「勉強」で人生終わっちゃ、つまんないじゃないですか。佐々木毅さん『学ぶとはどういうことか』

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こんにちは、からまるです。

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政治思想史の重鎮で東大元総長の佐々木毅学習院大学教授の新刊『学ぶとはどういうことか』の執筆は、3月19日のエントリで紹介したように、東日本大震災をきっかけにして本格的に始まりました。佐々木さんは「あとがき 「学び」は人生の可能性へのチャレンジ」でこう記しています。


「それ(震災と原発事故)はこれまでわれわれが「学んできた」こと、それを踏まえて当然だと思ってきたことを一瞬にして無にしたということができる。(中略)当然のことながら、これまで「学んできた」ことの権威は大きく動揺するとともに、新しく「学ぶ」こと、「学びなおす」こと、さらには新しい「生き方」を模索する必要を喧伝する動きが急速に広がった。(中略)「学ぶ」ことが単なる学習では済まなくなり、その枠を越えるものとして新しい意味づけを与えられたということである。それは「学ぶ」ことについての人間的・哲学的次元の復活とでもいうべき側面を持っていた」


今までの「勉強」の成果が一瞬にして役に立たなくなる。それが本当の時代の変化なのだと思います。かといって「勉強」そのものが役に立たないわけではないでしょう。そうではなく、「勉強」の質そのものが問題だったのではないか。「勉強」を超える境地に「勉強」の本当のゴールがある。そのように『学ぶとはどういうことか』には書かれています。

そこでからまるが帯のコピーにしたのは、

「勉強」だけで満足できますか?

「勉強」で人生終わっちゃ、つまんないじゃないですか。「勉強」の上に新しい創造物を打ち立てることこそ、本当の人生の喜びなのではないかと、からまるは心の底から思っています。

明日、3月23日発売。読めば読むほどいい本です。とくにからまるは、第六章の「「学ぶ」ことの可能性と限界をめぐって」が大好きなのです。そのうちご紹介しますね!

このブログ記事について

このページは、karamaruが2012年3月22日 15:00に書いたブログ記事です。

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