部数決定に頼れるデータって何だ?

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こんにちは、からまるです。

さらに昨日のエントリの続き。「部決」の席では、販売部のプレゼンを受けて担当編集者がコメントを述べます。これがけっこうドキドキするのです。もちろん想定内の部数であれば、とくにドキドキする必要はないのですが、そうでない場合もあります。

幸い、今回のからまる担当2冊は想定内だったのでよかったのですが、想定よりも少ない場合(多い場合というのは、ほとんどありませんので)、会議でしっかり編集者の姿勢を主張して、データやファクトを示しながら販売部に数字を考え直してもらう努力をしなくてはなりません。

この場合、データというのが曲者です。実は今、ベストセラーになっている西内啓さんの『統計学が最強の学問である』(ダイヤモンド社)を読んでいるところなのですが、これを読むと、編集者はあまりに経験や勘に頼りすぎていて、データを正しく解釈するという訓練を怠ってきたなと痛感しますね。データを使った反論が咄嗟に思いつかないのです。

それはつまり、経験や勘が当たったと思っていたことには、実は統計学上の理由があったにもかかわらず、それを己のセンスの良さだと錯覚でき、その上で企画のトライ・アンド・エラーが許された、まことに余裕のある時代だったということなのかもしれません。

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このページは、karamaruが2013年3月 7日 17:50に書いたブログ記事です。

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