ある喫茶店の隅で、西田宗千佳さんと一緒に声を発した「世界は一本の線になる!」

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こんにちは、からまるです。

もう一つ、今月末に出す本が、西田宗千佳さんの『顧客を売り場に直送する ビッグデータがお金に変わる仕組み』です。

西田さんといえば、IT・ネットワーク関係で、いつも最新の情報をカバーし、ネットメディアや毎月2回出している短編電子書籍「西田宗千佳のRandom Analysis」で、精力的にその取材成果と考察を発表していることで有名です。発表媒体はネット系が多いのですが、西田さんの取材はきちんとリアルで行い、IT業界でカバーすべき企業のトップやキーマンのほとんどにフェイス・トゥー・フェイスでやりとりしています。からまるの頭の中では、ネットのことなら西田さん、という方程式が成り立っているのです。

今年の春先、からまるは久々に西田さんにお会いしました。そのとき、からまるが携えて行った「お題」は、「なぜグーグルは日本で生まれないのか」というものでした。喫茶店でこのお題について意見交換すると、そんなふうにネガティブに見ることはないのでは?というお話。なるほどなー。そして、ちょうど西内啓さんの『統計学が最強の学問である』(2013年1月、ダイヤモンド社刊)がヒットしていた頃ということもあって、ビッグデータ関係で日本企業は実はいろいろと面白いことをやっている、そういうことを一つの世界観で書くほうが未来がある、という話の展開になっていったのです。

そのとき西田さんが興味を持っていたことの一つが、スマホの位置情報を使ったマーケティングです。多数の位置情報を集めることによって、ある属性の人々の行動パターンが分析できるため、逆に、特定の商品やサービスについてニーズのある属性がわかれば、その属性の人々を、スマホのアプリを使って、そこに誘導することができる、というのです(ネットワークに疎いからまるの雑な理解によれば)。

へー、それは面白いと思いました。たとえば、からまるが家を出る。スマホを起動すると、アプリ(たとえばARナビ)を通して、あなたが必要なものは、ここからここに行った、この場所にあると教えられ、地図上に表示される。あとは、その指示する方向に行けばいい。いちいち検索する必要がなく、そういえばあれが必要だったな、とリマインドする必要もありません。じつに効率的に時間が使えますよね。

地図で見ると、まるで一つの点から一つの点に、まっすぐ誘導されていくようなイメージ。これを、本書で取材に応じていただいたヤフージャパンで地図サービスの開発を統括されている方は、次のように述べたのだそうです。

「ルート案内を開始した時点で、地図は一次元情報なんですよ」(第二章「地図は「一次元化」する」p57)

なーるほど! 地図は平面の二次元情報である、とからまるの頭の中でこびりついていた常識が壊れました。地図はこの場合、「現地から目的地までを結んだ一本の線」(一次元情報)になるのです。喫茶店の隅で、西田さんとからまるは同時に声を発しました。

「世界は一本の線になる!」

このブログ記事について

このページは、karamaruが2013年11月21日 17:42に書いたブログ記事です。

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