karamaru: 2012年10月アーカイブ

こんにちは、からまるです。

メールというのは便利なんですが、たまに厄介な事態を引き起こします。送ってしまってから、あんなこと書かなければよかったと反省したり、いちばん送ってはいけない別人に送ってしまったり。送信は取り消せないので困りますね。

逆に、受信しているはずなのに何らかの事情ではじいたり、迷惑メールに入っているのに気付かなかったり。今日もそういうことが発覚しました。

からまるが催促の電話をしたところ、1ヵ月くらい前にメールに添付して原稿を送って、ちゃんとccで確認しているのに、そっちから連絡がないので不審に思って作業が進んでいないと先方に言われ、冷や汗をかいてしまいました。でも、どんなに検索しても、ないのです。どこへ行ったのかわかりません。

原稿を送ってもらったら、からまるはお礼を書いた上で、いついつまでに拝読しますと返信します。そうしないと不審に思われるのは当たり前。今回は大トラブルになるケースではなかったのが幸いでした。ともあれ再送してもらった原稿を読んでいます。
こんにちは、からまるです。

お知らせするのが遅くなってしまいました。昨日10月29日の産経新聞1面のコラム「産経抄」に、石塚健司さんの先輩記者さんが、石塚さんの著書『四〇〇万企業が哭いている ドキュメント検察が会社を踏み潰した日』と、この本がきっかけで生まれた「朝倉亨さんを救う会」のことを書いていただいていました。一部を引用しますと、

「不祥事をきっかけに生まれ変わったはずの特捜部が、巨悪に立ち向かわず、なぜ弱い者いじめをするのか。ベテラン記者は怒り、絶望と闘い続ける2人の男を見守っている。読者からも義憤の声が上がり始めた」

石塚さんの行動を借りた形になっているとはいえ、産経新聞の有名コラムが検察批判をするのは、検察取材にあたる現場の司法記者の立場を考えれば、それなりに覚悟のいることだと思います。どうもありがとうございました<(_ _)>

この記事の反響で、一時的にアマゾンで本が品切れになっています。
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こんにちは、からまるです。

石塚健司さんの『四〇〇万企業が哭いている ドキュメント検察が会社を踏み潰した日』、最近この本で扱われた経営者の朝倉さんと同様の悩みをお持ちの方からの読者カードをいただくようになりました。いくつかご紹介します。内容が内容だけに、年齢や性別は記入しません。

「この書には胸が一杯になりました。われわれのような小企業は悪いと知りながら続けなければならない事があるのです」

「零細企業を経営しています。朝倉さんの件、他人事ではありません。今の特捜、必要でしょうか? 不勉強で権力だけ持っていて、心のない人たち。もっとマスコミも報道すべきです」

「銀行融資を受けるため、粉飾決算でやむにやまれず黒字にして税務署に申告しています。結果、税金はいつも多く払い、その税金はまた借金して払っている状態です。従業員がいる中小経営者は、従業員の家族の生活まで責任をもっています。特捜の、銀行が善という世間知らずぶりに絶望感さえ感じます」

勇気をふるってお出しいただいた読者カードです。司法はこれらの声をなんと聞くのでしょうか。こうした方々まで片っ端から逮捕するのが検察の正義だというのでしょうか。
こんにちは、からまるです。

本日発売の雑誌「フライデー」11月9日号に「モロゾフ元コーチが衝撃告白! 僕は美姫との結婚を考えていた」という記事が掲載されています。テレビでもこれが取り上げられるようで、フジテレビ系列の「ノンストップ!」(2回目)と「知りたがり!」、日本テレビ系列の「ミヤネ屋」(3回目!)が、2010年2月に刊行したニコライ・モロゾフさんの『キス・アンド・クライ』から安藤美姫選手に関連する部分を本日放送の特集で引用するという連絡がありました。

「ミヤネ屋」さんは本当にこのネタが好きですね。昨晩、からまるの携帯電話に担当者さんから連絡が来て、思わず「またですか!」と言ってしまいました(担当者さんも苦笑の気配)。テレビ欄でも見出しが4行もあります。

