こんにちは、からまるです。
この本はひょっとすると、うっかり真に受けると大変なことになる禁断の書かもしれません。たとえばこんな実践を紹介しているのです。
◎食事中に絶対テレビをつけない、集中して親子トーク
◎小遣いは家族共通の財布から取り合う、完全フリー制度
◎「塾に行きたくない」もOK、勉強したい時期まで待つ
◎子どもに教える前に、考えさせる
◎本当にイヤなことはさせない、よその子どもと比べない
書くと簡単ですが、実際にやってみるのはかなり勇気が要ると思いません?
たとえば、「子どもに教える前に、考えさせる」というのは、はじめてお子さんが電車通学するときに、電車の乗り方、時刻表の見方を教えずに、まず自分でやらせてみたというのです。普通なら、とてもそこまで放任できないですよね。極端な比喩を使うと、子どもが走行中のクルマにぶつかった後で「だから道路は歩道の右側を歩くんだ」と子どもに教えるようなものです。
でも後藤さんはそこで口を出すのを抑えて考えさせた。子どもだって真剣に考えざるを得ません。「放任」のようでいて、じつに練られた方法なのだと思います。
一番目の「食事中に絶対テレビをつけない、集中して親子トーク」。これが決定的なように思います。テレビをつけないと、どんなに家の中が静かになるか。そうなったらもう何か話さないわけにいかないし、話してみるといろいろ面白くて、あっという間に時間が経つ。話すということはアタマを回転させることですから、脳が心地よく活性化するのでしょう。
ほかにもいろいろなノウハウが載っています。ぜひ明日、手にとってみてください!