他社ながらアッパレな本『なぜ日本経済は世界最強と言われるのか』

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こんにちは、からまるです。

遅ればせながら、ぐっちーさんこと山口正洋さんの『なぜ日本経済は世界最強と言われるのか』(東邦出版)を読みました。独特の上から目線が逆に心地よいほどズバズバと主張する本でした。まるで小説を読むような面白さ。10万部売れているそうですが、納得ですね。

読んで改めて思うのは、投資銀行でディーラーを経験し、百億単位で為替と債券に携わった人は、視野が広くて日本の国内要因だけではけっして日本経済のことを説明しないということです。そこが現政権のアベノミクスとの大きな違いかもしれません。

日本はドル建ての取引比率がどんどん下がっており、人に物を売るときはできるだけ強くなりそうな通貨で決済し(輸出)、人から物を買うときはできるだけ弱くなりそうな通貨で決済する(輸入)から、輸出通貨は輸入通貨よりも円建ての比率が高く、ドルが安くなればなるほど日本は儲かる仕組みになっている(p76)、格付け会社は国債に格付けするわけではなく、そもそも自国通貨建ての債券は紙幣を刷れば済むので格付けする意味がなく、ソブリン格付けという国の経済力ランキングをつけているだけ(p109-110)など、業界の人にとっては当たり前なのでしょうが、からまるには目から鱗が落ちる指摘が盛りだくさんでした。

アメリカが海外首脳を招くときのステートディナーの料理とワインに注目して、その内容に、2011年11月の米中首脳会談時のオバマ政権が当時の胡錦涛国家主席に見せた本音がうかがえるという第5章の読み物も面白かったです。

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このページは、karamaruが2013年2月 4日 17:55に書いたブログ記事です。

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