「フライデー」の記事の内容は、師弟関係の解消はモロゾフコーチからの一方的な通告なのではなく、安藤選手からの提案だったというものです。そして、モロゾフさんは「私たちは恋愛関係にありました」「私は真剣に、具体的に、彼女と結婚することを考えていたのです」と告白しています。

ついに語ってしまいましたか。というのも、周囲には二人は結婚するだろうと思っていた人がけっこう多かったし、他にもプライバシーにかかわる書けないこともあったのですが、自ら恋愛関係の終結を告白したからには、もうこの話にはタブーがなくなりましたね。
こんにちは、からまるです。

今日発売の「週刊新潮」11月1日号134ページに、石塚健司さんの『四〇〇万企業が哭いている ドキュメント検察が会社を踏み潰した日』を読んだ亀井静香元金融大臣が、本書の登場人物の一人である朝倉亨さんを支援する会の発起人になっている理由について、亀井さんに話を聞いた記事が掲載されています。談話の内容が元金融大臣らしい切り口なので、引用しますね。

「今の金融機関は金貸しをちゃんとしていない。それどころか貸し剥がしをする。粉飾決算を良いこととは言いませんが、そうでもしなければ、中小企業は融資を受けられないんです」

朝倉さんは控訴中ですが、その見通しについては、

「検察が起訴を取り下げるわけにはいかないだろうから、高裁がやり直しを命じればいいんですよ。ところが今は、司法も死んでいるからね」

と一刀両断。本を読んでいただいて、本当にどうもありがとうございます<(_ _)>
こんにちは、からまるです。

本を持つのがかっこいいと思われた時代がありました。これを言うと、からまるがバブル時代の編集者であることがバレてしまってイヤなのですが、1980年代から1990年代半ばまで、とくにニューアカデミズム系の本は、かっこいいファッションとしての所有の対象でした。からまるもそういう本を作り、いわゆる「想定読者」とはぜんぜん違うタイプの方がその本を買っていくのを書店さんの店頭で見て、驚いたことがありました。

この頃の本は、したがって「物としての本」でもありました。ときどきインテリアを兼ねてホテルや飲食店に置かれることがある美しい装幀の本とは違い、たとえ読まなくても(読めなくても)書棚に置いておきたい本というのがありました。法政大学出版局やみすず書房などが出していたような本ですね。

今はどうでしょう。自分を振り返っても、本そのものに対する物欲はなくなっているように思います。それに代わって、今は「読まれるものとしての本」になっているように感じます。もちろん、本は読まれるために存在するのですが、「読まれる」ことだけを本の存在意味として抽出するならば、それは「物としての本」である必要はまったくなく、「テキストとしての本」というものになるでしょう。

電子書籍が購入されるようになったのは、ソーシャルネットワーク革命があったからだけでなく、「テキストとしての本」の成立がその素地をセットしたようにも思います。そして「物としての本」に対する消費欲があったからこそ、大部数製造を可能にする印刷・製本・流通工程という大規模な装置産業の存在を前提として、出版社の事業が成り立ってきたのでしょうが、本が「テキストとしての本」に代わっていく過程では、変化があるのかもしれません。

......と、日本版キンドルのサービス開始前日に思ったのでした。
こんにちは、からまるです。

石塚健司さんの『四〇〇万企業が哭いている ドキュメント検察が会社を踏み潰した日』がきっかけになってできた「朝倉亨さんを支援する会」に寄せられた支援金の額が、1週間で100万円を突破したそうです(ウェブサイトの記載によると、10月22日現在、63人の方々から109万4000円)。

これは事前予想を上回るほどの大きな反響だと思います。裁判を動かす力なってほしいですね。朝倉さんの控訴審判決は、11月7日に東京高裁で行われます。
こんにちは、からまるです。

石塚健司さんの『四〇〇万企業が哭いている ドキュメント検察が会社を踏み潰した日』について、石川知裕議員がブログに書評を書いてくださっています。その中で、ズバリ、

「ここで大きく問われているのは日本国家を支える中小企業の実態と金融システムに齟齬があるということである。建前と現実社会に大きなかい離が存在しているという実態である」

