2013年7月アーカイブ

こんにちは、からまるです。

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昨夕、講談社ノンフィクション賞の選考会が行われました。先日、お知らせしたように、昨年9月に刊行した石塚健司さんの『四〇〇万企業が哭いている ドキュメント検察が会社を踏み潰した日』最終候補5作の一つに残っていましたが、残念ながら賞には届きませんでした。

結果連絡をからまるが携帯電話で賞の担当者から受けたのは、ある方と新橋で打ち合わせに入る直前の17時25分頃。編集担当作が最終候補に残りながら受賞に至らなかったのは、昨年に続き2年連続なので、少しは慣れてきましたが、やっぱりショックなものですね。

今年の受賞作は、『アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極角幡唯介著、集英社刊)と『謎の独立国家ソマリランド』(高野秀行著、本の雑誌社刊)となりました。角幡さんも高野さんも何冊も著作のある実力者で、当然の受賞だろうと思いますし、奇しくも早稲田大学探検部の先輩後輩の「ダブル受賞」という話題性もあります。

『アグルーカの行方』は、からまるも社内の三次選考で読み、その面白さ、気迫の筆致に唸らされました。北極圏に生息する麝香牛を撃って屠るシーンなど時を忘れて読みふけったものです。『謎の独立国家ソマリランド』を読んだのは四次選考でしたが、そこで描かれるナンチャッテ国家ぶりを読むと、国家のガバナンスが根本的によくわからなくなり、心地よい混乱に陥らせてくれます。
こんにちは、からまるです。

昨日のエントリの続きです。9月刊行予定の『あの時やっておけばよかった」と、いつまでお前は言うんだ?』のもうお一人の著者もユニークな人なんです。武藤良英さんという1976年生まれの若手経営者です。この方が岐阜出身であることもあって、前に書いたように小説の舞台を岐阜にしているのです。

武藤さんのプロフィールも原稿から抜粋しましょう。


母子家庭に育ち、高校時代までは短ラン、ボンタンのヤンキー生活を過ごす。高校卒業後に何となく就職した建築会社に勤めているとき、自分の将来図を描いて背筋に寒気を覚える。本書の主人公と同じく、このままの生活を続けては家庭を作ることも自分が思い描いていた「普通」の生活もできない。努力できる環境があったにもかかわらずチャンスを逃した思い、人脈も、お金も、資格も何もない自分という存在の惨めさ。それは自分自身が言い訳して逃げていたからにほかならないことに気付き、一念発起して自身の描いていた未来をかなえられる経営者になることを決意する。そのためのステップとして、NTT商品を販売する通信機器販売の会社で営業の仕事を始め、さまざまな書籍を参考にして生み出した独自の営業アイデアを駆使して、短期間で全国トップセールスにまで昇り詰める。

2002年、25歳の時にNTT商品の販売店として、ビジネスフォン・複合機・HPの販売会社・株式会社イーコミュニケーションズを設立

2006年、財団法人愛知県中小企業振興公社/中小企業支援センターより、東海地区の有望ビジネス10社に選ばれる

2006年、経済産業省中小企業庁より、全国のベンチャー企業の中から「バリューベンチャー」6社に選ばれる(ベンチャーフェアにおいて)

2007年、名古屋経済の好調を支える優良&先進中小企業として、『なるほど!元気な名古屋の企業100社』に選ばれる(岩田憲明著、ソフトバンククリエイティブ刊)

2009年には、本書のきっかけにもなる進学塾を複数店舗経営する

現在はこれまでの会社を売却し「世の中に新しいご縁と、より素晴らしい選択肢を生み出す存在になる」との思いのもとに台湾留学サポートセンター(台湾政府の唯一の公認)の協力を経て、日本と台湾の正規留学の橋渡しを行う株式会社ご縁を設立、同代表取締役就任。もう一方で、東京ガールズアワード(主催:フジテレビ)を西日本とアジアで開催する目的に株式会社ガールズアワードアジア設立、同代表取締役就任。今もさまざま分野で活動を広げる新進気鋭の経営者である」


岐阜で短ラン、ボンタンとくると、相当ヤバそうな感じですね(じつはからまるも生まれは岐阜県)。実際、写真をまだお見せできなくて残念ですが、かなり迫力ある身体をしています。

