黙って座っているだけでは何も起きない。

|
こんにちは、からまるです。

昨日はうっかりこのブログを書くのを忘れてしまいました<(_ _)>。滅多にないことなのに、なぜか昨晩は寝るまで書き忘れに気が付きませんで......まったく、なんということでしょう。

いま3月に出る本がつぎつぎと刊行・見本出来・最終校了などなどを迎えていて、からまるは朝から晩までひたすら作業する日々なもので、一つ終わると安心してブログのことに気が回らなくなっているのかもしれません。ただの言い訳ですが。

さて、先週の予告通り、37歳の現役総合商社マンである謎の覆面作家・正木静修さんの処女作『マントラを掲げよ 信念を戦略に変える力』の後半盛り上がりをご紹介しましょう。主人公のコンサルタント・黒見は、以前その一員だったアメリカの通信コングロマリットであるフリーダム・グループから、フリーダムが持つケーブルテレビ局のポピュラー・コミュニケーションズ(PCOM)株の売却先を探しています。フリーダムは日本の最大手商社である三友商事をパートナーとして日本での高速通信インフラと通販事業の展開をしてきたのですが、三友商事の保守的なスタンスと通販事業の成長の限界のために日本での事業に見切りをつけたかったのでした。

では、どこに売ればいいのか? 黒見が目を付けたのが、通信キャリアのBDDです。最大手のJTTのアクセス回線に多額の使用料を払わないとブロードバンド事業を展開できないために苦戦を強いられているBDDにとって、自前の高速通信インフラを持つPCOMは喉から手が出るくらいにほしい会社であるにちがいない。それをプレゼンする先は社長ではなく、現場実務の意思決定を握り、社内の人望も厚い地影俊夫専務である。そう見抜いた黒見は、まず地影につながる大学教授にお土産付きで地影を引き合わせる工作を依頼します。そしてあるパーティーで地影と密談するチャンスを得て、PCOM売却の提案をします。ところが地影は、3000億円という譲渡価格に怖じ気づきます。黒見は、PCOM入手がどうしても必要であるとしたらBDDにそれ相応の覚悟が必要であると迫ります。地影はどう反応するでしょうか。

黒見はパートナーのロブの話に耳を傾け、考えを巡らせます。


「本当にビジネスを仕立て上げられる人、組織をジャンプスタートさせられる人は、決して″待ちの姿勢″にはならないということさ。そういう人は料理をするんだ、自ら」
ロブは悠然とした口調で言う。たしかにその通りだ。チャンスが来れば自ら率先して挑み、確実に仕掛けを料理する、それはプロと呼ばれる人だけがなせる技だ。ジャンプスタートとは、もともと英語で「バッテリーのあがった車のエンジンをかける」時に使うが、復活させる、甦えさせる、思い切った手段で活性化させるという意味も持つ。組織・周囲の人を虜にして、巻き込んでいくために、黙って座っているだけでは何も起きない。バッテリーのあがってしまった車をジャンプスタートさせるように、強烈に周囲の心を動かし、組織に爆発的な駆動をかけ、驚くべき力で仕掛けを前に進めることが求められる。それこそプロが見せる「料理する力」だ。
(第八章 料理する力)


しかし、株の譲渡にあたっては、PCOMのパートナーである三友商事との協議が必要になります。しかし、本来シナジーを組むべき相手である三友商事とBDDは深刻な対立に陥ります――。

このブログ記事について

このページは、karamaruが2012年3月13日 12:46に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「千葉望さん『共に在りて 陸前高田・正徳寺、避難所となった我が家の140日』本日発売!」です。

次のブログ記事は「共にシナジーをつくるべき相手となぜ憎しみ合うのか?」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

カテゴリ

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 6.2.4