20世紀最大の奇書の一つ、イェイツの「A VISION」のエッセンスを取り出して解説する世界を動かす「法則」。

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こんにちは、からまるです。

今からまるは、たいへん謎めいた原稿の編集をしています。最初に一読したときは、何が何だかさっぱりわからないのに、でもどういうわけか「世界の真実」に触れているような実感があったのでした。その印象のまま、これまた謎の経歴(本当に不思議な経歴)を持つ著者に、もっとわかりやすく書くようにお願いを重ね、10ヵ月近い年月を費やして、ようやく今、初校戻しをする段階にまでたどり着きました。

みなさんは、ウィリアム・バトラー・イェイツという詩人をご存じでしょうか。からまるも名前くらいは聞いたことがあったのですが、ノーベル文学賞を受賞した大詩人という以外に作品を読んだこともありませんでした。しかし、イェイツを好きな作家やアーティストがじつに多いのです。ノーベル賞を受賞したときの大江健三郎さんは、ストックホルムでの受賞演説「あいまいな日本の私」で、日本人作家の先輩である川端康成よりもイェイツに親近感を抱くという趣旨のスピーチをしています(くわしくは岩波新書の『あいまいな日本の私』をご覧ください)。

この謎めいた原稿の著者もイェイツにとりつかれた一人でして、彼はイェイツの詩人としての側面よりも「霊媒」としての側面に注目して、イェイツが亡くなる2年前の1937年に刊行された、奇書というしかない著書「A VISION」に書かれた、世界を動かす「法則」を独自に研究してきました。

この本がなぜ奇書かというと、イェイツの妻が霊媒による自動書記で書いたと言われるからで、邦訳が『幻想録』(ちくま学芸文庫、現在は絶版)というタイトルになっているように、霊感で書き通したとしか思えない、散文詩とも思想書とも言えないインスピレーションにあふれた本になっているからです。でも難解というか、ロジックにとてもついていけなくて、これを読むのは、正直かなり困難でした。。

著者は、このあまりに難解な奇書のエッセンスを現代の日本にあてはまるように取り出して、イェイツが詩人と霊媒の目で見つけ出してしまった、この世界を動かす、人間の目には見えない「法則」を解説しています。かなり衝撃的だと思いますよ、何せこの「法則」によれば、この世の破滅は近いというのですから!

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