海江田万里さんの新著『海江田ノート』を読むと...。

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こんにちは、からまるです。

社内の他部署から出た本の話題になるのですが、海江田万里前経産大臣の著書『海江田ノート 原発との闘争176日の記録』を読みました。

福島第一原発事故の対応にあたった政治家による当事者モノとしては、先行して福山哲朗前官房副長官の『原発危機 官邸からの証言』(ちくま新書)、菅直人前総理大臣の『東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと』(幻冬舎新書)があります。この3冊の中では、あの事故について書かれた部分については、福山さんの本がもっともすぐれているように思いますね。海江田さんの本も、記録性という意味では良書だと思いますが、先行書を読むと、どうしても既視感があります。

しかし、2011年5月の「浜岡ショック」については、菅さんの本や他の本・媒体で書かれていたこととは違って面白い。たとえば菅さんは本の中で、経産省の「浜岡原発は危険だから止めるが、他の原発は安全だから再稼働する」というシナリオを元に海江田さんが自分のところに浜岡停止を言ってきたように書いているのですが、そうではないんだ、と。

「経産省から私に、浜岡原発を止めるという話が持ちかけられた事実はない。それに他の原発再稼働の件と、浜岡原発を結びつけるのは恣意的な話で、この時点では、私の頭の中には浜岡原発だけ止めて他の原発は全部原発再稼働するとの考えはなかった」(p216)

そうか、そうだったんですか。まあご本人の頭の中になくても、他の人の頭の中にはあったのかもしれませんが。

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このページは、karamaruが2012年11月13日 18:14に書いたブログ記事です。

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