karamaru: 2013年5月アーカイブ

こんにちは、からまるです。

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岡村聡さんの『中国・インドの次に来る大チャンス 新興アジアでお金持ち』が発売になって、今日でちょうど2週間になりました。順調に売れているようです。ご購入いただいた皆さん、どうもありがとうございましす<(_ _)>

多くの書店さんが海外投資やアジア事情のコーナーに置いてくださっていて、それはまさにドンピシャリなので大変ありがたいのですが、現在は株投資ブームなので、日本株投資のところにもそっと置いてもらえると、もっとありがたかったりします<(_ _)>

重版の呼び声も近いかな。

さて、つい先日、時間的にかなりタイトなプロジェクトが決まった関係で、明日と明後日、この日記はお休みします。また来週に!
こんにちは、からまるです。

昨晩23時過ぎのことです。からまるはこの日も会社の高層棟で作業中だったのですが、近くで巨大な鉄の物体がきしむような音が、何十秒もの間、続いて聞こえました。すぐに後ろの窓から外を見たのですが、暗いし、とくに何も見えません。音の割には大したことはなかったのかと、しばらく机の上で仕事に集中していたら、フロアの反対側から、交通事故が起きているという声が。

講談社は首都高速池袋線と並行して建っていて、護国寺ランプと社屋が接するような位置関係にあるのです。その護国寺ランプに大型トレーラーが横転していて、その後ろには小型乗用車が、完全にひっくり返って止まっています。高層階から見下ろすので、よく見えないのではありますが、大事故であることだけは見て取れます。

早くも救急車が2台、待機しています。トレーラーの運転席部分は、完全に本体から分離して転がっています。ここから運転手の人は担架で救急車内に運び込まれたようですが、ひっくり返った乗用車の周囲には多くの警察官や消防署員と思われる人がいて、ドアを壊すなどしているにもかかわらず、一向に人が搬出される気配がありません。

ちょうど仕事を終えるタイミングだったので、後かたづけをして、会社の裏側にまわり、護国寺ランプの下まで行ってみました。トレーラーが衝突した衝撃で、首都高の側壁の一部が社屋ぎりぎりのところまでなぎ倒されています。真下に行くと警察官に「危ないですよ!」と注意されてしまいました。

その警察官に話を聞くと、大型トレーラーはスピードを出しすぎていたのか、池袋方面から来ると護国寺ランプの手前にある緩い右カーブを曲がりきれずに横転したようです。小型乗用車がどうして巻き込まれたかはわからないとか。しかし、今朝のニュースで、この乗用車の運転手のほうが病院に搬送された後、亡くなったそうです。
こんにちは、からまるです。

このブログに「クリスティアーノ・ロナウド」を検索して訪れてくださる方がけっこう多いのです。クリスティアーノ・ロナウドとはむろん、現代サッカーのスーパースター。以前はブラジル代表のロナウド選手がいたので、区別するためにみなさん「クリスティアーノ」とわざわざ付けていましたが、今はもう「ロナウド」といえばこの人になりましたよね。

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どうして皆さんが「ロナウド」で検索してこの日記にたどりつくかというと、むかし、ロナウド選手のフォトエッセイ『MOMENTS』という本をからまるの後輩が出していたことを、何度か写真付きでご紹介したからです。その頃はまだマンチェスター・ユナイテッドの選手でした。いまはレアル・マドリードになくてはならない選手です。

さて、そのマドリーのジョゼ・モウリーニョ監督について、さる信頼すべき筋によると、本格的な自伝の執筆に入るという情報があるようです。それを聞いたのは、チャンピオンズリーグの準決勝ファーストレグの直前でした。この試合でマドリーはドイツの雄、ボルシア・ドルトムントに大敗してしまいました。