また、ここにも書いてあるように、東京ガールズアワード関係者であることが、この企画の新しい試みの一つとなっていくのですが、それはまた後日のお話。
こんにちは、からまるです。

9月刊行予定の『あの時やっておけばよかった」と、いつまでお前は言うんだ?』にまつわるさまざまな試みをご報告しているシリーズ、今日は、まあこれも一般的には新しくないかもしれませんが、二人が役割を分けて著者になっているのです。一人は原案、もう一人は執筆という役割です。

漫画では原作と作画という役割分担が行われることがあります。本作はややこれとは違って、原案者だけでなく、執筆者も自己の血肉化された体験を作品に盛り込んでいます。その執筆者とは、荒川祐二さん。1986年生まれの若い作家さんで、このオフィシャルブログでも見られるように、GOMIファンタジスタプロジェクト実行委員長という、ゴミそうじで大変有名な活動をしている人なのです。

本に載せるプロフィールから採録しますと、


「「夢なし、自信なし、希望なし」の20歳のとき「自分を変えたい!」との思いから、毎朝6時、45リットルのゴミ袋10袋以上のゴミが出る「日本一汚い場所」、新宿駅東口の掃除を一人で始める。「一緒に掃除してくれる人募集!」と書いた看板を背負っての活動は、ゴミやカラスの死骸を投げつけられたり、「偽善者」と罵られたり、顔にツバを吐かれたり、頭からジュースをかけられたりしながらも、兄と交わした「1ヵ月続ける」との約束のために諦めない。しかし2週間経ったある日、プロレスラーとサラリーマンのケンカに巻き込まれて病院送りとなる。さすがに心が折れて「もうこれで最後にしよう」と思った翌日に現れたのが、半分お尻の出たホームレス。初めて現れた仲間とゴミ拾いを続けた結果、数日後にまた一人のホームレスが手伝い始め、その日から、いつも目の前でゴミをポイ捨てしていた人がゴミを持って来るようになる。温かい缶コーヒーの差し入れや「いつもありがとう」「ご苦労さま」の言葉に支えられ、目標の1ヵ月を達成。

ある日、新聞にゴミ拾い活動の記事が社会面トップに掲載され、まさかの奇跡が始まる。「新聞見ました!」「活動ずっと見ていました!」との反響が巻き起こり、ゴミ拾いを始めて3ヵ月後の2月10日には50人以上の仲間が新宿駅に集まる。その活動が発展し、5月3日を「護美の日」として、「全国で一斉にゴミ拾いをする」イベントを開催。2007年5月3日、全国27ヵ所、444人を集める。2008年には50ヵ所、1500人、2009年には世界27ヵ国、1万5334人、2010年には30ヵ国以上、10万3036人、そして2013年には環境省と官民一体となって行う国家プロジェクト「GOMIファンタジスタプロジェクト」として、世界60ヵ国以上、15万3894人を集める活動へと発展する」


いやーすさまじいですね。こういう活動をした人物でなければとうてい書けない内容、登場人物の心境、周囲の人々の反応が熱く綴られます!
こんにちは、からまるです。

別の新企画で参考にしている資料に、「国の自殺率順リスト」というのがあります。世界の国を人口10万人当たりの自殺者数の多い順に並べたものです。リンク先にある一覧表は調査年がばらばらなので単純比較がむずかしいのですが(日本は2011年のデータ)、日本は年間自殺者数が3万人を超えていたことを反映して悪く、ワースト5位にランクされています。ワースト1は韓国で、とくに男性が多いのが目立ちます。

たまたま今日の朝日新聞38面に「長寿日本更新」という見出しの記事が載っていました。2012年の日本人の平均寿命は女性が86・41歳、男性が79・94歳と、昨年を上回ったそうです。記事によると、これには自殺者数が15年ぶりに3万人を下回ったのが影響しているようです。

かつては、日本人の平均寿命が世界一長いことをもって、日本は世界中の人が住みたがる世界一の先進国であるという議論がありました。しかし、一方で自殺率が、おそらく最新データを使えば少し改善されるのでしょうが、世界ワースト5位クラス。これは何を物語るのだろうか、という議論を、その企画ではしたいと思っています。
こんにちは、からまるです。

9月刊行予定の『あの時やっておけばよかった」と、いつまでお前は言うんだ?』について、昨日、原稿を読んでもらった人がいるというお話をしました。これもけっして業界的には新しい試みとは言えませんが、この企画は、入稿する前に、ライトノベルに詳しかったり好きだったりする人、約10人くらいにモニター読者さんになってもらいました。

