長谷川幸洋さんの『2020年新聞は生き残れるか』を読むとわかる、すぐれた記者にあって、マスメディア全体にないもの。

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こんにちは、からまるです。

新刊『2020年新聞は生き残れるか』を刊行する長谷川幸洋さんに初めてお会いしてから、かれこれ6年くらいが経ちます。この間、「懇談」と名付けて、ときには素面で、ときにはお酒を交えて、何度もお話を伺ってきました。これはからまるにとって、教えられることが大変多い時間だったのです。

2008年刊行のデビュー作『官僚との死闘七〇〇日』は、第一次安倍政権での年金改革、税制改革、道路特定財源の一般財源化、国家公務員制度改革といった重要政策課題における改革で、官僚機構の中枢である財務省との攻防戦を描いたものです。この本はすでに絶版になっていますが、興味のある方はアマゾンのページにある「内容紹介」をご覧いただければと思います。当時のからまるが書いた文章ですが、我ながら熱い!

それはともかく、政権中枢でここまで改革にかかわった希有な経験をお持ちの長谷川さんは、安倍政権が終わった後、政権交代を経ても、つねに政局と改革の最前線に立ち、政治のキーマンたちに生身で接してきました。そのため、政治の分析がものすごくシャープで、「へー、そんなことになっていくのか」と、からまるは新聞やテレビで通常、見聞きするレベルとはまったく違う見通しを持つことができました。と同時に、マスメディアでは、長谷川さんをはじめとして、すぐれた識見を持つ記者がいるのに、どうして全体として、そうした記者の方々から聞くような秀逸に分析を見聞きすることができないのだろう、と思っていました。

『2020年新聞は生き残れるか』の原稿を読んで、その疑問が解けました。すぐれた記者にあって、マスメディア全体にないもの。それは、本書にある見出しの表現を使うと、「政治家が言わない話に迫る」態度だったのです。

このブログ記事について

このページは、karamaruが2013年11月12日 10:44に書いたブログ記事です。

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