しかし、そのままマドリーが敗れてしまうと思った人はそう多くはなかったと思います。実際、セカンドレグでは後半にあと1点で逆転できるところまで追いつき、モウリーニョ伝説に新たな1ページを加えるのか?と思わせましたが、結局は準決勝敗退という結果になってしまいました。こうした結果から言えることかもしれませんが、スター軍団を束ねることに定評があるモウリーニョ監督が、マドリーの中心であるイケル・カシージャス選手と確執を起こすなんて、ちょっと信じられない気がします。

25日のチャンピオンズリーグ決勝、バイエルン・ミュンヘン対ボルシア・ドルトムント戦は新たなドラマを生みました。来季のサッカーでも、また信じられないようなドラマがたくさん生まれそうですね。
こんにちは、からまるです。

今日の株式市場の荒れ模様はすさまじかったようですね。日経平均株価は午前中に年初来高値を更新した後、午後になって真っ逆さまに暴落し、今日の最安値の1143円安になったまま引けてしまいました。アベノミクスは2013年5月23日午後3時をもって命脈を断たれたのでしょうか、それとも大相場双六の「一回休み」で済むのでしょうか。まあ株価が暴落したからといって、日本企業の根幹はビクともしないでしょうけれど。

こんな大暴落が今日起こるとは思いもしない一昨日、岡村聡さんの『中国・インドの次に来る大チャンス 新興アジアでお金持ち』の新聞宣伝のコピーをあれこれ考えていまして、一つ思いついたのが、「日本株だけで満足ですか?」。

昨日の日本経済新聞電子版に「株高で投資余力ができた個人投資家がアジア新興国の株式投資に向かっている」という趣旨の記事が載っていました。このコピーは、それと同様で、日本の株高が海外投資に目を向けるきっかけになるのではないか、という意味で思いついたものです。こうなってみると、それがいいか悪いかは、株式市場次第かもしれません。

この宣伝は、25日の日本経済新聞に出ます。

     *     *

明日は休暇で日記はお休み。また来週に!
こんにちは、からまるです。

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昨晩の土井英司さんのメルマガ「ビジネスブックマラソン」で岡村聡さんの『中国・インドの次に来る大チャンス 新興アジアでお金持ち』が紹介されました。おかげさまでアマゾン総合ランキングが現在、130位まで急上昇中! 土井さん、どうもありがとうございました<(_ _)>

BBMは「アベノミクスで儲けた人も、そうでない人も、次なる投資機会として注目したいのが、新興アジア6カ国」という書き出しで、次のように書いてくれています。


「新興アジア6カ国というのは、インドネシア、タイ、
マレーシア、シンガポール、フィリピン、ベトナムの計6カ国。これらの国々は、GDPの伸びも著しく、当然株高も、ビジネスチャンスも期待できるのです。

ただし、それぞれの国によって事情が異なるのは当然。なかでも人口の増減は、国の成長に大きく関わります。

<シンガポールやタイ、ベトナムはあと数年で人口ボーナスから人口オーナス(生産年齢人口の割合が減っていく状態)へと転じてしまいます。一方、インドネシアはあと15年、フィリピンにいたってはあと40年近く人口ボーナスの状態が続いていくと見られています>

この人口のほかに、法制度やインフラの整備状況などもありますから、そこはしっかり学んでおきたいものです。

著者の岡村聡さんは、マッキンゼー、国内大手プライベート・エクイティファンドを経て、独立した人物ですが、シンガポールの魅力にひかれ、初訪問から2年で現地法人設立を決めたようです。

本書では、新興アジア6カ国それぞれが今後、どんな動きをしてくるのか、どんなビジネスチャンスがあるのか、著者の見解とデータが示されています」。


はい、ここに書いてくれているように、岡村さんはマッキンゼーに数年在籍していました。最近は「マッキンゼー」とタイトルに入れると本が売れるようなところがありますから、帯にでかでかと「マッキンゼーの問題解決力で分析!」などと入れてもよかったかもしれません、なんちて。
こんにちは、からまるです。

