他社ながらアッパレな本『未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる』

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こんにちは、からまるです。

ちきりんさん、いいこと言うなあ。

『未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる』(ちきりん著、2013年6月、文藝春秋刊)は、読んでいる最中に、そんな感想がいくつも湧いて出てくるような本ですよね。

大テーマは、この本でも書いてあるように、今年のビジネス書大賞受賞作『ワーク・シフト』(リンダ・グラットン著、プレジデント社)でも展開されたグローバリゼーションや高齢化など社会構造の変化に伴う新しい働き方で、それじたいはそんなに新しい問題設定ではありません。けれども、サブタイトルにもなっているように、「職業人生を40代でもう一度選び直そう」という提言、それがそんなにむずかしいことではないよ、と背中を押してくれる説得力のある記述には、勇気をもらえます。

からまるがもう一つ、いいと思ったのは、「人生の有限感」を考えるところです。

「尋常じゃないレベルの働き方をしている人、自分のやりたいことに迷いのない人、徹底的にしがらみがない人には、人生の有限感を意識している人が多いのです。逆説的な言い方だけれど、彼らはくだらない不安をもちません。普通の人はいろんなことが不安で、人生にやたらと保険をかけます。『こんなことをしたら収入が減るのではないか』『こんなことをしたら友だちに嫌われるのではないか』などと考え、思い切った決断ができません」(p176-177)

「多くの人が、今やりたいことを我慢してまで、とめどなく長生きの経済リスクに備えようとします。しかしどんなに頑張っても、その不安が解消されることはありません。そんな中、自分が心から楽しいと思える生活を封印し、できるだけ節約して貯金を殖やしながら、今の仕事と生活をあと20年も続けるのが、本当に唯一の、もしくはベストな選択肢なのでしょうか?」(p180-181)

本当に幸いなことに、からまるは今の書籍編集という仕事が、やりたいこととおおよそ合致しているのですが、今の生活を維持するために夢を諦めていないか?と問われると、ちょっと考え込んでしまうところもあるんです。たぶん、多くの方もそうではないかと思います。働き方の本というと最近は若い人向けのものが多い中で、『未来の働き方を考えよう』は成長を諦めたくない大人が読むのもいい本ですね。

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このページは、karamaruが2013年7月 1日 15:50に書いたブログ記事です。

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