『カッパ・ブックスの時代』からもわかる、がんがん書けるライターさんがいて初めて面白いベストセラーができるということ。

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こんにちは、からまるです。

さて、上阪徹さんの新刊『職業、ブックライター。 毎月1冊10万字書く私の方法』にまつわる話で、「いないこと」になっているゴーストライターという存在について。最近読んだ『カッパ・ブックスの時代』(新海均・著、河出書房新社)という本の中でも触れられています。

1950年代半ばから70代半ばにかけて驚くほど多数のベストセラーを連発した「カッパブックス」は、読者の欲求をくんだ編集者が企画を考えて、著名な専門家を著者にして出す、後の社長の神吉晴夫さんのいう「創作出版」でした。今では当たり前の方法論ですね。この本にも真正面からは書いていないのですが、こういう方法論ですから、そのうち多くの本の執筆をライターと編集者が行ったと思われますし、そのような記述がたくさんあります。

たとえば、その後、「ゴマブックス」のごま書房で活躍したフリーライターの渡辺悠人さんという方は、「ごま書房で八年間、100冊の本を作った」と書かれています(p152)。8年で100冊ということは、1年で12冊以上の本を書いていたことになり、上阪さんの「毎月1冊」をも上回るハイペースです。

このようにがんがん書けるライターさんに支えられたからこそ、「カッパブックス」などの新書群は、読者が読みたいと思える面白い企画を本にでき、ベストセラーを連発できたのだと思うのです。上阪さんとからまるが『職業、ブックライター。』を企画したときに考えたのは、まさにこういうライターさんにどんどん登場してほしいということだったのでした。

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このページは、karamaruが2013年10月18日 15:38に書いたブログ記事です。

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