「新文化」に連載したエッセイなのです。

そのご苦労たるや、本当に読んでいて身につまされます。からまるたちは新入社員のときに2週間、新人研修の一環として書店さんに配属され、裏方からレジ立ちまで一通りの仕事をするのですが、当時はまだ現在に比べれば牧歌的なくらい本が売れていたし、研修なので言ってみれば書店さんのお仕事の上っ面をなでただけ。それでも返品作業に使う体力はかなりのものでしたし(本はとにかく重い!)、つぎつぎ入荷する新刊書籍と雑誌の荷さばきも大変だったし(こんな本どこに置けばいいのよ?)、お客さんの問い合わせはおおむねわからないものばかりでした(タイトルも著者名もわからないんじゃ......)。

これが店長さんともなると、休みはないわ、時間はないわで、「雨が降ってお客が来ないとうれしい」などと思ってしまうのだそうです。それによって売上が減り、本部から人件費削減を命じられ、人を減らしてもっと忙しくなってしまう悪循環に陥ることがわかっていながら。そして、いざ大手ナショナルチェーン店の進出でお客が減るとヒマになり「店内失業」してしまうのだとか。

この本を読んでいますと、飛ぶように売れる本を作って店長さんたちに喜んでもらいたいと思いますね。そしてぜったいに付録なんて付けちゃダメだと思いましたよ。

それにしてもペンネームでなければぜったい書けない内容とはいえ、いったい著者はどなたなんでしょう? 書店さんにくわしい販売部の人にこっそり訊いてもわからないのです。

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このページは、karamaruが2011年4月27日 19:19に書いたブログ記事です。

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