図表には製作意図がある。

|
こんにちは、からまるです。

現在進行中の某ナイショ企画の参考資料を大量に読む日々が続いています。で、改めて思ったのですが、お役人は図表作りがうまいですね。

からまるがずっと以前、国家予算の解説本を編集したときのこと。財務省などお役所の資料から一枚一枚、図表の原稿を作っていたのですが、どうも見た目もよくないし、作業していてもつまらない。たまたま銀行にいた友人と会う機会があり、銀行員なら統計の扱いがうまいだろうと思って書いた図表原稿を見せたところ......酷評されてしまいました。

「この図表じゃ何を言いたいかわからない」

図表にはテーマが必要だと言うのです。主張したいことに添って強調すべきところは強調する、見せたいところは見てもらうように工夫する。たとえば、一般会計の歳出額が膨脹していくのに税収がいかに少ないか、を表す棒グラフの図表がありました。でもこれではただ歳出額と税収を比較しただけです。友人の銀行員が言うには、歳出額と税収のミスマッチを表すなら、歳出額から税収をマイナスした「税収不足額」という定義を作りなさい、歳出額と税収を折れ線グラフにして、その差にあたる「税収不足額」のスペースを地アミ(シャドウをかける)にせよ。

なるほど。読者はまずその部分に目が行き、一瞬で図表の意図がわかります。ただ漫然とデータを図表化しただけでは失格なのです。

お役所の資料にある図表もそうですね。図表の背後にある図表製作者の意図を見るのも面白いかもしれません。

このブログ記事について

このページは、karamaruが2012年8月28日 20:46に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「石塚健司さん『四〇〇万企業が哭いている ドキュメント検察が会社を踏み潰した日』の表紙はこんな感じ!」です。

次のブログ記事は「ヒッキーからまる、久しぶりの外出。」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

カテゴリ

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 6.2.4