と指摘しています。さすが石川さん、まさにまさに、これこそ本書のキモだと、からまるは思っています。この「かい離」が検察に見えなくなっていたのではないでしょうか。

本書に登場する経営者の朝倉亨さんを支援する会のサイトが先週、立ち上がりました。早くも80万円以上の支援金が集まっているようです。からまるももちろん、少額ですがお手伝いをしています。もう一人の主人公である佐藤真言さんを支援する会のサイトはこちら。
10月16日に八重洲ブックセンターさんで行った、『四〇〇万企業が哭いている』の石塚健司さんと毎日新聞社刊『検察崩壊』の郷原信郎さんのトークイベント「検察捜査の刃が『普通の市民』に向けられるとき」の動画を、YouTube現代ビジネスチャンネルにアップしました。

全編80分とちょっと重いのですが、ご覧くださればありがたいです。
こんにちは、からまるです。

さっき回ってきた講談社内資料の電子書籍8月分販売額ランキングに、倉本由香利さんの『グローバル・エリートの時代 個人が国家を超え、日本の未来をつくる』が上位に食い込んでいるではないですか。どのくらい上位で金額はいくらかまでは社外秘なので( ̄□ ̄;)言えないんですが、でもこうしてキケンを犯して書きたくなるくらい、いい数字なのです。

本の刊行は6月、電子書籍の配信は7月になってからなのですが、既刊タイトルが多い中では大健闘と言えると思います。こういうタイトルは電子書籍読者を掴むようですね。
こんにちは、からまるです。

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ノンフィクション作家の最相葉月さんが、10月16日に朝日新聞デジタルにアップされた「本の達人」で、千葉望さんの『共に在りて 陸前高田・正徳寺、避難所となった我が家の140日』の書評を書いてくださいました。

3000字あまりもあるこの書評は本当に気持ちのこもった文章で、からまるは感動を覚えました。東日本大震災における宗教者の働きを書き留めておく必要があるという千葉さんと同じ問題意識が生んだのだと思いました。

書評はこんなふうに結ばれています。

「本書は一貫して著者の視点で書き進められている。震災から15日後、開通したばかりの夜行バスでようやく陸前高田に帰った著者と、弟夫婦の経験は異なるものだ。とくに公務員として不眠不休で働き、多くの遺体を見送った弟の経験は、弟にしかわからない。わからないということを知り、きょうだいといえども無理に心情を忖度しない抑えた筆致には最後まで好感をもった。(中略)故郷を離れ、都会に生きる者の礼節だろうか。復興とはこれまでもこれからも、故郷と共に在る、このような人々に支えられているのだと思った」

どうもありがとうございます<(_ _)>
こんにちは、からまるです。

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すでにお知らせしたように、昨晩は八重洲ブックセンターさんの主催で、『四〇〇万企業が哭いている』の石塚健司さんと、毎日新聞出版刊『検察崩壊』の著者、郷原信郎さんの対談トークイベントを行いました。19時からおよそ80分、80名ほどのお客さまを迎えて、熱気のこもったイベントなりました。八重洲ブックセンターさん、ならびにご来場の皆様、どうもありがとうございます<(_ _)>

写真でご覧のように、改革が進まない検察に対する舌鋒鋭い郷原さんのトークはゾーンに入ったような充実ぶりでした。また石塚さんも自分の持ち味を存分に発揮した印象がよかったと思います。

トークイベントは講談社の「現代ビジネス」の制作で「ニコニコ生放送」にて中継しました。「現代ビジネス」にアーカイブができたら改めてお知らせしますね。

トークのあとはミニサイン会を行いました。郷原さんにばかり列ができるのかと思いきや、けっこう石塚さんのほうにも長い列ができました。作品の良さが伝わったのでしょうか。「週刊文春」編集部の書評担当の方も石塚さんのサインのほうにいらしていて、たまたま店頭で手にとって読んだら大変面白かったので「週刊文春」10月11日号に書評を載せたと言っておられました。担当編集者には本当に励みになる話です。

