こんにちは、からまるです。
もう半年以上前に出た本で、すでに大ベストセラー。いまさらという感じもしますが、『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』(岸見一郎、古賀史健、ダイヤモンド社刊)はアッパレ本としか言いようがありません。
わりと若い人向けに書かれているようですが、原因と結果から決定論的に考えることの罠、「課題の分離」をせずに他人の領域に土足で踏み込んでいく罪、そして問題のすべては人間関係から来るものであるが故に他人から逃げてはいけないことなど、からまるにとっても我が意を得るところが多かったですね。「一瞬で自分を変える」という自己啓発界のキーワードは、他のどの本よりも、この本のためにあるのではないかと思ったほどです。
それとともに驚いたのが、あとがきにあるように、この本の執筆が3年くらい前から始まっていたということです。執筆に当たったのは古賀さんですが、プロフェッショナルのライターさんだからきっと早く書き上げたのだろうと思っていました。そうではないんですね。どうしてこれほどの時間を要したのか、その時間がこの本の内容とどう関係しているのか、一度お伺いしたいくらいです。