karamaru: 2012年5月アーカイブ

こんにちは、からまるです。

倉本由香利さんの『グローバル・エリートの時代 個人が国家を超え、日本の未来をつくる』のfacebookページを開設しています。からまるにはもちろんfacebookを使いこなす芸当などあるわけがなく、これは倉本さんの仕掛けによるものです。早速、たくさんの「いいね!」をもらっています。

また、6月6日、9日と10日に開催されるトークイベント「よるヒル超会議 ライフスタイル革命を語る!」にパネリストの一人として倉本さんの出演が決定しています。倉本さん出演のセッションは、6月10日(日)の16:30~18:00で、「"これまで"が崩壊する時代」と題して、佐々木俊尚さんと対談します。モデレーターは、慎泰俊Living in Peace代表理事。ユースト中継が予定され、その詳細は追って発表されるそうです。よしよし盛り上がってきたぞ!

さて、この本はいよいよ今日いっぱいで校了です。発売日は6月19日に決まりました!

明日は所用にてお休みです。また金曜日に!
こんにちは、からまるです。

(昨日エントリしたような経緯で)...12冊の本を辛うじて読んで(あるいは「速読」して)思ったのは、女性の著者と男性著者の明らかな違いです。これだけ高いレベルの著作だから言えることだと思いますが、女性著者はご両親との関係がとても微妙です。生き方が破天荒で、厳しい父親。同じ性を持つ先輩としての母親。それらが創造する力にかかわるように読めました。

一方、男性著者のほうは、何となく地に足がついていない。なんとなく「書くために」書いているような、技巧は面白いが、言いたいことがメタレベルな感じ。そうでない作品のほうが少なかったように読めました。マラソン読書を終えて、居酒屋でビールでも呑もうかと誘った口悪後輩は、つくねに卵の黄身をたっぷりつけながら、「そりゃそうすよ」と知ったかぶりな発言。

「だって、先輩を見ればわかりますよ。なんかいつも、ぬぼーっとしていて、生活感がないというか、世間ずれしているじゃないすか」

「へ? 世間ずれすればするほど地に足がつくだろうが」

「だから先輩はズレてるんすよ!」

と、つくねをほおばりつつ納得顔で頷きます。おいおいひょっとして、「世間ズレ」と勘違いしていないか?(正解は言うまでもなく「世間擦れ」
こんにちは、からまるです。

会社が主催している二つの賞で、最終候補に残すための下読み委員の一人を仰せつかっています。一つはもう終わったのですが、もう一つの賞のほうが明日の午後が最終の会議なんです。こっちの賞の下読みはけっこう過酷で、最終の会議までに12冊の本を読まなくはいけません。

時間は2週間以上あったんですが、要領の悪いからまるはついつい先送りにしてしまい、1冊目を読み始めたのが先週の木曜日。そして明日の朝までに、あと4冊読まないといけないところまで追いつめられました。うう、どうしよう。

からまる流の速読術らしきものもあるんですが、この賞のジャンルの性質上、ビジネス書みたいな論理一貫性がないので本全体を把握するのがむずかしく、意外とどうでもいいような話題について書いてある章が異様に面白かったり、中だるみしやすい本の真ん中あたりにとっておきの隠しネタがあったりして、速読に適さないんですよね。旅の途中に予定外のところで面白いものに出会うお得感と通じているのですが、それも時間があればこそ味わえる話。

今年は水準が高いような気がしますね。けっこう勉強になります。他社の編集者の仕事ぶりを拝見する上でも。
こんにちは、からまるです。

さよならヴァニティー帯つき.jpgのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像
5月10日に池袋ジュンク堂カフェで行った柘植伊佐夫さんと、ちわきまゆみさんのトークセッション。会場でアンケート用紙をお配りしたのですが、けっこういろいろと記入されている方が多いのに感激しています。中には、柘植さんをネット検索して、この日記にたどりつき、トークセッションの開催を知った方もいらっしゃいました。どうもありがとうございました<(_ _)>