終了後は郷原さん石塚さん交えて打ち上げ。さらに石塚さんとからまると共催の毎日新聞出版の担当者の方で二次会に行き、大騒ぎしたのでした。
こんにちは、からまるです。

いつも先輩を先輩とも思わぬ暴言でからまるを威嚇する口悪後輩が、ようやく徹夜続きの仕事が終わったので呑みに連れて行けとうるさく、会社近くの居酒屋に行ったのでした。ところが、いつもの元気がありません。

「どしたの。なんか様子が変だよ」

「パソコン仕事のし過ぎで首を痛めたんすよ。医者に診てもらったら、ぎっくり腰ならぬぎっくり首だと言われたんすよ」

「ぶはははは、日頃の言動の悪さが首に出たな」

先輩みたいなヒマ人にはわかりませんよ。それよりなんすか、昨日のブログは。1000回記念なんて自慢しちゃって、ヒット作がないと自慢することがなくて困ったもんすね、いててて」

「吠えてろ吠えてろ、ぎっくり首くん。キミにはできないことなのだよ」

「蔦屋さんにあやかるなんて、そんな志はどこに行ったんすか、いてててて」

むか。まあしかし、言われてみれば、ちょっと最近、ノリが悪いところも。口悪後輩の相手をしている場合ではなそさうです。

首痛のせいで口悪後輩のビールがぜんぜん進まず、どうも感じが出ないのを理由に早々に引き上げることにしました。あの首痛では当分、口悪後輩にじゃまされずに仕事ができそうですしね。
こんにちは、からまるです。

今日はこの日記にとって特別な日なのです。タイトルにあるように、なんと1000エントリー目なのです。我ながらびっくりですよ。

最初のエントリは2008年5月15日です。前身の講談社ホームページのサーバを使ってアップしていたものから、そのあまりの使い勝手の悪さに悲鳴を上げて自力でこのブログを構築したのでした。それから1000回とは、よく続いたよなあ。

もっとも「本日一回休み」というのも入れての1000回ですから、内容らしい内容があったエントリはもっと少ないわけですが、この日記は何も書くネタがなくても会社の休日以外は毎日書くというのをポリシーにして続けきました。だいたい、そうそう面白いブログネタなんてありません。だから面白いネタがあるときしか書かない方針でいくと、結局、1週間に一度も書かなくなってしまうと思ったのです。実際に前身のブログではそうでした。だから、本当に書く時間がないときは「休み」というのもエントリするようにしました。

どんなにつまらないことでも、今日は休むという言い訳でもいいから毎日書く。書くことがないからといってブログにありがちな飲み食いの話は書かず、つまらなくても一応は編集者目線で書けることを書く。これが続けられた理由だと思います。

さて、せっかくの1000回記念なので、「からまる日記」という名称にまつわるネタを一つ。

たまたま飲み会で小っ恥ずかしくも「からまる日記」の話題になったことがありました。そのとき、日本近世史にくわしい、ある方が、「からまるというのは、やはり蔦屋さんのからまる、から来ているんですか」とおっしゃるのです。からまるとお付き合いがある方なら誰でも本名に由来するとわかると思うのですが、その方は学のある「不思議ちゃん」なので、こういう青天の霹靂のような切り口から話を振って来ることもしばしばなのですが、反対に学のないからまるは思わず、「えっ!? それ誰のことでしょう?」と訊いてしまいました。

これをお読みの方はわかるかもしれません。江戸後期の大編集者、蔦屋重三郎の狂歌名だったそうなのです。下記にウィキペディアからコピペしますと、

「蔦屋重三郎(つたや・じゅうざぶろう、寛延3年1月7日(1750年2月13日)―寛政9年5月6日(1797年5月31日))は江戸時代の版元(出版人)である。朋誠堂喜三二、山東京伝らの黄表紙・洒落本、喜多川歌麿や東洲斎写楽の浮世絵などの出版で知られる。「蔦重」ともいわれる。狂歌名を蔦唐丸(つたのからまる)と号し、歌麿とともに吉原連に属した」