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佐々木毅さん+21世紀臨調編著『平成デモクラシー 政治改革25年の歴史』刊行に合わせて、佐々木毅さんに講談社のPR月刊誌「本」に寄稿していただいています。「平成デモクラシーを問う」というタイトルです。

この日記にも記したように、「平成デモクラシー」とは、権力のインナー中心体制を解体して透明性のある民主制に移行することであり、そのために政党や政治家のリーダーシップを鍛え直すものだったと定義できます。その四半世紀の活動の中で、外側から見て一つ議論になっていたと思われたのは、そうした現実への変革を担う政治家との距離感を、政治学者はどう取るかだったように思います。

佐々木さんは「本」に掲載された文章の中で、こう記しています。

「本書はこうした平成デモクラシーの新たな飛躍に取り組んだ人々の議論とそれをめぐる政治のドラマを収めたものである。私自身、この渦の真っただ中でこの四半世紀を過ごしてきたこともあって、本書は誠に身近なものがある」

からまるなりにいろいろな立場の政治学者とお付き合いしています。その中には、現実政治に学者がかかわることをよしとしない方々もいました。これはそう簡単な問題ではありせんよね。ただ、商業出版社の編集者の目から見ると、形而上学的な政治学や、歴史的に結果が出ている政治史にも知的読み物としての面白さ、興奮を感じるけれども、やはり今、眼前にある現実の政治を、その「真っただ中」に立って、どう変えるか、政治学者もがっぷり四つに取り組んでほしいなと思います。社会実験としての政治学という要素があってもいいのではないか、と。いまのアベノミクスだって、経済学の社会実験の要素がないとは言えないわけですし。
こんにちは、からまるです。

先週のエントリの続きです。佐々木毅さん+21世紀臨調編著『平成デモクラシー 政治改革25年の歴史』第二部を執筆している民間政治臨調事務局長の前田和敬さんと仕事を始めてからというもの、政治を見る目ががらりと変わりました。中学3年生の頃からテレビや新聞で政局ニュースを見聞きするのが好きという変な趣味を持っていましたが、政治というものはこうやって動いていくのだということを、初めて知ることができました。

前田さんとの最初の仕事は、民間政治臨調著として1993年6月に刊行した『日本変革のヴィジョン』です。中選挙区制度の廃止、小選挙区と比例代表を組み合わせた「連用制」の提唱を柱とする選挙制度改革、国会改革、政治資金制度改革と腐敗防止などを盛り込み、その後の政治改革の方向性を示すバイブルとなった「民間政治改革大綱」とその趣旨を一冊の本にまとめたものです。

しかし時間の流れは急速で、この本が出た14日後、政治改革関連法案の成立断念を決めた宮沢喜一内閣に提出された野党の内閣不信任案に、政治改革基本要綱を討議決定した当時の自民党幹事長だった小沢一郎さんをはじめとする経世会(竹下派)の半数の議員が賛成して不信任案が成立し、宮沢政権は崩壊しました。総選挙の結果、自民党は過半数割れし、非自民でまとまった野党が連立して細川政権が発足したが8月9日でした。

からまるはこの数ヵ月間の出来事に、よくノンフィクションの編集者がコピーで使う言葉でいうと、まさに瞠目せざるを得ませんでした。具体的なことは、『平成デモクラシー』ではそこまで政局の舞台裏を描いていないので、いつか前田さんが回顧として発表するまで待つしかないでしょうが、政治を動かしていく政治家たちの強力なエネルギー、また新聞社の政治部をはじめとするマスメディアの強靱なプレイヤーぶりを眼前にして、呆気にとられる思いがしたのでした。
こんにちは、からまるです。