美の世界で活躍する柘植さんとあって、ご来場の方たちは皆さん、いつものジュンク堂カフェとちがって?おしゃれでしたね。服装、ヘアスタイルなど全体の雰囲気にこだわりを感じました。柘植さんの『さよならヴァニティー』には、どうしたら美しくなれるのか?という問題について、ビューティー雑誌的な価値観とは真っ向アンチテーゼな見解が語られています。自分を見失うほどまで「かわいさ」「美しさ」をひたすら追求することは「ガラパゴス化」であり、「醜い」と斬って捨てている(キツーイ)のです。

では、何がその人の「美」を決めるのか。それは「客観」だと柘植さんは書いています。そして、その客観を与えてくれるのは、身近にいて自分をよくわかってくれる恋人や家族ではなく、もっと距離がある人だといいます。ある方はアンケートで「近すぎてもダメなんですね」と書いていました。そうなんですね。

また別の方は、「人間は孤独なのに、客観性を担保するには他者の存在が不可欠というのは皮肉だと思った」と。これには考えさせられました。
こんにちは、からまるです。

『グローバル・エリートの時代 個人が国家を超え、日本の未来をつくる』というタイトルにある「グローバル」って、ちょっと古いんでないの?と感じる方もいらっしゃるかもしれません。たしかにグローバル化自体は、ずっと前から日本経済のテーマでした(もっと前は「国際化」と呼ばれていました)。かねてから国境なき世界経済について論陣を張ってきた大前研一さんがその集大成である『ボーダレス・ワールド』を出したのが1990年、翌年には「シンボリック・アナリスト」が流行言葉になったロバート・ライシュの『ザ・ワーク・オブ・ネーションズ 21世紀資本主義のイメージ』の和訳本が出ました。

いずれもベストセラーになりました。だから「グローバル化の話は既視感がある」という反応もあるのかと思うのです。しかし、当時と今とでは決定的にちがうことが、少なくとも二つあります。

一つは、これらの著作が主に関心を向けていたのは、個人や組織が国境を自由に超える時代に、はたして国家はどんな役割を負うのか、という問いかけだったように思うのです。1980年代に欧米で主流となった自由主義経済思想の流れを汲んで、国家はもっと小さな政府になるべきだという模索が行われていた時代の議論だったのではないでしょうか。今は国家よりも、個人や組織の側により多くの関心が向けられています。当時から取り上げられていた「残るグローバル化は個人と国家」という抽象的な議論が、いよいよリアルな実例をともなって登場する中で深まっているのだと思います(この本にもコマツやJTをケーススタディとして扱っています)。

もう一つは、新興国の台頭です。1990年代前半に議論の対象となったのは先進国経済、つまり日欧米の話でした。他の地域は「発展途上国」として一括りにされ、議論の俎上に上りもしませんでした。今は様変わりし、2013年には先進国と新興国の経済規模が逆転し、もっと先の2030年には先進国G7と、中国、インド、ブラジル、メキシコ、ロシア、インドネシア、トルコの新興国トップ7のGDPが逆転するという予想がされています。グローバル化とは、グローバル・スタンダードという言葉が想起するような、1990年代前半に思われていたような欧米的価値観の中での出来事ではなく、欧米とは根本的に異なる文明を持つ世界各国とのグローバル化になっていく。倉本由香利さんの『グローバル・エリートの時代』が強調するのは、今まで論じられてきたのとはちがう、新しいグローバル化の現実なのです。
こんにちは、からまるです。

一昨日のエントリで書いた倉本由香利さん。編集の仕事をしていると、どんどん書けちゃう人とそうでない人がいることをしばしば痛感するのですが、倉本さんは前者の、とにかく書ける人と言えます。もちろん、コンサルティングファームという超多忙な職場の第一線で働いているにもかかわらず、長文の、しかも、からまる日記のような徒然なるままのものと違って、ちゃんと論理的な展開があるブログを頻繁に書けているのですから、その筆力はある程度、予想がついていました。

