お知り合い本ご紹介『粉飾』

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こんにちは、からまるです。

今日、お知り合い本としてご紹介するのは、石塚健司さんの『四〇〇万企業が哭いている ドキュメント検察が会社を踏み潰した日』が克明に綴った粉飾詐欺?事件の「容疑者」である佐藤真言さんの新著『粉飾 特捜に狙われた元銀行員の告白』(毎日新聞社)です。

佐藤さん、よくここまで書いたな、というのが偽らざる印象です。当事者が書いたものならではの迫力などと評するとありきたりのようですが、一部仮名にしているとはいえ、我が身かわいさのために平気で検察に「粉飾の首謀者は佐藤で、自分は何一つ知らない」とぬけぬけと嘘証言をする人物など、かなり際どい描写で事実関係を明かしています。じつに驚きました。

「事件」の真相だけでなく、第一勧銀の行員出身のコンサルタントとして、顧問先の社長とまさに二人三脚で財務を立て直し、銀行交渉に赴く日々を綴った第三章「中小企業の社長を支えて」がじつに秀逸です。「俺を殺す気か」と思わず叫ぶほど厳しい佐藤さんの経営再建策を、社長たちが次第に受け入れ、一つ一つ実行していく物語は、読んでいて思わず引き込まれます。このような仕事に取り組んできた人物にどんな「詐欺」行為ができるというのか、検察はきちんと見てほしかったと思いますね。

この件については、明日以降もしばらく続けます。

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このページは、karamaruが2013年4月 1日 20:27に書いたブログ記事です。

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