おおーっ、そうだったのか。そんなすごい事実があるとは知らなかった。それにあやかってつけた名称ではないわけですが、蔦屋さんの精神を少しでももらわないといけませんねと改めて思った1000回目でした。
こんにちは、からまるです。

グローバル・エリートの時代オビ付き.jpgのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像
先日、「他社ながらアッパレな本」でご紹介した『ワーク・シフト』(リンダ・グラットン著、池村千秋訳、プレジデント社)を3連休中に読み終えました。グローバル化は誰にとって幸福で、誰にとって不幸なのか、という問いを持って読んでいたので、じつに興味深かったですね。幸福に働けるのは、英語ができるからとか、ロジカルシンキングができるからとか、いま議論されているような要因ではない(2025年には自動翻訳機が完成し語学学習は趣味以外に必要なくなっているそうです)と考えさせられるところが面白かったです(後半がちょっと物足りないかなあ)。

今年6月に刊行した倉本由香利さんの『グローバル・エリートの時代 個人が国家を超え、日本の未来をつくる』も、グローバル時代の働き方をどうするか、会社に頼らない働き方はどうできるのかに真っ向答えた本。『ワーク・シフト』を読まれた方は併読されては如何でしょう?
石塚健司さんの『四〇〇万企業が哭いている ドキュメント検察が会社を踏み潰した日』を今日発売の「週刊新潮」10月18日号が123ページで紹介してくれています。それによると、

「検察捜査の欺瞞に鋭くメスを入れつつ、中小企業経営者の苦悩にも光を当てた快作」。

どうもありがとうございます<(_ _)>
こんにちは、からまるです。

昨日少し触れましたが、やはり安藤美姫選手は来シーズンでの引退を決意したようですね。朝日新聞などが本人の話として報じています。ますます素敵なスケートを見せてくれている印象だったので、寂しいですね。

この話題について特集を組んで報じる番組があり、フジテレビ系列の「ノンストップ!」や日本テレビ系列の「ミヤネ屋」が2010年2月に刊行したニコライ・モロゾフさんの『キス・アンド・クライ』取り上げ、指導者だったモロゾフさんが安藤選手をどう見ていたか、引用が行われたようです。

モロゾフさんは今季から高橋大輔選手の指導を始め、10月6日のジャパンオープンで高橋選手が素晴らしいスタートを切ったことを考えると、すごく複雑ですね。
キス・アンド・クライ表紙低解像度.jpgのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像ついさっきフジテレビの情報番組から問い合わせがあったので、もう一ネタ。

昨日、「日刊スポーツ」のインタビューに答える形で、フィギュアスケートの安藤美姫選手が来期限りで引退するというニュースが流れました。理由の一つに、前シーズン限りで、これまでずっとコーチを務めたきたニコライ・モロゾフさんとの師弟関係が解消された後、新たな指導者が見つからなかったことを挙げていました。

その関係で、2010年2月に刊行したニコライ・モロゾフさんの『キス・アンド・クライ』にテレビが注目しているようです。
こんにちは、からまるです。

『四〇〇万企業が哭いている ドキュメント検察が会社を踏み潰した日』発刊記念、東京駅前の八重洲ブックセンター本店さん主催のトークイベント「検察捜査の刃が『普通の市民』に向けられるとき」、だいぶお席が埋まってきた模様です。ご参加くださる皆さん、どうもありがとうございます<(_ _)>

著者の石塚健司さんの本に高評価をいただいている郷原信郎さんおよび郷原さんの新刊『検察崩壊』の版元さん、毎日新聞社出版局との共催です。

時間10月16日火曜日の19時から、以下はその詳細です。


検察捜査が、ついに「普通の市民」にまでその矛先を向け始めた!
検察はどこから狂い始めたのか? 一体どこへ向かうのか?
検察の内側を知り尽くした弁護士とジャーナリストによる、待望のトークセッションが実現。

