「これはゴーストの仕事だから」。

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こんにちは、からまるです。

上阪徹さんの新刊『職業、ブックライター。 毎月1冊10万字書く私の方法』にまつわるエントリの、さらに続きです。

「いないこと」になっているゴーストライターと呼ばれる人たちは、どんな人たちなのか。皆さん、プロのライターさんです。忙しい人ばかりです。取材して雑誌記事を書く人が多いですね。最近は雑誌の数が減っているので、ウェブに活躍の場を移している人も多い。企業広報誌でばりばり書いている人もいます。締め切りギリギリまでいい仕事をして、鍛えられています。

皆さん、そうした仕事を誇りにしていらっしゃいます。当然ですよね。文章を書くことによって、知識や情報、ものの見方・考え方、人生のヒントを世に送り出しているのですから。それを読んだ人が幸福になるのですから。素晴らしい仕事です。

「いないこと」になっているゴーストライターの仕事も、この意味ではまったく同じ素晴らしい仕事なのです。本一冊分ですから、記事数十本もの分量になるのです。そこまでやっているのに、「あの本は私が書いた」と名乗れない。だから、ライターさんのほうも「これはゴーストの仕事だから」と、仕事の姿勢がちょっとばかり違ってしまう。それはそれで無理ないことだと思います。

『職業、ブックライター。』で上阪さんが他から取材した例を書いているのですが、そのせいで荒れ気味の現場も実際にあるのです。締め切りが守られない、出来の水準で著者や編集者ともめる。からまるもいろいろと経験したものです。

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このページは、karamaruが2013年10月11日 19:57に書いたブログ記事です。

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