千葉望さん『共に在りて 陸前高田・正徳寺、避難所になった我が家の140日』の取材はこうして始まった。

| | コメント(4)
こんにちは、からまるです。

昨日エントリの陸前高田・正徳寺訪問記の続きです。

「秘境」というだけあって、同乗の千葉望さんのナビゲートがなければ、けっして到着できなかったであろうと思われるほど奥まった場所にあるのが正徳寺さんです。しかし、この奥まった場所にあったことが、被災者の方々にとってはよかったのかもしれません。お寺からは海も、津波で破壊された街も、まったく見えないのです。お寺にいて、美しい中庭を眺めている限り、津波の被害があったことなんて嘘のような穏やかさ。いつも瓦礫の山と直面しなくて済むのです。

千葉さんといっしょにお寺に上がります。弟さんの千葉達さん(ご住職の了達さん)にご挨拶し、取材を始めました。坊守(ぼうもり)を務める義妹さんもいらして、じつにさまざまなお話を聞くことができました。また、この小友町両替地区の自治会長兼防災会長の鈴木勇吾さんにも、住宅地図を見ながら、具体的にどんな行動を取られてきたのか、つぶさにうかがうことができました。これらの取材は、『共に在りて 陸前高田・正徳寺、避難所となった我が家の140日』執筆の出発点となりました。

夕方には、庫裏で被災者の皆さんとやや時間遅れで、夕食をいただきました。マスのソテーをメインにした、それはとても美味しいお料理でした。あのときは本当にごちそうさまでした! 義妹さん他、女性の方々が働く広い台所は、意外なほど笑いが絶えなかったですね。

支援の物資が、庫裏や台所のそこらじゅうに山積みになっていました。からまるも支援というには大げさですが、会社からこっそり持ち出してきた新刊書や漫画雑誌の最新号を、庫裏の一角にある本棚に置いてまいりました。

お寺には飼い犬のジュンと、飼い主を失って迷ってきた猫たちもいました。動物も交えて、一時的に大きな家族になったようなものだったのでしょうか。この訪問したときの様子を目に浮かべながら、からまるは原稿を読みました。むろん正徳寺の風景を知らなくても、そのときの姿がじゅうぶんに伝わる本になっていると思います。

コメント(4)

初コメントさせていただきます。「共に在りて」さっそく予約しました。発売心待ちにしています。

立春大笑さん、どうもありがとうございます!
3月9日発売です。

その後、さらに1冊を追加購入、
昨日、長女の母校=私立高校・真宗大谷派系=へ寄贈してきました。

窓口の先生=長女の元担任=は 正徳時のことを ネットで御存知でした。
画像に写っていた輪袈裟の形で、同じ宗派と確認しいたそうです。
「その寺に関する本が読めて嬉しい」と、とても感謝されました。

春休み中は、教職員で希望者が読み、新学期からは図書館の蔵書にする予定だそうです。
生徒・学生向け 課題図書に使ってもらっても良いのでは…と思います。
特に浄土系の高校等では。

立春大笑さん、お心遣いどうもありがとうございます。
同じ宗派というのは、とても強いつながりを持つのですね。

このブログ記事について

このページは、karamaruが2012年2月21日 17:01に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「陸前高田・正徳寺さんには2回目でようやく辿り着く。」です。

次のブログ記事は「『共に在りて』というタイトルの由来。」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

カテゴリ

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 6.2.4