しかし、それ以上のものが筆者に宿ったからこその、今回の『グローバル・エリートの時代 個人が国家を超え、日本の未来をつくる』だと思いましたね。

その一つがテーマです。グローバル化というテーマが筆者にそうさせたのでしょう。しかも、「日本企業のグローバル化の歴史」を通覧して将来の展開を分析した本が意外になく、今回の倉本さんの場合のように、仕事を離れて一研究者として本を書こうとする立場から見ると、「あ、そこ、あいてる!」というテーマだったのではないかと思います。

もう一つは年齢かな? これをあまり強調し過ぎると怒られそうですが、倉本さんは1978年生まれ。34歳なのです。今まで活躍してきた論客の多くは、これくらいの年齢で論壇デビューしていますから、ちょうどそういう時期に倉本さんも巡り会ったのではないかと思います。
明日!
こんにちは、からまるです。

久々登場の大型新人という雰囲気をまとう倉本由香利さんの存在をからまるが知ったのは、一昨年の春のことです。始めたばかりのツイッターでフォローしていた佐々木俊尚さんが、倉本さんが書いていたブログ記事のことをリツイートしていたのでした。ツイートの内容が気になって(さすが佐々木さん、読むと気になる書き方をするんですよね)倉本さんのブログ「My Life In MIT Sloan」(MIT Sloanとは、マサチューセッツ工科大学スローン校といい、経済経営系の学位が取れます。多くの日本人がここでMBAを取得しています。ご本人帰国後の今は「My Life After MIT Sloan」)を読んだところ...!

このブログがすごくて、ちょうどその頃論争になっていた日本の携帯技術のガラパゴス化について書かれたものだったのですが、まず徹底的に長文なのです。専門家がジャーナリストを兼ねていると言ったらいいのか、専門知が平易に、しかも客観性のある視点から深掘りされている印象に驚いたものです。

ブログ経由で連絡をとって、最初に本の構成について話したのは、一昨年の6月くらいだったでしょうか。7月に構成案をもらいました。そこからが長い創造の時間となり、というかご本人があまりに忙しすぎて、第一稿ができたのが昨年の2月、さらに改稿に改稿を重ね、最終版のバージョン6が完成したのが1年2ヵ月後の今年4月でした。

足かけ3年に及ぶ頑張りだったのです。
こんにちは、からまるです。

6月中旬に、とびきりイキのいい本を出します。著者は、ブログ「My Life After MIT Sloan」で、いつもさまざまな議論を巻き起こしてきた話題の女性で、今回が処女作となるのです。名前は、倉本由香利さん。本のタイトルは、『グローバル・エリートの時代 個人が国家を超え、日本の未来をつくる』です。

「グローバル・エリート」とはどんな人なのか。なぜ彼らの時代なのか。歴史的に日本はどのようにグローバル化の課題を乗り越えきて、そしてこれからの新しいグローバル化をどうすれば乗り越えていけるのか。それにはどんな資質が必要で、どんなパーソナル・スキルを備えればいいのか。日本のグローバル化を真っ向から書いた本は意外なほど少なく、そういう意味で、この本を刊行する意義はとても高いのではないかと思っています。

それよりも何よりも、いい内容なんです。それはもう本物を読んでいただくしかないのですが、超激務で知られる某著名コンサルティングファームで早朝から深夜まで働きづめに働いているのに、わずかな空き時間を縫って、ここまで大部の本を(全部で300ページ)書き切った倉本さんの才能とパワーに、まずは脱帽です。倉本さんのように、日本企業のグローバル化の現場で日々努力している人でないと伝えられないリアリティも感じますね。

