日本外国特派員協会「オリンパス・パネル」に山口義正さんがパネラーとして出演!

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こんにちは、からまるです。

特派員協会山口氏.JPG
今日の正午から、有楽町にある日本外国特派員協会で「オリンパス・パネル」というランチ会がありました。パネラーは、民主党の資本市場・企業統治改革ワーキングチーム座長を務める大久保勉参議院議員、自民党政務調査会で企業統治や資本市場法制を担当している柴山昌彦衆議院議員、そして『サムライと愚か者 暗闘オリンパス事件』の山口義正さん。写真右から二人目が山口さんです。からまるは山口さんの招待枠で会場に入ったのでした。

からまるの席の隣にいらしたのは、山口さんの本でもウッドフォードさんの『解任』(早川書房)でもお馴染みのミラー・和空さんでした。正午から30分間、おいしいランチをいただきながら歓談しました。和空さんは「マスコミの人は、一人ひとりはものすごく優秀なのに、組織になると記事を書かないとか、情報を出さないといった判断になるのはどうしてなのだろう」としきりに悩んでおられる様子なので、からまる流の解釈で答えましたけれど、ますます悩ませるようなことを言ってしまったかなあ。

パネルは3人の短い基調報告と3つの質疑応答で進行しました。二人の国会議員は党はちがっても状況認識は同じでしたね。オリンパス事件は山口さんの書いた「FACTA」2011年8月号の記事が発端になったわけですが、その記事を問題視したのがマイケル・ウッドフォードという英国人でなかったら、こんな大事件にならなかったかもしれません。ある人によれば生粋のジョンブル精神はプリンシプルを大事にすること(My principle)で、それは自己の利益や会社の利益よりも原理原則に忠実にものごとを考え、実行することだそうです。同じことをウッドフォードさんが『解任』でずいぶん書いています。

今回の損失隠しは、もしオリンパスのボードメンバーが日本人だけだったら、なあなあで済む話だったかもしれません。だって、損失隠しをすることによって、うまくいけば関係者はメインバンクを含めて誰一人損しないのですから。バレなければ株主だって損しない。しかし、だからといってバレなければいいのか。損失隠しによってオリンパス株主はもちろん、日本の資本市場に参加している国内外を問わず多くの人々を騙し、その虚偽によって超優良企業に対するすべての人の期待を裏切っていることが、この問題の大きさの本質であるように思います。

日本人だけの経営だったら、なあなあで済んでしまったかもしれない事案という状況認識のためか、国会議員の基調報告は、「独立性」がキーワードになっていました。社外取締役の独立性、会計監査人の独立性をどう担保できる制度にするか。大久保議員は、社外取締役が形式化しているので、実質的に機能することが大事だとコメントしていました。柴山議員は、「トップマネジメントのジレンマ」という言葉を用い、トップは社内のことは知っているが社外のことは知らない、社外取締役は社外のことは知っているが社内のことは知らないので、内部情報に精通したリエゾンがいないと社外取締役は機能しないとし、公益通報制度の実効化が大事だと言っていました。

通報制度について山口さんは、「内部通報の制度がうまく機能すれば、企業統治を強化する」とコメントしましたが、そのとおりだと思いましたね。

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この場に先日離党された民主党の資本市場・企業統治改革ワーキングチームの事務局長代理の木内孝胤氏がいなかったのは残念ですね。オリンパス事件に関与疑惑のあるジェイブリッジ(現アジアアライアンスHD)の会長に就任された父親の木内昭胤氏との相反関係に山口さんはどう思うのだろうか?「強化された内部通報制度」なら問題ないですけどね(笑)

Anonymousさん、ご指摘どうもありがとうございます。
木内さんのことを忘れていました。
それにしても、あの場の外国人記者の質問は、まるで日本が法治国家ではないような言い方でした。

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このページは、karamaruが2012年4月16日 18:11に書いたブログ記事です。

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