●トーク終了後、サイン会を行います(ご希望のお客様のみ)。

日 時:2012年10月16日(火) 19:00~20:30(開場18:30)
会 場:八重洲ブックセンター 本店8階 ギャラリー
参加費:無料
募集人員:80名(お申し込み先着順)
申込方法:申込書に必要事項を明記の上、1Fサービスカウンターにお持ちください。申込書は本店各階のレジカウンターに用意しております。また、電話 03-3281-8201 にても承ります。
今日は気が抜けない長時間インタビューが2つ。いやいやもちろんいつもどんなインタビューでも気を抜いてなどおりませんが、今日は特別へとへとにつき一回休み。

明日に!
こんにちは、からまるです。

いま話題の本『ワーク・シフト』(リンダ・グラットン著、池村千秋訳、プレジデント社)はたしかに面白いですね。まだ半分しか読んでいませんが、いろいろと考えさせられます。

「未来を形づくる五つの要因」として挙げられた「テクノロジーの進化」「グローバル化の進展」「人口構成の変化と長寿化」「社会の変化」「エネルギー・環境問題の深刻化」は、従来のメガトレンドものとさほど変わらない既視感があるのですが、それらと違うのは、他国の事情はともかく、すべての要因がとても身近でリアリティがある時代に今、なっていることだと思います。

また、この五つの要因から単純に未来の私たちの姿を結論づけるのではなく、個人がそれらに対して「漫然と迎えるか」「主体的に未来を築くか」、二つの態度のどちらをとるかによって、良くも悪くもなる、幸せにも不幸にもなる、と論じているのもリアリティがあります。後半を読むのが楽しみです。

それにしても、ベビーブーマー世代は人類史上もっとも散財した人々かもしれないという指摘は、からまるより少し上の世代の人たちの顔を思い起こすと、当たっているかもなあ、と。
こんにちは、からまるです。

石塚健司さんの『四〇〇万企業が哭いている ドキュメント検察が会社を踏み潰した日』に早くも読者の方々からのハガキがぞくぞくと届いています。いくつかご紹介しますね。

これぞジャーナリストの仕事と思いました。それにしても検察は狂っていますね。それに追随する裁判も。またそれをそのまま流すメディアも」(58歳・男性)

「この事実が一人でも多くの方の目に触れ、優良な中小企業が健全に機能できる社会に変わることを心より強く願います」(31歳・女性)

「赤ちゃんは五感を駆使して世界を探るといわれますが、金融のプロは視覚・触覚・味覚・嗅覚・聴覚の五感を総動員して探ります。学者や役人、アマチュアの人が視覚・聴覚等で机上の理論で作りだした金融検査マニュアルを、元銀行マンの私は腹立たしく思っておりました。この本に書いてありました『相手方のリスクを持つから与信行為というはずですが、今の銀行は人を信じず数字だけ信じるから粉飾を招く』はまったくその通りで、世間一般の拝金主義一辺倒は嘆かわしく、『お金の品格』が失われていく今日も嘆かわしい限りです。私もこの主人公2人に『頑張れ!負けるな!』とエールを送ります」(64歳・男性)

「一気に読み終えた。検察の堕落と怠慢と無知を鋭く抉る快著」(81歳・男性)

「石塚氏は『特捜崩壊』を読んだときから注目していた。現役記者で記者クラブに籍を置きつつ権力の問題点を追及し出版する勇気にジャーナリストの真のあり方を考えさせられた。今回の本も石塚氏ならではの力作。金融という分野は一般の人々にはその仕組み、業務内容という点で意外とよく知られていないところである。そういった難しさを平易に、熱く書いてある。特に税理士、コンサル、金融マン、中小企業経営者に幅広く読んでほしい」(63歳・男性)

皆さん、もう本当に本当にありがとうございます<(_ _)><(_ _)>
こんにちは、からまるです。

今日発売の「週刊文春」10月11日号に、石塚健司さんの『四〇〇万企業が哭いている ドキュメント検察が会社を踏み潰した日』の書評が掲載されています。評者は経済ジャーナリストの岸宣仁さんです。

