佐々木毅さんがPR誌「本」に寄稿された「平成デモクラシーを問う」から政治家と政治学者の距離感を考える。

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こんにちは、からまるです。

平成デモクラシー.jpgのサムネール画像
佐々木毅さん+21世紀臨調編著『平成デモクラシー 政治改革25年の歴史』刊行に合わせて、佐々木毅さんに講談社のPR月刊誌「本」に寄稿していただいています。「平成デモクラシーを問う」というタイトルです。

この日記にも記したように、「平成デモクラシー」とは、権力のインナー中心体制を解体して透明性のある民主制に移行することであり、そのために政党や政治家のリーダーシップを鍛え直すものだったと定義できます。その四半世紀の活動の中で、外側から見て一つ議論になっていたと思われたのは、そうした現実への変革を担う政治家との距離感を、政治学者はどう取るかだったように思います。

佐々木さんは「本」に掲載された文章の中で、こう記しています。

「本書はこうした平成デモクラシーの新たな飛躍に取り組んだ人々の議論とそれをめぐる政治のドラマを収めたものである。私自身、この渦の真っただ中でこの四半世紀を過ごしてきたこともあって、本書は誠に身近なものがある」

からまるなりにいろいろな立場の政治学者とお付き合いしています。その中には、現実政治に学者がかかわることをよしとしない方々もいました。これはそう簡単な問題ではありせんよね。ただ、商業出版社の編集者の目から見ると、形而上学的な政治学や、歴史的に結果が出ている政治史にも知的読み物としての面白さ、興奮を感じるけれども、やはり今、眼前にある現実の政治を、その「真っただ中」に立って、どう変えるか、政治学者もがっぷり四つに取り組んでほしいなと思います。社会実験としての政治学という要素があってもいいのではないか、と。いまのアベノミクスだって、経済学の社会実験の要素がないとは言えないわけですし。

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このページは、karamaruが2013年5月21日 16:30に書いたブログ記事です。

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