来週は、この本の制作裏話を少しずつ。
さよならヴァニティー帯つき.jpgのサムネール画像のサムネール画像こんにちは、からまるです。

毎週、視聴率が増えた減ったといちいちニュースになるのがNHK大河ドラマ「平清盛」。放送が始まってからは「減った」ほうがニュースバリューがあるような感じで、さすが国民的番組ならではと思いましたが、昨日のニュースは「増えた」のほうでした。そうか増えたほうがニュースになるのか。視聴率トップ30に9週間ぶりにランクインしたそうです(14.7%で19位)。

今日のデイリースポーツオンラインでは、歌舞伎俳優の坂東玉三郎さんが「時代考証がすばらしく、非常に質が高い」と「平清盛」を大絶賛したという記事が配信されました。からまるも毎週、見るのを楽しみにしていますが、本当にこの言葉通りだと思いますね。人物デザイン監修の柘植伊佐夫さんの力量がやっと理解されてきたのではないでしょうか。著書『さよならヴァニティー』にその創造の秘密が出ています!
こんにちは、からまるです。

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宗教者と震災復興支援。一般ではなかなか語られない切り口で被災地をルポした3月刊行の『共に在りて 陸前高田・正徳寺、避難所となった我が家の140日』(千葉望・著)が仏教系のメディアによく取り上げられるようになってきました。やはり気にかけていただいているようです。

「仏教タイムズ」4月12日号のコラムでは、


「宗派も違う何人もの僧侶が全国から駆け付けて来る様は感動的だ。大震災という非常時の中で寺院には何が出来たのか、それを通して仏教界は今後何をすべきか、多くの示唆に富む内容になっている」。


また、「在家仏教」6月号では國學院大學准教授の黒崎浩行さんが、


「本書で貴重なのは、仏教者、宗教者はこの震災にどのように向き合うべきか、という問いが通底していることです。(中略)仏教寺院が避難所として公共的役割を果たしたこと、また遠く京都や横浜から被災地にかけつけたボランティア活動を行った僧侶の方々が語るさまざまな思いや気づきは、この問いを共有し深めるためのよすがとなるでしょう」。


と書いて下さっています。両方とも同じ問いを発しています。これを人々の記憶にとどめ、風化させないようにするのが、この本の存在価値なのだと思っています。
こんにちは、からまるです。

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5月13日の北海道新聞読書面に、『サムライと愚か者 暗闘オリンパス事件』の著者、山口義正さんのインタビューが載りました! 記者の島田季一さん、どうもありがとうございました<(_ _)> 

たまたま先週のある日、新橋の居酒屋で呑んでいたところ、隣に座っていた家電メーカー営業職と思われる3人連れの男性が、オリンパスの基幹事業である内視鏡事業の行く末を心配するような議論をしていました。今朝の日本経済新聞で、テレビでソニーとパナソニックが提携するのではないかという、かつてビデオテープのVHS対ベータ戦争で当時の松下電器がソニーのベータを採用しなかった経緯を思い出すと信じられないような報道がなされているように、いま日本を代表する製造業は大きな曲がり角にぶち当たっているように見受けられます。オリンパスも再生してほしい。そういう意味でもあるのでしょうか、インタビュー記事にはこうあります。


「事件後、オリンパスでは優秀な技術者がライバル社に引き抜かれたり、嫌気がさして辞める社員が続出している。そんな彼らに「辞めるな」と(山口さんは)訴える。」
こんにちは、からまるです。柘植氏ジュンク堂カフェ.JPG

5月10日に池袋ジュンク堂カフェで開催した『さよならヴァニティー』刊行記念の柘植伊佐夫さんトークセッションは、おかげさまで満員大盛況のうちに終えることができました。ご来場の皆さん、そして対談役を務めていただいた、ちわきまゆみさん、スタッフの方々、本当にどうもありがとうございました。

NHK大河ドラマ「平清盛」の話でけっこう盛り上がりましたね。最後に質問された来場者の方は、ファンクラブに所属するほどの玉木宏さんファンで、「(源義朝を好演している)玉木さんはいつキレイになるんですか」とアブナイ質問を発していました。