昨日のエントリの続き、佐々木毅さん+21世紀臨調編著『平成デモクラシー 政治改革25年の歴史』誕生までの思い出です。

からまるは佐々木毅さんとは1990年9月からお付き合いさせていただいています。その最初の成果が、1991年10月に刊行した『政治に何ができるか』でした。日本政治の本であるにもかかわらず世界情勢分析から入る構成にしたことからわかるように、冷戦後の大激動の中で一人取り残された日本に対する強い危機感が滲み出た本でした。昨日も書いたように、政界スキャンダルが常態化し、さらに1990年から1991年にかけて金融界を揺るがした住銀・イトマン事件のような、バブル崩壊とともにカネが尽きたバブル紳士たちの事件がたくさん起きたのもこの頃です。

『政治に何ができるか』ができてしばらく経った頃、当時、佐々木さんとよくお会いしていた東京大学法学部の研究室で、雑談のような打ち合わせのような会話の最中、佐々木さんからある人に会ってほしいと言われました。その人が、21世紀臨調の前身である民間政治臨調の事務局長だった、前田和敬さんでした。『平成デモクラシー』の第二部「21世紀臨調の軌跡」を執筆しています。

その前田さんに初めてお会いしたのが、いまから20年前、1993年の1月のことでした。からまると同じくらいの年格好の若い人でしたね。しかし、そのときのからまるは、この人物こそ、これ以降の政治を動かすキーマン中のキーマンになるなどとは、まったく予想すらしていなかったのでした。
こんにちは、からまるです。

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佐々木毅さん+21世紀臨調編著『平成デモクラシー 政治改革25年の歴史』は明日、発売となります。

社会経済国民会議、同会議の呼びかけで発足した政治改革フォーラムを母体にして、21世紀臨調の前身である民間政治臨調が正式発足したのは、1992年4月のことでした。

政治改革フォーラムの発足は、1988年6月に発覚したリクルート事件によって、ロッキード事件ですでに多くの人がうんざりしていた政界スキャンダルがまたも起きたことに対する経済界や学界の強い危機感が背景にあったようですが、その後も政界スキャンダルの火種は絶えません。1991年には東京佐川急便事件が起き、民間政治臨調が発足準備を進めていた1992年2月には、東京地検特捜部が渡辺広康東京佐川急便元社長を逮捕、捜査が政界に及んでいくことになります。当時の自民党最大派閥だった経世会(竹下派)の会長で、政界を思うままに動かしているかのようだった金丸信自民党副総裁が政治資金規正法違反で略式起訴されるのは、この年の9月28日でした。

民間政治臨調は、こんなにも政界スキャンダルが常態化しているのは、政治家に自浄作用がないという倫理的問題のためだけではなく、統治機構そのものに問題があるからではないかという視点を持っていたようです。政治とカネの問題は、佐々木さんが本書の「まえがき」で使った言葉によれば、「権力のインナー中心体制の病理現象だった」。しかし世界の流れは、冷戦の終焉と民主化にあり、権力のインナー中心体制でやっていては、当時流行った言葉でいえば「新しい世界秩序」ができる過程において、日本だけが取り残され、日本政治は「もたない」という認識が一部の政治家にあったようです。

ヨーロッパの社会主義国家が崩壊すると、先進国で社会主義を採っているのは日本だけ、などと揶揄されることもあったように記憶していますね。現在のようにグローバリズムという言葉は一般的でなかったとはいえ、民主化、自由化のトレンドが世界の流れであるという認識が定着しました。佐々木さんは「まえがき」で、日本の統治体制を権力のインナー中心体制から開放的で透明性の高い体制へ改革するのが、本書で初めて定義づけた平成デモクラシーであったと記しています。
こんにちは、からまるです。

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タイトルの通り、岡村聡さんの『中国・インドの次に来る大チャンス 新興アジアでお金持ち』がいよいよ明日、発売です。どうぞよろしくお願いします<(_ _)>

今日も東京株式市場は日経平均株価が15000円を突破する大賑わいでしたが、本書が取り上げているタイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、フィリピン、ベトナムの新興アジア6ヵ国の株式市場も相変わらず活況です。情報が少ないので、どうしてもマイナー扱いされますが、本書巻末には銘柄情報も掲載しています。

