本日発売の『サムライと愚か者 暗闘オリンパス事件』は野村証券OBたちの物語でもある。

| | コメント(1)
こんにちは、からまるです。

サムライと愚か者.jpgのサムネール画像
『サムライと愚か者 暗闘オリンパス事件』のもう一つの「暗闘」とは、著者の山口義正さんと本書に登場する「金融プロ」人脈です。

オリンパスが買収した問題の国内3社の1社の株主構成に「グローバル・カンパニー」という会社が出てきます。この会社にはオリンパスが出資していて、経営する横尾宣政社長がオリンパス側と謀って高額の買収資金をケイマン島国籍の海外ファンドに流したという疑いで逮捕されています。また、もう一人、この海外ファンドに関与しているジェイ・ブリッジという会社の元社長(本書では実名で表記)も登場します。この二人がオリンパス社外の重大な事件関係者であるという指摘を、本では具体的にしているのです。

この横尾社長と同様にオリンパスの社外アドバイザーで関与を疑われて逮捕された中川昭夫氏は野村証券の出身です。そういえば年金運用資金消失で大問題になっているAIJ投資顧問の浅川和彦社長も野村証券OBです。日刊ゲンダイは3月27日付けの紙面で「野村証券出身者はなぜ悪事を働くのか」という刺激的な見出しで、最近の経済事件に野村証券OBが多数関与している事実を記事にしています。蛇の道は蛇といったら失礼かもしれませんが、野村証券OBの横尾社長たちの計画はオリンパスの隠し損失の飛ばしのためであることをいち早く指摘したのも、野村証券OBが書き手とされる「闇株新聞」というブログでした。

山口さんはオリンパス事件の周辺に野村証券出身者の存在が目立つことについて「彼らを抜きにして一連の事件を語ることはではないし、事件そのものが発生しなかったかもしれない」と本でまとめています。そうです、『サムライと愚か者 暗闘オリンパス事件』は野村証券OBたちの行動に焦点を当てた物語でもあるのです。

『サムライと愚か者 暗闘オリンパス事件』は本日発売。

明日は用事が多くお休みします。また来週!

コメント(1)

ジェイ・ブリッジの新社長も野村證券OBですね。

このブログ記事について

このページは、karamaruが2012年3月29日 15:48に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「「サムライ」とは誰で、「愚か者」とは誰のことか?」です。

次のブログ記事は「好きですブックファースト渋谷文化村通り店さん!」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

カテゴリ

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 6.2.4