こんにちは、からまるです。
7月5日発売の伊達敦さんの新刊『まだ若手社員といわれるうちに知っておきたい「会社の数字」』のオビには、「会計センスを身につける最短ルートは、会議に出る『会社の数字』を知ること」と書きました。
これはからまるの実感です。講談社でも毎月一度、からまるたち下々の編集者たちのもとに、会社全体の収入や支出、いろいろな経費といった数字が回覧されてきます。中学時代から数学が苦手だったからまるは、こういうところに無機質に並んでいる数字を見ても、何も具体的なイメージが浮かびません。「今月は返品率が低くてよろしい」といった文化系でもわかる補足説明がされて初めて「なるほど」と得心がいくのです。
だいたい、会社に入って日が浅いうちは数字の単位さえよくわからなくて、「え? 売り上げがたったの304円?」なんてバカなことを考える始末。会社の数字は千円単位か百万円単位という原則からしてわかっていなかっためです(それでよく会計の本を編集できるところまできたなあ)。
だからこそ、回覧されてくる社内の数字の意味がわかれば、自然と会計センスも身に付くのではないかと思っていました。やっぱり自分の会社の数字が教材として最も関心が持てますよね。その見方がわかれば、会計と会社の経営状態をいっぺんに理解する一石二鳥の方法だと思うのです。