たとえば、その一つ、金融中核都市シンガポール市場に上場しているオーバーシー・チャイニーズ銀行(OCBC)。2011年後半に8シンガポール前後で直近の底値をつけたあと、現在まで山あり谷ありがあるものの一貫して上昇し、今日の終値は11.15シンガポールドルです。8ドルからの上昇率はほぼ40%になりますね。

アベノミクス相場の激しい値動きに較べれば、これでもおとなしく見えてしまうかもしれません。しかし、誰もがデイトレードできるわけではありません。本業に注力するのがサラリーマンの常識でしょうから、放っておいても上がってくれる、こういう力強い銘柄はたのもしいですよね。
こんにちは、からまるです。

昨日、佐々木毅さんと21世紀臨調編著による『平成デモクラシー 政治改革25年の歴史』の見本が製本所から届きました。すごく重量感があります。ハードカバーで432ページですからね、その迫力はただものではありません。

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迫力感をなんとか出そうと思って撮ったのが、この写真。からまるのデスクの上に積まれ、ついに60センチほどの高度に至った本の上に乗せています。下にある四六判の本にくらべて明らかに大きく、厚い! その重量でぐらぐら揺れるので、様子を見ていた編集部内の人から「からまるさん、それは危険すぎます」と注意されたくらいなのです(さりげなく講談社の現在大ヒットしている本などを入れているところにもご注目を)。

見本を見た販売部の人からも、「これはからまるさんの記念になる本だね」と言われましたが、もちろん、たんなる懐古趣味で作ったわけではありません。政治改革は終わりがないもの、そして満点の解答がないものです。にもかかわらず、一時の人気で自らの統治機構を省察する態度がないとしたら、その政権は政治改革の資産をムダにしているのではないか。そういう現代政治に対するメッセージでもあるのです。
こんにちは、からまるです。

一昨日の5月11日土曜日、講談社内で行われた「現代ビジネス」主催のシンガポールとマレーシアの不動産投資セミナーに、間もなく『中国・インドの次に来る大チャンス 新興アジアでお金持ち』が出る岡村聡さんと、投資教育の分野で精力的に活動されている内藤忍さんがご来訪。けっこう強い雨だったにもかかわらず、100人ちょっとものお客様がおいでになって盛況でした! さすがに今、関心が強いのですね。

オープニングは内藤さんの講演で、いまの円安によって、ドル建てベースで見ると日本円しか持っていない人はどんどん貧乏になっているという話は、当たり前のようでいて、じつに示唆的でしたね。「失われた20年」で続いたデフレ時代は円の現金を持っているのがいちばん賢かったけれど、日銀が2%のインフレにコミットし、確実に円安株高に市場のトレンドが変わった今、それが逆転したわけです。昨年冬に海外不動産を購入した人は、為替と物件の値上がりで2割3割と含み資産が増えているとか。海外不動産に投資する理由がひじょうにクリアにわかり、実際、内藤さんは自ら投資を始めているのだそうです。

5月11日岡村氏現代ビジネス.jpg
それに続いて、岡村さんが『中国・インドの次に来る大チャンス 新興アジアでお金持ち』でも書いているシンガポールとマレーシアへの移住の諸条件、教育機関と医療機関についての具体的な情報を整理して話されました。聞いているうちに、何だかやる気になってきますね。からまるも先立つものさえあれば考えるのに。

セミナー終了後は、からまるが売り子になって書店発売前特別販売です。買ってくださった方には岡村さんが本のサインに応じ、写真はそのサイン本を購入されたご来場者に手渡しているところなのです。ご来場の方々、ご購入いただいた方々、本当にどうもありがとうございました<(_ _)>
こんにちは、からまるです。

引き続き、5月16日発売の岡村聡さんの『中国・インドの次に来る大チャンス 新興アジアでお金持ち』からの話題をお届けします。

からまるにはなかなか想像がつかないことでありますが、シンガポールやマレーシア、タイ、フィリピンにあるインターナショナル・スクールへの母子留学がだんだん増えているようです。岡村さんが指摘する、その最大のメリットは、

