『四〇〇万企業が哭いている ドキュメント検察が会社を踏み潰した日』講談社ホームページ特別版。

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こんにちは、からまるです。

四〇〇万企業低解像度.jpgのサムネール画像
講談社ホームページに石塚健司さんの『四〇〇万企業が哭いている ドキュメント検察が会社を踏み潰した日』の内容紹介ページがアップされました。ここに特別版として、経済部記者と社会部記者つまり著者の架空対談を掲載しています。こういうプロモーションはからまる的には初の試みなんです。

もちろん筆者は石塚さん。名付けて「架空対談・粉飾決算はなぜはびこる?――経済部記者vs.社会部記者」。じつはこれの元の原稿は、本書の巻末付録として考えられていたものなのですが、なるべく本の価格を抑えようと本文ページを削る作業をする中で落としたものなのです。本当はもっと長かったのですが、ホームページには字数制限があるので、短くなってしまいました。

リンク先から是非ご覧いただきたいのですが、さわりの部分をご紹介しますね。


社「検事の多くは君が驚くほど世間知らずな人たちなんだ。粉飾決算はすべて悪だと大真面目に信じて捜査に乗り出したきらいがある」

経「もっと勉強しろと言いたいね」

社「不勉強というより、無思慮すぎる。会社を一つ倒産させるということは、連鎖倒産、失業、自殺......、さまざまな悲劇を引き起こしかねないのに」

経「粉飾決算をしている中小企業を切除することに社会的な要請があるとは思えないね。お金を貸していた銀行にとってもいい迷惑だろう、捜査によって融資先が破綻して、回収の可能性を潰されるんだからね。粉飾する中小企業をどうやって減らすかを考えるのは金融行政の仕事だよ。特捜検事はお呼びじゃない」


まったくですね。

さて、昨晩は中野の日本料理屋さんで、石塚さんと、本の登場人物である佐藤真言さんの三人で見本出来をお祝いしました。読者に中小企業の経営者の方々を想定したために、最初に書いたように本の価格を抑えるべく、石塚さんには原稿の大幅減量をお願いすることになってしまいました。初校ゲラでは320ページを超えていたのを何とか280ページに仕上がるように減量してもらい、からまるも1ページ当たりの文字量を増やすなどして対応したのでした。そういった苦労話で盛り上がりました。

それにしても、こうして改めて本を見ると、1年前にはじめて佐藤さんからの手紙で事件のことを知り、短期間に事件の構造的背景まで含めた全体像をがっちり再構成した石塚さんの才能はすごいなと思いましたね。

本書にあるように、一審の東京地裁は佐藤さんに実刑判決を下しました。その控訴審が今月下旬に開かれます。まだまだこの戦いは進行中で、そういう緊張感がありつつも、爆笑また爆笑のうちに宴会はお開きとなりました。

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このページは、karamaruが2012年9月 4日 18:55に書いたブログ記事です。

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