読んでもらった人はほとんど著者の方が集めてくれたので、面白かった、読みやすかった、という声が大半ではあるのですが、少なくとも嫌いではないことがわかったのは収穫だったと思います。

からまるも一人、依頼しました。この人は著者とは無関係ということもあって、数ページにわたって長大かつ大変厳しいコメントを寄せてくれました。これは本当に有益でしたね。実際にそのコメントに従ってずいぶん書き直したり、置き直しで済まない点は新たに登場人物を設定して行動させたり、あるいは削除したり。こうしてできた修正版をさらに別のモニター読者さんに読んでもらったところ、まさにこの修正点を誉められたのですから、本当にありがたいコメントでした。

ここまでしつこく原稿段階で読者さんに参加してもらったのは、からまるが編集してきた本では初めての試みです。本ができたときの打ち上げには、みなさんに集まってほしい!
こんにちは、からまるです。

先週、タイトルをご紹介した『あの時やっておけばよかった」と、いつまでお前は言うんだ?』の少し変わった試みについて。

これはまあ変わった試みとまでは言わないかもしれませんが、小説の舞台を岐阜市や名古屋市にしているのです。金山駅前や長良川がとても印象的な使われ方をしています。ライトノベルだと、あんまり地方性を出したりはしないものだと思います。実際、こういう分野に強い人にあらかじめ読んでもらったのですが、その点は指摘されました。東京のほうがメジャーで、みんな知っていていいじゃないか、と。

でも、著者が岐阜や名古屋と切っても切れない関係にある人なので、彼のなじみの地理を生かすことになりました。それで、せっかくだからNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」の「じぇ、じぇ!」のような方言があったら面白いと思ったのですが、岐阜や名古屋で驚くときに使う独特のお国言葉はないそうです(もしどなたか、いや、こういう言い方がある!という情報をお持ちでしたら、お寄せくださるとうれしいです)。

ほかに著者に出してもらったお国言葉で面白かったのは、「ちょーすいとる」です。からまるは「超好いとる」=「大好き」という意味かと思ったのですが、そうではなくて、「調子にのっている」という意味だそうですね。「ちょーすく」とは「生意気・調子づく」なのだそうです。

このように岐阜と名古屋を舞台にすることにこだわった結果、ある意外な展開が可能になりました。これは本当に新しい試みとなりまして、まだ情報解禁できないので、その日までお楽しみに!
こんにちは、からまるです。

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5月に刊行した『中国・インドの次に来る大チャンス 新興アジアでお金持ち』の岡村聡さんと先ほどまで丸の内の某レストランで打ち上げをしておりました。

残念ながら本書はまだ重版に至っていません。いろいろとその原因はあるのでしょう。アメリカ金融当局による早期の金融緩和出口戦略が取りざたされた結果、東南アジア株がいっせいに下落に転じたことが影響なしとは言えないなあと思います、こうした市場の出来事ばかりは、どうなるものやらわかりませんね。

さて、その岡村さん、本書に書き記したように、またそれを帯にも引用したように、着々とシンガポールに拠点を移しつつあるようです。この本の帯に「シンガポール初訪問から2年で現地法人設立を決断!」とデカデカと書いてしまった以上、期待を裏切ることはできません。普通の人だったら「そうは言ったけど現地法人化は待ってよ」と言いたくなるでしょうが、それを実現するところが、さすがは元マッキンゼーの底力です。

ご活躍を祈念しています。
こんにちは、からまるです。

参議院議員選挙が終わりました。自民党の独り勝ちという結果がじゅうぶんに予測できただけあって、あんまり盛り上がりませんでしたね。投票率が低いことにそれがあらわれていると思います。からまる家の投票率は、住民票の異動が間に合わなかったり夏風邪だったりと、各自いろいろと事情を抱えていたにせよ、なんと25%<(_ _)>。からまる一人が愛犬を連れて投票所に行ったのでした。

結果を見て思うことは、二大政党制ははるか遠くになりにけり、という実感です。佐々木毅さん+21世紀臨調編著『平成デモクラシー 政治改革25年の歴史』が検証してきたように、平成の政治家は政党の力を増すことに注力してきたはず。それが今回、自民党が作り出した争点に十分噛み合う強力な論点を形成できる政党が、有権者にはうまく見つからなかったように思います。

