仙谷由人さん『エネルギー・原子力大転換』、まずは巻末付録のマニアックな年表にご注目を!

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こんにちは、からまるです。

本年も本格スタートいたしました。さてどんな年になりますやら

昨年最後にようやく公開できた1月18日刊行の仙谷由人さん『エネルギー・原子力大転換 電力会社、官僚、反原発派との交渉秘録』制作秘話をしばらく綴っていきたいと思います。

からまるがはじめて仙谷さんにお会いしたのは、一昨年の7月はじめでした。もう1年半近く前になるんですね。その頃の仙谷さんは菅内閣の官房副長官でした。本に巻末に付けた関連時系列表によると、政府は7月1日に大口需要家に対する電力使用制限令を発動する一方で、福島第一原発事故以降、つぎつぎと定期検査に入った原発を再稼働させるのかどうか(正確に言い直すと、世論が原発に厳しい視線を注ぐ中、電力会社が再稼働させたい原発を立地自治体の知事が事前承認するのに、政府がお墨付きを与えるのかどうか)が注視されていた時でした。

2011年6月18日には海江田経産大臣が、3月末に原子力安全・保安院が電力各社に指示した緊急安全対策が確認された原発の再稼働について立地自治体と協議を始めていました。その第一弾として、海江田大臣は6月29日に佐賀県の古川知事と会談して、玄海原発の2号機と3号機について再稼働容認を取り付けたところでした。

ところが、7月6日に菅総理大臣の決断で、再稼働にはストレステストが必要とされ、玄海原発再稼働はたった1週間で反故にされました。そこから海江田大臣と菅総理の確執が始まったのですが、ちょうどその頃に仙谷さんにお会いしたのでした。

ところで、こんなふうに日付入りですらすら事実関係を書けるのは、この本の巻末付録に時系列表があるからなんですが、これはからまるの力作なんですよ。地味な付録なので誰も賞めてくれませんが、この電力改革関連時系列表のためにからまるが費やした時間はどれだけのものだったか。来る日も来る日もひたすら日経テレコムに妥当しそうな検索語を入力しては新聞記事を検索しまくって、それらを片っ端からダウンロードして作成したのです。ついに編集部の上長が、

「今月はやたら日経テレコムの請求額が多いけど、どうしてだ?」

と不審がるほど、たぶん普段の数倍の額になったと思いますが、それはこのマニアックな時系列表作成のためだったのです。福島第一原発事故から原子力規制委員会が発足した9月19日までの電力問題の経緯を、これだけ細大漏らさずして簡潔な年表は、新聞などマスメディアにも絶対にないと思いますよ。これだけでもお値打ちものの本だと自画自賛しているのですヽ(^。^)丿

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このページは、karamaruが2013年1月10日 16:19に書いたブログ記事です。

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