校閲さんから「肝を冷やすような進行」と不評の『サムライと愚か者 暗闘オリンパス事件』入稿から2週間後の責了。

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こんにちは、からまるです。

3月1日に入稿した『サムライと愚か者 暗闘オリンパス事件』の原稿が初校ゲラになったのが、翌週月曜の5日です。校閲担当者には中3日で見てもらえるようにお願いしましたが、もちろん大変不評で、後日、あんな肝を冷やすような進行は勘弁してほしいと言われてしまいましたが、著者の山口さんにはやはり土日でじっくり見てもらう必要があり、なんとしても校閲済みの初校ゲラを金曜日に山口さんにお渡ししたかったのが第一の理由ですが、その頃は山口さんもからまるも、他の出版社からいくつか出る関連書の発売動向を気にして、できるだけ急いで進行したかったのです。

もっとも気になったのが、マイケル・ウッドフォード元社長の手記です。イギリスのエージェントから日本の出版各社に昨年、この手記企画の売り込みがあったことは業界では周知の事実でしたが、ウッドフォード元社長の英語インタビューを再構成して翻訳するとなると相当時間がかかるにちがいない、早くても刊行は5月くらいではないかとタカをくくっていました。ところが、版元の早川書房さんが、からまるたちが驚くほどの猛スピードで編集を進め、オリンパスの株主総会が開かれる予定の4月20日の直前に、おそらくはウッドフォード元社長がそのために来日するのに合わせてだと思いますが、刊行する計画(『解任』という本です)になっていることを掴んだのでした。

サムライと愚か者.jpg
じつは、このことを知る前の段階では、『サムライと愚か者 暗闘オリンパス事件』の発売予定は4月初旬だったのです。一刻も早くしたいと、からまるは考えました。販売部も同じ考えで、急遽、編集の進行や見本から取次搬入までの日程を合計して5日くらい短縮して、3月29日発売に変更したのです。

3月9日夕方に校閲が終わった初校ゲラを編集部の会議室で山口さんに渡します。そして翌週12日月曜日に再び山口さんに来社していただき、ゲラを戻してもらいました。さらにからまるが初校戻し作業を行い、再校ゲラが出たのは中1日の14日。またまた校閲担当者に泣いていただき、翌日午後イチまでに初校赤字直し中心に見てもらいます。それを、三度来てもらった山口さんといっしょにチェックし、この15日に本文責了となりました。入稿から2週間後のことです。

表紙周りも大急ぎの進行となりました。装幀をお願いしたのは石間淳さん。さすがは実力派で、こういうドタバタ進行のときには本当に頼りになります。いや、もちろん、いつもこんなにドタバタ進行したいわけではないんですが。おかげさまで、大変ドラマチックなイメージの表紙に仕上がりました。昨日のエントリで書いたように、社会派ドラマのエンターテインメント性が滲み出ていると思いません? からまるは最初見て、ヤクザ映画のポスターみたいだと感じたくらいです。

その印象はタイトルのせいかもしれません。では、どうして『サムライと愚か者』なのか。その理由はまた明日!

このブログ記事について

このページは、karamaruが2012年3月27日 16:00に書いたブログ記事です。

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