佐々木毅さん+21世紀臨調編著『平成デモクラシー』第二部に書けなかったこともある。

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こんにちは、からまるです。

先週のエントリの続きです。佐々木毅さん+21世紀臨調編著『平成デモクラシー 政治改革25年の歴史』第二部を執筆している民間政治臨調事務局長の前田和敬さんと仕事を始めてからというもの、政治を見る目ががらりと変わりました。中学3年生の頃からテレビや新聞で政局ニュースを見聞きするのが好きという変な趣味を持っていましたが、政治というものはこうやって動いていくのだということを、初めて知ることができました。

前田さんとの最初の仕事は、民間政治臨調著として1993年6月に刊行した『日本変革のヴィジョン』です。中選挙区制度の廃止、小選挙区と比例代表を組み合わせた「連用制」の提唱を柱とする選挙制度改革、国会改革、政治資金制度改革と腐敗防止などを盛り込み、その後の政治改革の方向性を示すバイブルとなった「民間政治改革大綱」とその趣旨を一冊の本にまとめたものです。

しかし時間の流れは急速で、この本が出た14日後、政治改革関連法案の成立断念を決めた宮沢喜一内閣に提出された野党の内閣不信任案に、政治改革基本要綱を討議決定した当時の自民党幹事長だった小沢一郎さんをはじめとする経世会(竹下派)の半数の議員が賛成して不信任案が成立し、宮沢政権は崩壊しました。総選挙の結果、自民党は過半数割れし、非自民でまとまった野党が連立して細川政権が発足したが8月9日でした。

からまるはこの数ヵ月間の出来事に、よくノンフィクションの編集者がコピーで使う言葉でいうと、まさに瞠目せざるを得ませんでした。具体的なことは、『平成デモクラシー』ではそこまで政局の舞台裏を描いていないので、いつか前田さんが回顧として発表するまで待つしかないでしょうが、政治を動かしていく政治家たちの強力なエネルギー、また新聞社の政治部をはじめとするマスメディアの強靱なプレイヤーぶりを眼前にして、呆気にとられる思いがしたのでした。

このブログ記事について

このページは、karamaruが2013年5月20日 15:22に書いたブログ記事です。

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