「あなたの仕事でいちばん大事な問いは何ですか?」ピーター・センゲさん他『出現する未来』もロングセラー重版決定!

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こんにちは、からまるです。

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2006年5月に刊行したピーター・センゲ、C・オットー・シャーマー、ジョセフ・ジャウォースキー、ベティ・スー・フラワーズ各氏共著の『出現する未来』(Presence)も重版が決まりました。こちらは6刷です。6年かけて6刷。文字通り息の長いロングセラーになっています。

この本の監修をからまるは、センゲさんやシャーマーさんとの親交が深い野中郁次郎さんにお願いしました。本の冒頭4ページにわたる監修者解説を書いていただいていますが、いま振り返ってそれを読むと、「3.11」後に求められる科学観を先取りしているようにも思います。その一部を引用します。


「オットーとジョセフは、アイデアを得るべく達人の域に達したと思われる一五〇人以上の科学者や起業家にインタビューを行った。「あなたの仕事でいちばん大事な問いは何ですか」という問いから始め、彼らの心の奥底にある内省と関心を直接把握しようと努めた。私も初期の段階で、これらのインタビューの分析に参加したが、彼らの方法に最も影響を与えたのは、認知科学者フランシスコ・ヴァレラとエレノア・ロッシュだと思う。両者とも、脳科学をベースにした理論的な認知科学と実践・修行をベースにする仏教との融合を図ろうとし、世界は生命体から独立して二元論的に存在するのではなくて、行為を通じて世界と心を産出するという中道の考え方を提唱している(『身体化された心』工作舎)。端的にいえば、主体と環境を直接経験を通じて一体化し、行為を通じて未来を出現させるということである。」


未来を構想する力は、政治や科学というシステム、官僚機構や会社という組織といった、硬直化した構造体から自律した個人ひとりひとりの、「主体と環境を直接経験を通じて一体化する」行為によって作られる。科学専門家に対する信頼喪失の時代の先を開くサジェスチョンとして読めるかもしれません。

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このページは、karamaruが2012年7月11日 12:28に書いたブログ記事です。

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