こんにちは、からまるです。
今までのエントリでずっと「某大物企画」と書いてきた本。それが、住友銀行頭取にして日本郵政社長だった西川善文さんが壮絶な仕事人生を綴った力作、『ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録』です。いままで十分な準備をしてきました。いよいよ10月13日に刊行します!
西川さんは1938年生まれ。1961年に住友銀行に入行し、支店と本店調査部でがんがん鍛えられた後の1975年に、住友銀行がメインバンクで、それまでで史上最大の倒産となった「安宅産業」の崩壊に直面、安宅の処理チームの現場担当者として、その後8年間にわたる不良債権処理に邁進します。
そのメドがようやく付いた頃、今度は住友銀行の東京進出にとって決定的な意味をもった平和相互銀行の吸収合併で、その問題債権と問題店舗の処理に駆り出され、平和相銀と数奇な縁となるイトマン事件に巻き込まれます。その後もずっと不良債権処理の仕事ばかり担当させられるという、後に頭取になる銀行員としては大変異色の経歴の持ち主が西川さんです。それだけ日本経済が多難だった時代が生んだヒーローなのかもしれません。その経歴故に付いた代名詞は「不良債権と寝た男」でした。
西川さんという存在、たしかに大物は大物なのですが、猛烈に仕事をしてきた一人のサラリーマン人生でもあります。周囲の誤解、組織の重圧、理不尽な要求と戦ってきた人生なのです。その戦いはどんなふうに報われ、またどんな悔し涙を呑むことになったのでしょうか。会社でさまざまに苦労している方ならどなたでも、共感の涙なしには読み終えられないはずです。
来週はこの本の面白さと制作の苦労を書いていきますね!

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