日本維新の会の橋下徹共同代表は、開票中の会見で、「衆議院の小選挙区制度は二大政党制を基本としているはずなので、野党間の連携を今後考えたい」という趣旨のことを述べられていました。3年後にダブル選挙も予想される次回総選挙に向けて、からまるもそう思いますね。
こんにちは、からまるです。

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うっかりご報告が遅れてしまいましたが、昨年9月に刊行した石塚健司さんの『四〇〇万企業が哭いている ドキュメント検察が会社を踏み潰した日』が講談社ノンフィクション賞最終候補にノミネートされています! 雑誌「G2」のウェブサイトが7月15日に発表していました。

今年もからまるは社内の下読み委員を務めましたので、5月まで全4回にわたって行われた社内選考会議では内心ハラハラし通しでした。最終選考に残って本当によかったと思っています。

最終選考会は7月30日です。さてどんな結果になるでしょうか。じつは、からまるは昨年も山口義正さんの『サムライと愚か者 暗闘オリンパス事件』が最終選考に残ったので、2年連続なのです。あのときは残念な結果でしたが、今度こそ!
こんにちは、からまるです。

昨日タイトルだけご紹介した『あの時やっておけばよかった」と、いつまでお前は言うんだ?』はいったい何の本なのかと言いますと、小説なのです。ジャンルはライトノベルです。

また、昨日は「原因と結果の法則」の話を引用しました。この本は「原因と結果の法則」の本でもあり、つまりは自己啓発本でもあります。自己啓発本でライトノベルとくれば、誰もが思い浮かべる本は、あの大ベストセラー『夢をかなえるゾウ』(水野敬也・著、飛鳥新社刊)だと思います。

『夢をかなえるゾウ』は、主人公の部屋に突然、ガネーシャという話すゾウ、しかも世界の誰よりも偉いと称するゾウが登場するという振り切った設定が斬新ですよね。あの時やっておけばよかった」と、いつまでお前は言うんだ?』も、まだ種明かしできないのですが、自己啓発ライトノベルとしては、かなり振り切った設定をしています。

ヒントは、「原因」にあります。原因とは過去の出来事。時間の流れに逆らってそれを変えることなんて、できるわけがない。誰もがそう思います。でも、それが思い込みだったとしたら? 過去の出来事を変えられるとしたら? あの時やっておけばよかった」と、いつまでお前は言うんだ?』は、そういう設定になっているのです。
こんにちは、からまるです。

今日はまた新企画本の初校戻しをしています。タイトルがすごいんです。

「あの時やっておけばよかった」と、いつまでお前は言うんだ?

みなさんも、今まで一度くらいは思ったことがありませんか。「あの時やっておけばよかった」と。

この「あの時やっておけばよかった」という語句でグーグル検索してみると、けっこうたくさん出てきますね。「あの時やっておけばよかった」と後悔していることを募集する掲示板とか、ブログとか。たぶん、誰もが、何かしら後悔していることがあるという証拠だと思います。

かく言う、からまるにもありますね。ここで赤裸々に書くのは、ちょっとはばかられるようなことですが、中学生のあの時、告白しておけばよかったな、とか( ̄□ ̄;)、そんな甘酸っぱい思い出系ですね。

もちろん、もっと重大なことで「あの時やっておけばよかった」と思うこともあります。「原因と結果の法則」と言われますが、今の自分という存在や属性は、やったこと、やらなかったことの両方が原因となった結果です。そう考えると、「あの時やっておけばよかった」ことをやっていれば、今の自分とはちがう自分に、もちろんもっと素晴らしい自分になっていたかもしれない。そういう思いが、つい「あの時やっておけばよかった」という後悔になって、「なんだかなァ」(C柳沢きみおさん)なんてつぶやかせるのかもしれません(ヒュウウ)。

そんなこといつまで言うんだ?というタイトル。それはつまり、そんなことを言わない生き方ができるというタイトルでもあります。そのためには、原因のほうを変えるしかありません。では、どうすれば?