写真は終了後のサイン会の様子です。ジュンク堂の皆さん、時間オーバーすみません!
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本日発表の速報です。西川善文さんの『ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録』が、第三回となる2012年ビジネス書大賞の「特別賞」をいただきました! ご投票いただきました皆さん、本当にどうもありがとうございます<(_ _)>

ちなみに大賞は、瀧本哲史さんの『僕は君たちに武器を配りたい』とウォルター・アイザックソンさんの『スティーブ・ジョブズ』の2作品が受賞。両方とも講談社の、しかもからまるがいる編集部が刊行したもので、他の「優秀翻訳ビジネス書賞」「書店賞」を合わせた4賞5作品のうち3作品を、同じ出版社の同じ編集部が出した本が取る結果となりました。文字通り「特別な理由」から「特別賞」に決まった『ザ・ラストバンカー』以外は、純粋に得票数の上位から選出したもので、他社さんにくらべてビジネス書に実績があるとは言い難い講談社が、「ビジネス」の名称がついた賞を何作もいただけるなんてことは、これまた文字通り珍事と言えるかもしれません。。
東洋経済学ぶとは.JPGこんにちは、からまるです。

今週月曜日に発売された「週刊東洋経済」5月12日号に『学ぶとはどういうことか』の佐々木毅さんの著者インタビューが掲載されています。ここの著者インタビューはいつもたっぷり2ページで、ベテラン記者の塚田紀史さんがインタビュアーと記事執筆をしていまして、からまるも学習院大学の研究室で行われたインタビューに立ち会いました。

「われわれ教育に携わってきた人間は、「学ぶとは」などとは書きたくないものだ。おまえたちがさぼってきたから不十分な人たちが増えたといわれてしまう」とインタビューで佐々木さんがおっしゃっているように、この本を始めるにあたってなかなか筆が進まなかったのは、そういう懸念があるからでした。それを取り払ったのは、東日本大震災と原発事故でした。


「戦後の日本は、科学は科学のためにという色彩が強い。戦前にあまりに体制に協力しすぎたから、その反動で科学は自己目的化した。(中略)テクノロジーの人はどういうふうに世の中と対面したらいいのかについてわからないまま現在まで来た」

「そこでは問題全体をデザイン設計する科学の役割が出てくるが、それは単発の専門知の延長戦では出てこない。それは、ある種の知的能力であり、技芸とかアートとか、見立てする能力ともいえるかもしれない」


『学ぶとはどういうことか』には、この「見立て」の力の大切さも説いています。そして、その「見立ての技法」にかかわるのは、専門家的厳密さではなく、適切さであり、この「適切さ」を求めて技法を洗練させていくのが、単なる専門家とは区別されるべき「プロフェッショナル」であるとお書きになっています。

「適切さのために闘い続けるのがプロフェッショナルの魂というべきものである」。

171ページにあるこのフレーズは『学ぶとはどういうことか』でからまるがもっとも好きな部分の一つです。


こんにちは、からまるです。

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土井英司さんのメルマガ「ビジネスブックマラソン」の昨晩配信号に山口義正さんの『サムライと愚か者 暗闘オリンパス事件』が取り上げられました! やたー。

ウッドフォードさんの『解任』と合わせ技でのレビューになっているので、早川書房さんの手前、いささか引用しづらいのですが、ええいやっちまえ。


「オリンパス経営陣を葬り去った当事者が書いているだけあって、こちらも刺激的な内容です。
「勉強になる」という意味では、『解任』より圧倒的にこちらの方が面白いですが、その理由は、著者がもともと公社債研究所にいて、財務分析に詳しいこと。
それだけに、オリンパスの損失隠しの手口が事細かく解説されていて、ウッドフォードが書いた『解任』以上に事件の真相に迫っています。
芥川龍之介の『藪の中』ではないですが、この手の話は、誰の話が本当なのか、じつにわかりにくいもの。これは、情報化社会の必読書かもしれません。
あてにできるのは、おそらく数字や事実であり、また登場人物のインセンティブなのですが、そういう意味で、本書はかなり真に迫っている内容だと思います」


