「週刊東洋経済」5月12日号に『学ぶとはどういうことか』の佐々木毅さんインタビュー!

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東洋経済学ぶとは.JPGこんにちは、からまるです。

今週月曜日に発売された「週刊東洋経済」5月12日号に『学ぶとはどういうことか』の佐々木毅さんの著者インタビューが掲載されています。ここの著者インタビューはいつもたっぷり2ページで、ベテラン記者の塚田紀史さんがインタビュアーと記事執筆をしていまして、からまるも学習院大学の研究室で行われたインタビューに立ち会いました。

「われわれ教育に携わってきた人間は、「学ぶとは」などとは書きたくないものだ。おまえたちがさぼってきたから不十分な人たちが増えたといわれてしまう」とインタビューで佐々木さんがおっしゃっているように、この本を始めるにあたってなかなか筆が進まなかったのは、そういう懸念があるからでした。それを取り払ったのは、東日本大震災と原発事故でした。


「戦後の日本は、科学は科学のためにという色彩が強い。戦前にあまりに体制に協力しすぎたから、その反動で科学は自己目的化した。(中略)テクノロジーの人はどういうふうに世の中と対面したらいいのかについてわからないまま現在まで来た」

「そこでは問題全体をデザイン設計する科学の役割が出てくるが、それは単発の専門知の延長戦では出てこない。それは、ある種の知的能力であり、技芸とかアートとか、見立てする能力ともいえるかもしれない」


『学ぶとはどういうことか』には、この「見立て」の力の大切さも説いています。そして、その「見立ての技法」にかかわるのは、専門家的厳密さではなく、適切さであり、この「適切さ」を求めて技法を洗練させていくのが、単なる専門家とは区別されるべき「プロフェッショナル」であるとお書きになっています。

「適切さのために闘い続けるのがプロフェッショナルの魂というべきものである」。

171ページにあるこのフレーズは『学ぶとはどういうことか』でからまるがもっとも好きな部分の一つです。


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このページは、karamaruが2012年5月10日 15:52に書いたブログ記事です。

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