英語と中国語の2ヵ国語を学べること。

なるほどなー。しかも、東京都内のインターナショナル・スクールより学費が安く(といっても月に15~20万円)、アジアなので当たり前ですが、欧米の学校ではアジア系はマイノリティになりがちであるのに対して、エスニック・グループが偏らないのが魅力だということなのです。

もちろん入学基準は厳しいようですが、「小学校入学前であれば、こうした名門校に入学するのも簡単な面談が課される程度で、ハードルは高くありません」(p183)。なるほど母子留学に踏み切る家族が増えそうですね。

では、どんな条件を満たした、どんな学校ならいいのか。くわしくは本書にて!
こんにちは、からまるです。

昨日のエントリに続いて、5月16日発売となる岡村聡さんの『中国・インドの次に来る大チャンス 新興アジアでお金持ち』の内容をご紹介します。

からまるはいまだに行ったことがないのですが、いまシンガポールはとんでもないことになっているようです。からまるの知り合いの中にも、頻繁にシンガポールへビジネスで行き来している起業家がいます。その人も話していましたが、アジア全体規模でビジネスするチャンスを求めて、世界中からセレブなビジネスマンや起業家が集結しているのだそうです。

また、岡村さんのこの本によると、ロンドンに本拠地を置くシンクタンクが発表している国際金融都市ランキングで、シンガポールはロンドン、ニューヨーク、香港に次ぐ4位で、7位の東京を上回っています。シンガポールは押しも押されもしないアジアの金融センターの地位を占めているのです。あのジム・ロジャーズが2007年に移住した先が香港ではなくシンガポールだったのは、さすがに先見の明があると言えますね。

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金融だけでありません。2011年にはカジノが解禁され、大人の観光地としての人気も上がっているようです。その象徴として岡村さんが本書で何度も触れているのが、2011年2月に完成した「マリーナ・ベイ・サンズ」です。

「「マリーナ・ベイ・サンズ」は、総工費が史上最高となる5000億円以上かけられたホテルで、客室が2500室以上ある超巨大ホテルです。60階建ての3棟の高層ビルが、300メートル以上の長さの屋上プール庭園でつながっているという、世界に類を見ない形・規模の建物。残念ながら屋上のプールは宿泊客しか使えませんが、このホテルには一度は行ってみましょう。ちなみに、絶好調のカジノからあがる収益が大きいため、宿泊料金は繁忙期でなければ1泊1室3万円程度からと、建設費の割にはリーズナブルに宿泊できます」(p39)

写真は、その屋上プールを岡村さんが撮影したものです。仕切りのない屋外プールなんですね。これはたしかにすごい。こういう本の編集担当者が行っていないなんて、やっぱりヘンですよね。
こんにちは、からまるです。

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5月16日発売となる岡村聡さんの『中国・インドの次に来る大チャンス 新興アジアでお金持ち』には写真でご覧のように図表を大量に入れています。で、この写真にあるのは図表1-1、つまりこの本の最初の図表なんですが、何気ないようでいて、じつは重要なメッセージを発しているのです。

いちばん右の欄にある「貿易額」を見てみましょう。単位はパーセントで、2011年の日本との輸出入金額の合計が域内GDPで占める割合です。東南アジアは中東や中国を上回る2倍近くかそれ以上という断トツの多さで、11.3パーセント。つまり、世界の全地域の中で、東南アジア(つまり本書がいう新興アジア)におけるプレゼンスが、日本はものすごく高いことを示しているのです。

それだけではありません。東南アジア全体に住む日本人の数は約13万人なのだそうです。この数は、中国に現在住んでいる日本人の数とほぼ同じす。で、東南アジア全域の総人口が約6億人、中国のそれが約13億人であるとすると、在留日本人が占める人口は東南アジアが中国の倍ということになります。