この企画は、いろいろな面で新しい試みをしています。その一つ一つを追々、ここで書いていきますので、お楽しみに。
こんにちは、からまるです。

三連休中はいかがお過ごしでしたか? からまるは暑さのあまり家の中でぐったりして体力温存するという、なかなか生産的な日々でありました( ̄□ ̄;) おかげさまで今日は元気に会社に出社しています。

さて、古いやつだと言われそうですが、からまるが1996年に編集して出し、その後絶版になっていた本が、ごく最近、新しい加筆を含む増補改訂版として復刊されました。長谷川慶太郎さんの『これまでの百年、これからの百年 いまの日本は勝者か敗者か』(ビジネス社刊)です。

事前にビジネス社の編集者の方から電話をもらったとき、長谷川さんがこのタイトルに、ことのほか思い入れを抱いておられたと聞き、感激してしまいました。こうして同じタイトルで刊行されて書店さんで見られるなんて、思ってもみませんでした。関係者のみなさん、どうもありがとうございます<(_ _)>

もっと感激したのは、初刊行時のまえがきが6ページにわたって採録されていて、謝辞まであのときのまま載っていることです。仕事が報われているなと感じる時ですね。
こんにちは、からまるです。

今日の日本経済新聞3面に、伊達敦さんの『まだ若手社員といわれるうちに知っておきたい「会社の数字」』の宣伝を出しました。同じ編集部から出ている、もっと初版部数の多い本に挟まれた狭いスペースとなりましたが、他の本が目立つので、そのついでに目立ったかもしれません。

宣伝効果は現時点ではまずまずかな。アマゾンの総合ランキングでは1000番以内に入りました。それまでが数万台でしたから、数十倍に上昇した計算ですね。宣伝すればこうして売れる本だと思うのです。

     *     *     *

さて、明日はかなりバタバタにつき、この日記はお休みします。新しいことがどんどん始まっていますので、お楽しみに。では、三連休明けに!
こんにちは、からまるです。

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伊達敦さんの『まだ若手社員といわれるうちに知っておきたい「会社の数字」』が7月9日午後5時20分、アマゾンランキングで1位になりましたヽ(^。^)丿ただし、「会計・会計学入門」というカテゴリーでの出来事です<(_ _)>

アマゾンさんは本をさまざまなカテゴリーに分類し、そのカテゴリーの中でもランキングをつけています。ただし、自動的に割り振られたカテゴリーが、出版社や著者さんの狙いと違うこともあります。本書も当初は「投資・金融・会社経営」という大きなジャンルの中に割り振られ、そのジャンルのランキングしか表示されていませんでした。会計の本なのに投資や金融ではないよな、と思い、社内の担当者を通じてアマゾンさんに、まずは「ビジネス・経済」というジャンルへの変更をお願いし、しかも畏れ多くも「ビジネス・経済」内の「経理・アカウンティング」に、さらにその中に「会計・会計学入門」というカテゴリーがあることに目を付けて、そこに割り振ってください<(_ _)>とリクエストしたのです。

ありがたいことに素早く対応いただき、最初に書いたように、ニッチなカテゴリーではありますが、1位となりました。何であれ1位は1位。ご購入いただきました皆さん、どうもありがとうございました<(_ _)>
こんにちは、からまるです。

DeNA創立者である南場智子さんが自ら書き下ろしたビジネス半生記です。とてもよく売れています。それもそのはず、正直言って、

面白すぎる。

こんなに面白くていいんでしょうか。「まえがき」の末尾に「経営とは、こんなにも不格好なものなのか。だけどそのぶん、おもしろい。最高に」と記されているように、システム詐欺にあうなど信じられないほど下手を打ちながら、そのたびにメンバーとのチーム力で突破してきたプロセスが、まるで楽しい思い出話のように語られているからでしょうか。

いや、それだけではないな。過去にもさまざまな創業者の半生記を読んできましたが、ここまでご本人のセンスが反映された文章で書かれたものは、お目にかかったことがありません。「社長の年収査定」(p94)の話なんて爆笑でしたね。また、次のようなところも独特。

「そして皮肉にも、自分の成長だへちまだなどと言う余裕がなくなるくらい必死になって仕事と相撲をとっている社員ほど、結果が出せる人材へと、驚くようなスピードで成長するのである」(p216)

