『マントラを掲げよ 信念を戦略に変える力』はビジネスマンが最前線の戦いに出る前のファンファーレである、と波頭亮さん。

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こんにちは、からまるです。

一昨日に続き佐々木毅さんの『学ぶとはどういうことか』について書こうと思っていたのですが、一つ書くべきネタを忘れていました! 正木静修さんの『マントラを掲げよ 信念を戦略に変える力』のことを、コンサルタントで『プロフェッショナル原論』(ちくま新書)など多くの著作がある波頭亮さんが推薦してくれた件のことを。

マントラを掲げよ.pngのサムネール画像
『マントラを掲げよ 信念を戦略に変える力』の校了が間近に迫った頃、からまるには考えなくてはいけないことがありました。この本の凄さをどうやって読者の皆さんに伝えたらいいのか。著者の正木さんは覆面作家ですし、著名人のお知り合いがいるわけではありません。本当に一介のサラリーマンが書いた小説なのです。どなたか応援してくださる方を探さないといけません。

からまるの頭の中にすぐに浮かんだのが、波頭亮さんでした。じつはからまるは、波頭さんのことをけっこう以前から存じ上げているのです。著書もいくつか読んでいます。近著では冨山和彦さんとの対論による『プロフェッショナルコンサルティング』が好きですね。戦略といえば波頭さんだし、小説の主人公は戦略系コンサルタント、そして物語の舞台になっているようなビッグビジネスの経営者を波頭さんはたくさんご存じです。また、波頭さんはどちらかというとクールヘッドのイメージがあると思うのですが、著書からは熱い心の持ち主であることがびんびん伝わってきます。

そんな次第でおそるおそる波頭さんに連絡を取り、最終ゲラを読んでもらいました。たいへんありがたいことに本の趣旨や内容にご賛同いただき、某日夜、波頭さんのオフィスに正木さんをお連れしたのです。しばし面談の後、推薦の協力をもらいました。あのときは本当にホッとしたなあ。

推薦文は、その面談のときに波頭さんが感想でおっしゃった『本書はビジネス版の「官僚たちの夏」だ』にしました。『官僚たちの夏』とはもちろん城山三郎さんの傑作小説で、ドラマ化も話題になりました。ハートを燃えたぎらせ、高い志を抱いて仕事に取り組んだ男たちの奮戦ぶりが『マントラを掲げよ』の登場人物たちに重なったのだそうです。どうもありがとうございました<(_ _)>

さらに、講談社が誇るウェブメディア「現代ビジネス」にも応援の寄稿をしてくださいました。タイトルは「合理性を超えた戦略を成功させるのは志と信念である マントラを掲げよ 第1回 波頭亮「成功する人のエクセレント・マインド」」。少し抜き書きしますね。


「私は、人間は誰しも「信念」を持つべきだと思っている。例えば、ビジネスでいえば与えられた仕事を前に、大きな壁を感じたときにどう動くか。「まあいいか」と長いものに巻かれて、曖昧な結論で満足するか。自分はいい仕事、結果を残すことがミッションで、会社の中でうまく立ち回ることではないと思うか。その選択次第で自らの仕事に対する姿勢や生き方が決まることになる。
いまはどんなに困難な仕事で、たとえ上司に十分に理解されなくても、自分自身の価値観とプライドを捨てずにやり抜く。そんな精神力が求められている。言葉を換えれば、小器用でも従順でもなくても、しっかりとした信念を持ってやり抜く力、折れない心を持って自らリスクを取れる人が求められている。
21世紀の勝ち組に名乗りを上げるような強い企業のトップの方たちと話をすると、そんな人材を求めていることがひしひしと伝わってくる。特にリーマン・ショック以降は、リスクから逃げていたのでは、企業に明日はないことをトップは身にしみて理解している。そんなこともあって、反骨の人がどんどん登用されるようになって来ている。
反対に従順で小器用な人というのは、そつなく仕事をこなすのである程度までは出世は早いが、状況に合わせて自らを変化させることができるので、まるで背骨のない軟体動物のように大勢迎合的に考え、リスク回避志向で動いてしまう。こういうタイプの人が経営陣の大半を占めるようになってしまったら、会社は間違いなくダメになる。これからは、どんどん「出る杭」になれということだ」


そして最後に、「この本は、ビジネスマンが最前線の戦いに出る前のファンファーレである」と書いてくださいました。くうー、うれしい。涙が出るよなあ。

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このページは、karamaruが2012年3月21日 16:44に書いたブログ記事です。

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