どうもありがとうございます<(_ _)>おかげでアマゾン総合ランキングが急伸しています!
こんにちは、からまるです。

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今年も大学生や大学卒業生の皆さんの就活シーズンとなっていますね。そのせいか、2011年4月にカリスマエージェント細井智彦さんの『転職面接必勝法 実践編』の付録として製作してユーチューブに公開した動画「細井智彦式模擬面接」をご覧になっている方が多いようで、コメントやチャンネル登録が相次いでいます(本も買ってね)。

そのうちの一つをご紹介しましょう。

「やはり三人目がダントツすごいなと感じました。話の流れもよくて、頭がよさそうにみえちゃうんですね。ちょうど来週最終の転職面接あるので、こちらを参考させて頂きたいです」

どうもありがとうございます! ご成功お祈りしています。

この「三人目」って何のこと?と思われた方、下のリンクからご覧になってみてください。「転職」向きの本ですから、それに添った内容になっていますが、新卒面接でもじゅうぶん活かせることと思います。模擬面接で3タイプの人物を一人が演じていまして、だからこそ比較ができて、何がどうちがうかはっきりとわかります。





こんにちは、からまるです。

今週10日木曜日、『さよならヴァニティー』の著者・柘植伊佐夫さんの刊行記念トークセッションを東京・池袋ジュンク堂本店4階のカフェで開催します。テーマは、「どうする、どうなる平清盛」ではなくて...!

「デザインで「ひと」は変わる!デザインで「あなた」も変われる!
「龍馬伝」「平清盛」人物デザイン監修者が、その舞台裏と方法論を語り尽くす。

対談のお相手は、ミュージシャン&ラジオパーソナリティの、ちわきまゆみさん。時間は19時30分からで、途中入場も可。入場料はコーヒー付きで1000円です。ご予約は、電話 03-5956-6111 へお願いします。

会社帰りの一服に、飲み会前の景気づけに如何でしょう?

以下にトークセッションの口上を貼り付けますね。


「福山雅治さんも、本木雅弘さんも、松山ケンイチさんも、AKB48も、柘植伊佐夫さんの手にかかると、ご本人が驚くほど新しいキャラに変わった----。

NHK大河ドラマ「平清盛」(松山ケンイチさん主演)の斬新なビジュアル表現を創造 している柘植伊佐夫さんが、ついにその素顔を現します。原宿のモッズヘアで美容師 として活躍したのを出発点に、パリコレクションをはじめ多くの著名デザイナーと組んで ヘアメイクアップの仕事を行い、その後、映画やドラマ、ミュージックビデオに活動の舞 台を移し、ビューティー・ディレクションの仕事に進出します。現代美術家マシュー・バ ーニー監督「拘束のドローイング9」、レオス・カラックス監督「TOKYO!/メルド」や、 本木雅弘さん主演の映画「双生児」「おくりびと」に参加。さらなる転機になったのが 福山雅治さんに請われて参加した大河ドラマ「龍馬伝」でした。ここで柘植さんは人 物デザイン監修という新しいジャンルを確立し、現在の「平清盛」でますます表現の 幅を広げています。AKB48の震災復興支援曲「風が吹いている」のPVでは、彼女 たちに人気アイドルグループらしからぬシリアスな扮装をさせ、ファンの度肝を抜きました。 「平清盛」製作の舞台裏や、素晴らしく多彩な仕事ぶり、その方法論や芸術論を、 以前から柘植さんのことをよく知るちわきまゆみさんに引き出していただきます。まったく 独自の境地を切り開いてきた柘植さんの歩みは、アーティストを志す人々だけでなく、 自分のキャラを変えたい、もっと美しくなりたいと考えている人に、大きなヒントを与えて くれることでしょう。」

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