こういうところを読むと、南場さんは人間観察眼にとても秀でておられるのだなと思います。だからこれだけ有能な人材が集まり、急速に大きな組織になったのかもしれません。その観察眼の土台の一つは、お父上の教育が築いたようにも感じました。第三者から見ると理不尽としか思えないほど厳しく、入社先は自分が決めることを条件に東京の津田塾大学への進学を許したお父上が、マッキンゼー入社を快く認め、起業後まもなくして南場さんの預金口座がすっからからんになったときに手紙を出し、「生き甲斐は処した困難の大きさに比例する」と応援したそうです(p76)。南場さんはそれを手帳に挟んでいたとか。

じつはからまるはずいぶん前、南場さんにお会いしているのです。波頭亮さんが2008年に私的に主宰した勉強会(このリンク先に写真があります)の事務局を一時、務めたのですが、そのメンバーの一人に南場さんがいて、2009年には講演をしていただきました(あのとき本にすることを思いついていたらなあ)。懐かしいです。

からまるの独断では、今年のビジネス書大賞は、今年前半で見る限り、この『不格好経営』か西内啓さんの『統計学が最強の学問である』のどちらかで決まりかな。
こんにちは、からまるです。

石塚健司さんの『四〇〇万企業が哭いている ドキュメント検察が会社を踏み潰した日』に登場する佐藤真言さんが、今日の午後、東京高等検察庁に出頭し、収監されました。延期の要望もむなしく、上告棄却の判決があった6月3日から1ヵ月あまりでの収監となってしまいました。2年4ヵ月の塀の中の生活が始まります。

佐藤さんが関係者一同にあてたメールの末尾には、ただ一言、

「行ってまいります」。

インターネットテレビの「日々坦々ライヴ」は、13時15分の出頭直前に佐藤さんに対する短いインタビューを検察庁前で行っていました。佐藤さんは「自分の罪を見つめ直し、人生をリセットして皆さんの前に戻りたい」とコメントしていました。ジャーナリストの江川紹子さんの質問には「資格試験の勉強と、たくさん本を読んで学びたい」と答えていました。万全の準備をしたのだと思います。重そうな鞄を持って検察庁に入っていかれました。

どうか心折れることなくお帰りください。
こんにちは、からまるです。

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伊達敦さんの『まだ若手社員といわれるうちに知っておきたい「会社の数字」』は本日から発売になりました。

まだ書店さんに見に行っていないので、どのように置かれているのかわかりませんが、新書よりもちょっと高いくらいの税込み1260円、さくっと読める168ページ、気軽に手にとってもらえるかなと思っています。

どうぞよろしくお願いいたします<(_ _)>
こんにちは、からまるです。

フィギュアスケートの安藤美姫選手が出産していたことが、7月1日の報道番組で本人から明らかにされ、その衝撃の余波が続いています。母親としてオリンピックに挑戦する初のフィギュアスケーターとなる姿勢に賞賛が集まる一方、父親は誰なのかという臆測で芸能マスコミとご本人の関係者の間に混乱が起きていると伝えられています。

記事によると、妊娠がわかったのが昨年の10月だそうです。ちょうどその頃にあたる10月10日に、安藤選手は来季(つまり7月1日から始まった今季)限りでの引退を表明し、そのことは長年コーチを務めたニコライ・モロゾフさんの本『キス・アンド・クライ』の内容についてテレビ各局からからまるのところに問い合わせがあったことを紹介するエントリの中でも書きました。

全日本選手権に出場する資格を得るために地区予選から参戦しないといけない現在の安藤選手にとって、オリンピックへの道が険しいことは事実かもしれません。フィギュアスケートは、アスリートと芸術家二つの才能を両立させて見る者を感動させる素晴らしい競技。安藤選手が輝きを発揮できたのも、こうした競技の特徴があったからだと思います。引退まで応援したいですね。
こんにちは、からまるです。

7月に入りました。1年の半分を過ぎたんですね。からまるはこの半年に3冊しか本を出しておらず、しかも重版した本が1冊しかないので、肩身の狭い思いをして編集部にたたずんでいた1日の夜、口悪後輩から「ぶちまけたい話がある」という電話がきてしまい、イヤな予感を抱きつつも、ちょうど晩飯を食べようと思ったので、近くの店で合流します。