あまりにも素晴らしい書評なので、何ヵ所か引用しますね。


「検察は組織改革を断行したはずだが、著者の畳みかける事実の追求を素直に受け取れば、その体質は変わっていないように映る」

「検察の見込み捜査や歪んだ金融システムに翻弄される中小企業の実態を知るにつけ、本書の問題提起は重要だ。リーマン・ショック、三・一一と、日本経済が揺らぐなか、人間で言えば血液に当たる金融の流れに対し、検察の正義が角を矯めて牛を殺してはいないか。『四〇〇万企業が哭いている』のタイトルにあるように、日本の中小企業の存続を問うノンフィクションとして重いテーマを投げかけている」


本当にどうもありがとうございます<(_ _)><(_ _)>
こんにちは、からまるです。

石塚健司さんの『四〇〇万企業が哭いている ドキュメント検察が会社を踏み潰した日』発刊を記念して、10月16日火曜日の19時から、八重洲ブックセンターさん主催のトークイベント「検察捜査の刃が『普通の市民』に向けられるとき」を行うことが決定しました! 石塚さんの本をいち早く高く評価してくださった郷原信郎さんおよび郷原さんの新刊『検察崩壊』の版元さんの毎日新聞社出版局とのコラボレーション企画です。

以下はその詳細です。


検察捜査が、ついに「普通の市民」にまでその矛先を向け始めた!
検察はどこから狂い始めたのか? 一体どこへ向かうのか?
検察の内側を知り尽くした弁護士とジャーナリストによる、待望のトークセッションが実現。

●トーク終了後、サイン会を行います(ご希望のお客様のみ)。

日 時:2012年10月16日(火) 19:00~20:30(開場18:30)
会 場:八重洲ブックセンター 本店8階 ギャラリー
参加費:無料
募集人員:80名(お申し込み先着順)
申込方法:申込書に必要事項を明記の上、1Fサービスカウンターにお持ちください。申込書は本店各階のレジカウンターに用意しております。また、電話 03-3281-8201 にても承ります。


石塚さんは産経新聞社記者なのに、毎日新聞とのコラボなんてできるのか、と心配したのですが、両社とも快くOKを出してくださったようです。さすが新聞社は太っ腹ですね。

プログラムは石塚さんと郷原さんの対談がメインです。トーク終了後、希望者の方対象のミニサイン会を行いますが、サインする本は既刊本でもいいそうです。

10月1日に東京駅の丸の内側駅舎が話題の復元オープンをしたばかり。それを見た後、八重洲側に回って寄っていただいてはどうでしょう。皆々様のご来場を心からお待ちしています<(_ _)>
こんにちは、からまるです。

四〇〇万企業低解像度.jpgのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像石塚健司さんの『四〇〇万企業が哭いている ドキュメント検察が会社を踏み潰した日』の書評が、先日ご紹介した産経新聞に続き、どんどん出ています。

まず、9月24日発売の「週刊エコノミスト」10月2日号の書評。内容紹介の後、「何とも重い課題を取り上げた1冊だ」とまとめてくれています。どうもありがとうございます<(_ _)>

もう一つは、今日発売の「週刊東洋経済」10月6日号の書評です。少し引用しますね。

「長引く不況下で懸命に経営に取り組む中小企業経営者たち。その多くは、生き残るため売り上げの水増しなど何らかの粉飾決算に手を染め、また、彼らを支える税理士やコンサルタントなどの多くもこれに協力せざるをえない状況になっている。本書は、そうした中小企業の一社に焦点を当てて、東京地検特捜部の捜査によって無残に踏み潰されていく過程を生々しく描いている。綿密な取材によって特捜検察の恐るべき実態を暴きつつ、同時に会社を守るため苦闘した男たちの人間賛歌にもなっている

くーーっ、担当編集者冥利に尽きる書評だなー(T_T)どうもありがとうございます<(_ _)><(_ _)>

発売から3週間あまりの間に経済誌がこうして本書を紹介してくれるのは、それだけ内容に共感していただく編集者や記者の方が多いということですよね。

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