口悪後輩、人生の一大決心を語る!

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こんにちは、からまるです。

いつも腰に手を当てて先輩を威嚇する口悪後輩が、人生の重大決心をしたからビールをおごってくれというので、いやいや付き合うことになりました。

「先輩、『グローバル・エリートの時代』って本、編集したじゃないすか」

「ああ、倉本由香利さんのね。いま話題なのだよ、知ってたか」

「当たり前すよ。ていうか、参考にしてるんすよ。なぜかというと、ちょうどいいタイミングで、うちの会社がアジアで働ける社員の募集を始めたんすよ。もう国内だけじゃダメだというので。それに応募しようと思ってるんすよ」

「おお、それはたしかに一大決心だ。でも倉本さんが書いているグローバル・エリートのモデルは、いままでの現地駐在員とは違うんだぜ。新興国の社員を束ねて、新興国のニーズに合わせたものを、新興国の発想でつくるんだ。2年とか3年とかいて、東京の本社に帰るというイメージとは別物なんだよ。ちゃんと認識してる?」

「当たり前っすよ! ぼくは10年くらいインドネシアで働こうと思ってるんす」

「ほお、インドネシア。倉本さんの本でも、2050年にはGDPが日本を抜いて世界第七位になると書かれているね。人口が2億人以上いて、以前から経済的ポテンシャルの高さが指摘されてきたよね。最近、インドネシアの株式市場も活況らしくて、どんどん上がっている。でもあそこはイスラム教徒が多い国だよね。生活習慣を合わせるのがちょっと大変かもよ」

「そうすか? そんなことより、早く結婚相手を見つけて、子供をつくって、親子三人でインドネシアで暮らすのが夢になったんすよ」

「......? そうか、まあそういう考え方もあるわな。それなら、まず結婚相手を見つけることのほうが一大決心になるんじゃないの?」

「そんなの、先輩の仕事のスピードよりずっと速くできるっすよ。親子三人で住み、現地の従業員をリードしてばりばり働きたいっす。以前、旅行してすっかり気に入ったんすよ、クアラルンプールが」

「......クアラルンプールって、マレーシアじゃないの?」

どおりで話が噛み合わないと思いました。この口悪後輩だけは、けっしてグローバル・エリートになれないと、いやそれどころか、日本から出してはならないと確信したからまるだったのです。

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このページは、karamaruが2012年7月 6日 17:09に書いたブログ記事です。

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