例によって先輩の前だというのに腰に手を当てながら無遠慮にビールをぐびぐび飲み干します。

「じつは先週の金曜から今日(月曜)まで有休だったんすよ」

はあ...いいね、ヒマ人は。

「じゃあ今日は休みなのに会社に来たわけ?」

「それが、聞いてくださいよ! 今日だけじゃなくて先週の金曜からずっと仕事しっぱなしですよ。トラブルの尻ぬぐいっす」

気色ばんで言うところでは、有休1日目の先週金曜日の前夜、あるトラブルにたまたま口悪後輩が気づいてしまったそうです。明日から休みなのに...と一瞬、なかったことにして隠蔽しようと考えるも、さすがにそうはいかず、上司と担当の同僚に連絡を取り、気づいてしまった関係で自分まで金曜日は出社、土日も対策で仕事に追われ、月曜朝イチで関係企業に謝罪に赴くことになったのだとか。そうして2日の有休と土日の合計4日をトラブル処理に費やすことになってしまったのです。

「いやあ、それは素晴らしい有休だったね。まるで映画みたいじゃん。タイトルは『人生最高のバカンス』だね、ぶははは」

まあ本人が起こしたトラブルでなかったとはいえ、口悪後輩が凹む姿を肴にビールが進んでもやもやまでスッキリ晴れたからまるでした。
こんにちは、からまるです。

昨日と今日で、新企画の打ち合わせを4つしてきました。ずっと先の企画もあるのですが、すでに内容がかなり明確になってきているものもあり、9月からは刊行ラッシュになりそうです。

さて、今朝の打ち合わせで、からまるは思わず反省モードに陥ってしまいました。編集者が仕事をしていて困ることはなんですか?という逆取材を、その著者の方にされまして、うーんそうですね、やっぱり本の場合は雑誌とちがって締め切りの縛りがゆるいので、原稿完成が遅れていくことが多いですね、と例を挙げました。

そう話していて、いや待てよ、それは書き手が締め切りを守らないのではなく、編集者が書き手の意欲を盛り上げようとして、かえって意欲を殺いでいるからではないのか、と思い至ったのです。

たとえば、原稿の一部を拝読したらすぐに書き手に感想を伝えるのは鉄則中の鉄則です。それはそうしているのですが、ケースバイケースとはいえ、感想が細かいところに突っ込みすぎて、かえってやる気を失わせていたとしたら......。先のような質問を受けなければ思い至らないことではありました。書き手と編集者の立場を逆にして仕事を点検してみることも、ときには必要かもしれません。
こんにちは、からまるです。

ちきりんさん、いいこと言うなあ。

『未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる』(ちきりん著、2013年6月、文藝春秋刊)は、読んでいる最中に、そんな感想がいくつも湧いて出てくるような本ですよね。

大テーマは、この本でも書いてあるように、今年のビジネス書大賞受賞作『ワーク・シフト』(リンダ・グラットン著、プレジデント社)でも展開されたグローバリゼーションや高齢化など社会構造の変化に伴う新しい働き方で、それじたいはそんなに新しい問題設定ではありません。けれども、サブタイトルにもなっているように、「職業人生を40代でもう一度選び直そう」という提言、それがそんなにむずかしいことではないよ、と背中を押してくれる説得力のある記述には、勇気をもらえます。

からまるがもう一つ、いいと思ったのは、「人生の有限感」を考えるところです。

「尋常じゃないレベルの働き方をしている人、自分のやりたいことに迷いのない人、徹底的にしがらみがない人には、人生の有限感を意識している人が多いのです。逆説的な言い方だけれど、彼らはくだらない不安をもちません。普通の人はいろんなことが不安で、人生にやたらと保険をかけます。『こんなことをしたら収入が減るのではないか』『こんなことをしたら友だちに嫌われるのではないか』などと考え、思い切った決断ができません」(p176-177)

「多くの人が、今やりたいことを我慢してまで、とめどなく長生きの経済リスクに備えようとします。しかしどんなに頑張っても、その不安が解消されることはありません。そんな中、自分が心から楽しいと思える生活を封印し、できるだけ節約して貯金を殖やしながら、今の仕事と生活をあと20年も続けるのが、本当に唯一の、もしくはベストな選択肢なのでしょうか?」(p180-181)

本当に幸いなことに、からまるは今の書籍編集という仕事が、やりたいこととおおよそ合致しているのですが、今の生活を維持するために夢を諦めていないか?と問われると、ちょっと考え込んでしまうところもあるんです。たぶん、多くの方もそうではないかと思います。働き方の本というと最近は若い人向けのものが多い中で、『未来の働き方を考えよう』は成長を諦めたくない大人が読むのもいい本ですね。

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