こういう面白いデータは意外と知られていません。そこに、マッキンゼーで培った岡村さんの分析力を感じますね。
こんにちは、からまるです。

本日はお知らせです。岡村聡さんの『中国・インドの次に来る大チャンス 新興アジアでお金持ち』刊行に合わせて講談社内でトークイベントを開きます。「現代ビジネス」主催、フォーランドリアルティネットワーク ジャパンさん協賛で、5月11日土曜日14時開演です。

テーマは、「教育&移住で、シンガポール・マレーシア不動産が、いま注目される理由とは?」。岡村さんと、今年独立した元マネックス証券の内藤忍さん、クアラルンプールなどで不動産仲介をてがける西村一久さんの3者が出演し、入場は無料。すでに100名を超えるお申し込みがあるようです。

当日は、からまるが売り子になって、16日発売の『中国・インドの次に来る大チャンス 新興アジアでお金持ち』をいち早く会場で販売します!

マレーシアといえば、5月5日に総選挙がありましたね。野党勢力が改革志向の華僑系市民や若い世代などの大きな支持を得て、ひょっとしたら政権交代があり得るのではないかとも予想されました。結果は僅差で与党が勝ち、現政権は継続、それを受けてクアラルンプールの株式市場は暴騰しました。非情といえば非情な資本の論理。そういった各国事情も『新興アジアでお金持ち』はきちんと押さえてあります。
こんにちは、からまるです。

昨日5月1日はメーデーで会社の公休日でした。いつも忘れそうになるんですよね。なので昨日のこの日記は休みました。

新興アジアでお金持ち.JPG
さて、5月16日発売の岡村聡さんの新刊『中国・インドの次に来る大チャンス 新興アジアでお金持ち』のまずは表紙をご覧いただきましょう。こんな感じです。

タイトルの文字面だけ見ると「投資本」ぽいイメージなのでゆるい感じの生活感があるイラストが、それをずいぶん裏切っていると思いますが、そういう狙いをしたのです。

じつはこの本の最初のメインタイトルは『新興アジアを買え!』でした。本書が新興アジアと定義する、中国とインドを除く経済発展中のアジア6ヵ国=タイ、マレーシア、ベトナム、シンガポール、インドネシア、フィリピンの株式と不動産の投資情報と手法を全体の3分の1を使って書いているし、これら新興アジアの経済成長からあがるリターンを個人の収入にするというのが本書の趣旨なので、わかりやすい言葉を使おうとしてそうしたのですが、途中で、どうもちがうな、と思い始めました。

本書の大見出しは次のようになっています。

第1章 準備編 こんなにすごい新興アジアの将来性
第2章 視察編 今すぐ楽しい視察の旅に出よう
第3章 株式投資編 日本より長くハイピッチの上昇期待
第4章 不動産投資編 首都圏の高級物件をどう選び、どう買うか
第5章 移住編 ビジネスと投資以外でもこんなにあるメリット
第6章 仕事編 キャリアアップになる駐在、先行者メリットを生かせる起業

第5章「移住編」には、最近注目のマレーシアへの移住はもちろん、就労ビザ取得やインターナショナル・スクールへの母子留学という話題も登場しますし、第6章「仕事編」では実際に新興アジアで起業した日本人の生々しい証言が登場します。となると、「買え」でも通用するけれど、何かちがう。いろいろ考えて、スッキリ正確に理解してもらえそうな言葉に変えようと決めました。そうして、いくつかの代案から選んだのが、今の「新興アジアでお金持ち」だったのです。

それに伴って、装幀のデザインの方向性も大変更。前のエントリで書いたように、外から見た第三者的な観光地としてのアジアではなく、実際にそこに住むことも視野に入れた生活感あふれるアジアという方向性は、こうしたタイトルの変更から固まっていきました。

装幀してくださったのは、ソウルデザインの鈴木大輔さん。イラストは、いざわ直子さんです。

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